民間施設で水泳授業
民間施設で水泳授業、経費削減に利点 福岡県古賀市 2008年9月22日 朝日
市立小学校のプールが老朽化したのを機に、福岡県古賀市は今年から、スポーツ施設での水泳授業を1校で試行している。移動に時間がかかるが、経費節減や教職員の負担軽減につながり、水質や安全管理の面でも利点が大きいという。市教委は来年度以降、この方式を他校にも広げる構えだ。
試行を始めたのは、市立青柳小学校(児童数314人)。今夏から市の健康文化施設「クロスパルこが」の屋内プール(25メートル、8コース)で授業をしている。
市教委によると、小学校の水泳の授業は年間8~10時間。6月から7月の夏休み前までが普通だが、青柳小では9月中旬まで泳ぐ。6月に気温が低くて泳げなかった学校があるなか、青柳小は水泳の時間を計画通り確保できているという。
05年にできた同施設は、民間のスポーツクラブが市の指定管理者として運営する。児童1人あたり1回150円(通常310円)の利用料で契約した。午前10時から一般利用が始まるため、水泳の授業は営業前の1~2時限目を充てている。
試行のきっかけは経費の問題が大きい。青柳小には35年前にできたプールがあるが、濾過(ろか)装置が不調で、補修費などに今年度は128万円が見込まれた。全面改修すると初期費用が1億1千万円。35年間使うとして保守、補修費を加えた年間経費は354万円と試算された。
一方、同施設のプールを利用する場合は、学校から1.6キロの道を市のバス(28人乗り)で送迎する費用と合わせても、年間81万円程度ですむという。
また、施設を使うと専門職員がいるため、学校のプールでの授業と比べて指導や安全管理を担当する教職員が少なくてすむ。年間を通じての水泳授業も可能なことや、紫外線対策のテントがいらないことも利点として挙げられている。久保田しげよ校長は「きれいな水で、子どもたちは喜んでいる。水質管理をしなくてすむのがありがたい」と話す。
一方、時間割りの設定が制約されるマイナス面もある。低学年の授業では水中ベンチを敷き詰めて水深を浅くしているが、学校の小プールを経験した児童の中には、やや深いので「こわい」という子もいるという。
市内には小学校が8校あり、市教委はプールの傷みが進む別の小学校でも民間施設の利用を検討している。市教委の長谷川清孝学校教育課長は「経費節減の観点だけで、全校が同じようにはいかない。移動に時間がかかる問題もある。適当な施設があれば、地域に応じた利用を進めたい」と話している。(八板俊輔)
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一つの試みとして注目したいと思います。屋根つきなのがいい、雨や寒さでの水温の低下の心配もなく、指導員の要員もふえるとか。深いのは困るのですがそれを差し引いてもテストケースに値すると言えます。プールの保守管理で学校現場はどれだけ忙しい思いをしているかを考えると。朝、担当(当番)の教師がプールの鍵をあけ、塩素濃度の測定、機械の濾過洗浄の切り替え、浮遊物(ゴミ)の撤去など教室で授業の準備もままならず仕事をします。毎時間ごとにプールの鍵をあけて入り、終わったら鍵を閉めて出ます。管理上のことで、休み時間に子どもが誰もいないプールへ入り事故をおこすことを想定してのことです。こんな手間暇を考えると、民間施設で水泳授業しいうのはどれだけ楽か、管理しなくていいわけですから。その鍵が途中どこかに置き忘れたり、子どもに預けたりすると所在が分からなくなり、次の学年が入ろうと思っても、鍵があかず、プールの前でだいぶ待つ、ということもありました。学校にプールがあるのは便利なのですが、考えて見ると忙しい教師の仕事をまた忙しくしているわけです。図書司書のようにプール管理専属の人がいるのなら別ですが。そこまで思ってこの記事をみて、うらやましい、注目したいと思ったわけです。屋根も魅力だし、行き来の時間のロスと深さが解消できれば、こちらがいいのではと思います。
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