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「心病む先生」15年連続増

「心病む先生」15年連続増 昨年度の休職 過去最多4995人
 2007年度にうつ病などの心の病で休職した公立学校の教員は、前年度より320人増えて過去最悪の4995人にのぼることが25日、文部科学省のまとめで分かった。
 心の病による休職者はこれで15年連続の増加。教員の間にじわじわと広がる心の病に、文科省は危機感を募らせている。
 文科省が公立の小中高校の教員91万6000人余りを対象に調べたところ、昨年度中に病気で休職したのは、全教員の0・88%にあたる8069人だった。このうち、心の病が原因だったのは4995人。病気休職中の教員の6割を占めた。心の病の教員は、調査項目に加わった1979年度は664人だった。ここ2年間は伸び率が鈍化しているが、94年度以降は毎年、数百人単位で増加している。
 こうした傾向について、文科省は、〈1〉部活動の指導や報告書の作成に追われて多忙〈2〉教員の立場が昔ほど強くなくなった〈3〉同僚との人間関係の希薄さ――などが原因と分析。同省が今年10月、外部に委託してまとめた報告で、「気持ちがしずむ」などのうつ病の症状を訴える教員の割合は一般企業の2・5倍だった。
 一方、わいせつ行為や飲酒運転などで懲戒処分となった教員は、1万2887人だった。北海道で今年1月に起きた時限ストによる処分者1万1899人を除くと988人で、7年ぶりに1000人を下回った。わいせつ行為で懲戒処分などを受けた教員は164人(前年度比26人減)。教え子や卒業生が被害者だったケースが45%を占めた。
 総務省は25日、2007年度中に懲戒処分を受けた地方公務員は2万326人(前年度比1万2735人増)だったと発表した。2万人超は1984年度以来で、北海道教職員組合の時限ストライキ参加者約1万2500人への戒告などで大幅増となった。休職などの分限処分は過去最多の2万2686人(同840人増)で、処分理由は精神疾患など「心身の故障」が97%を占めた。
(2008年12月26日  読売新聞)
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 「心病む先生」15年連続増とあるように大分前からこうしたことが把握できているのに何の対策もとってこない、これこそが大問題です。
文科省は、部活動の指導や報告書の作成に追われて多忙、同僚との人間関係の希薄さなどが原因と分析しているそうですが、ならば何故報告書の作成をへらさないのですか。他人事のような分析はこれこそお役所仕事です。同僚との人間関係の希薄も本人の責任ではありません。打ち合わせ、相談したくてもその時間が取れない現状に目が向いていません。一般企業の2・5倍というならもっと真剣にこの解決策を出すべきだと思います。

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中学校の給食事情 おかずをネット予約

新教育の森:様変わり、中学校の給食事情 おかずをネット予約、前払いで督促不要
ボックスランチ導入
 「初めは味にばらつきがあり、まずいと感じる日もあった。3カ月たち、今は毎日おいしく感じます」
 今年10月から給食を始めた東京都狛江市教育委員会の学校給食担当者は話す。ボックスランチと呼ばれ、民間業者が調理して弁当箱に詰めたもので1食300円。AとBの2種類があり、片方は卵を全く使わないアレルギー対応のメニューになっている。
 10月のある日のメニューは「鮭(さけ)のムニエルのトマトソースかけ」と「魚のホイル蒸し」。どちらも魚を使ったのは「魚は肉と比べて人気がなく、片方を肉にすると肉だけに選択が偏るため」(市教委)だという。
 生徒はボックスランチを食べてもいいし、自宅から弁当を持参してもよい。日によって給食を食べる人数が異なるため、事前に食材の量を確定せねばならず、最低7日前に予約が必要だ。保護者は事前に18回分5500円(手数料込み)を払い込む。入金確認後に予約可能となり、食べる日とメニューに印をつけたマークシートを学校に持参するか、パソコンや携帯電話からアクセスするネット上で予約する仕組みだ。
 前払い制は未納を防ぐ強力な手段だ。市教委は「給食費督促の負担がないので学校現場も歓迎している」と話す。
 東京都国分寺市や東久留米市など最近給食を始めた自治体の多くは、民間業者が作った前払い方式の弁当を配っている。最大の利点は、各校に調理室を設置して独自に調理するより費用が安いこと。配膳(はいぜん)の手間がないため、昼食時間が短い中学校のカリキュラムにも合う。
 「各校で調理したできたての食事を食べるのが理想だけれど、給食だけにお金をかけるわけにはいかない。民間業者の弁当を食べるのは、合理的な結論だと思う」。2年後から全市で順次、弁当形式の給食を導入する神奈川県相模原市で「市立中学校給食あり方懇話会」委員を務めた近藤郁恵さん(48)はいう。
 近藤さんは現在、中学1年生の娘に毎日弁当を作って持たせている。「3人目の子どもなので、弁当作りには慣れている。でも、働く母親としては、給食があると助かるのが本音。自分で作るとどうしても、子どもの嗜好(しこう)に合わせてしまう。給食だと食材も多様で栄養バランスも計算しつくされているので、期待できます」
親の愛情弁当も併用
 小学校は全員に給食を供給するのが一般的だが、なぜ最近の中学は希望者にしか出さないのだろう。相模原市教委学校保健課の三樹隆久さんはいう。「本当は全員に給食を出すほうがシステムを構築しやすい。でもこれまで弁当を作ってきた親の愛情も尊重したい。食材への不安から自分で作りたいという保護者もおり、業者と保護者の弁当併用になるのです」
 小学校の給食は全国でほぼ100%、全員に供給されているが、中学の実施率は都道府県によってバラバラだ。文部科学省の調査によると06年現在、100%実施は富山県と愛知県。多くの県は90%台で、50%以下は兵庫県や三重県など5県ある。中でも神奈川県(12・7%)と大阪府(10・2%)が際立って低い。
 文科省学校健康教育課は「学校給食法は、小中学校で給食を出すように努めることを定めている。国としては完全給食を望むが、判断するのは学校設置者の自治体」と語る。材料費は保護者、調理の委託費や栄養士の人件費は自治体が持つと決まっており、大きな財政負担に足踏みする自治体も少なくない。
 全国最低の大阪府は、高度成長期に学校建設に追われたことと、市町村の財政難が原因と見ている。府内では昼食を持参しない子もおり、欠食が問題化している。府は、府公立中学校スクールランチ等推進協議会を設け、市町村への財政支援も念頭に、給食のあり方を検討し始めた。
 神奈川県も横浜市や川崎市など大きな自治体が軒並み、給食を提供していない。横浜市は「中学生ともなれば、どういう栄養を取るのか自分で選択してほしい」と話す。
 給食実施にはいくらかかるのか。中学校30校で業者弁当を導入する相模原市では、初期投資として各校への配膳室設置で9億円を負担する。さらに毎年給食を続けるための人件費や委託費に年10億5000万円を見込んでいる。各校に調理室を作り、できたての食事を出す「自校方式」を望む市民の声は強いが、調理室設置には1校あたり3億円計90億円もかかり、現実的ではないという。
 あえて自校式を選択
 一方で、92年度から12年間かけ全中学27校に給食室と食堂を建設したのは千葉県船橋市だ。自校式への要望が強いうえ、市内の交通事情が悪く、弁当輸送方式では給食の時間に間に合わない恐れもあって決断した。自宅から弁当も持参できるが、給食人気は高く摂取率は97%にも上る。市栄養士の水野昌代さんは「食堂で教員も異学年も一緒に席につくので、リラックスした雰囲気で食事が楽しめる」と話している。
 業者の作る弁当は好評なのか。予約し忘れたら、どうなるのか。00年度からボックスランチ型の給食を出している東京都立川市で、ある中学を訪ねた。
 「いただきます」。生徒たちが6人ずつ、机を向かい合わせに並べ直して、昼食が始まった。献立はフライドチキンに野菜のクリームあえ、ゆでた温野菜だった。汁物は運ぶのが難しいため、みそ汁やスープは一切出ないが、生徒たちは「気にならない」と慣れた様子だった。
 骨付きの鶏肉にかぶりつくのが恥ずかしいのか、はしで肉をほぐしていた女子生徒は「毎日食べてるけど、味はまあまあ」。別の男子生徒は「おかずが冷えていて冬は悲しい」。食中毒防止のため、副菜は急速冷却して詰めており、湯気のたつ食べ物は望めない。健康的な薄い味付けだが、「物足りない」との声もあり、ご飯用のふりかけを持参する男子も目立った。
 友達からフライドチキンをもらって食べていた男子は予約を忘れたのだという。「うっかり忘れが時々ある。でも誰かがおかずを分けてくれます」。各校には2食分、業者の作った弁当の予備が配達されているため、現金265円を払って予約なしで当日食べることもできる。自宅からの弁当組は2割程度で、コンビニ弁当組は見かけなかった。
 立川市では5300円のランチカードを購入し、学校に備え付けた予約機で予約する仕組みだ。システムが老朽化し、管理や保全に手間がかかるのが課題だという。一方これまで8年間、給食費未納による欠損はゼロだという。
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 給食をめぐる状況ですが、忙しい学校の中で、低学年の準備も時間がかかります。なんでこんな盛りつけなんかしなくていけないのだろう、一人一人の一式のメニューの皿がぼんと出せれば簡単だなあと思ったこともありました。この記事は業者参入の見本とも言えますが、自治体が給食設備を設置するのに何億円もかかるという事情も反映しています。そうした採算や予算節減だけで決定できない大事な要素が子どもの教育や学校設置にあることを見落としています。冷たい食事、温かい汁物がないことにそれが表れています。弁当か給食か選択できるようになっていますが、本当はどうなのでしょうか。そうした冷たい給食を嫌って弁当の親子も多いのではないでしょうか。基本は完全学校自校方式の給食です。理由は簡単、それが教育的だからです。

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内定取り消し続出 各大学が「留年・出直し就活」支援

内定取り消し続出 各大学が「留年・出直し就活」支援  2008.12.28 20:54
 世界的な金融危機で、大学生の就職内定取り消しが相次ぐ中、留年することで、改めて「新卒」として出直し、就職活動を目指す学生に授業料を減免するなどの形で支援する動きが各大学に広がっている。大学生にとって、厳しい年末年始になりそうだが、各大学では「学生の不安が少しでも軽くなれば」と話している。
 就職活動は新卒が有利とされるため、内定を取り消された学生の中にはあえて1年間留年して、「もう一度、新卒として就職活動したい」という希望も想定される。今回の措置は、そうした学生の希望に応えるものだ。
 青山学院大学(東京都渋谷区)では、来春から1年間だけの特別措置として、卒業要件を満たしながら、内定を取り消された学生の在学を認め、1年間の学費を減免する方針を打ち出した。減免率などは今後検討する。
 同大では、経営破綻(はたん)や業績不振などを理由に、8人が内定を取り消された。うち5人は就職活動を再開しているが事態は深刻だ。同大は「学生の希望に沿えるように全力で取り組みたい」としている。
 学生1人が内定を取り消されたという工学院大学(東京都新宿区)。ほかにも学生4人が内定辞退を企業から促されており、留年を希望する学生に対する授業料減免の検討を始めた。「留年を勧めるわけではないが、学生の不安を少しでも軽減させたい」
湘南工科大(神奈川県藤沢市)でも、同様の特別措置を検討。内定を取り消された学生はこれまでに出ていないが、「先手を打って学生をバックアップしたい。4年間学んできた学生にとって不利益にならないようにしたい」という。
 一方、内定を取り消された高校生や専門学校生、短大生への支援を打ち出しているのは、長崎ウエスレヤン大学(長崎県諫早市)。内定を取り消された高校生らが入学試験で合格した場合、授業料を半額免除する奨学金制度を創設した。文科省も「こうした奨学金制度は聞いたことがない」としている。
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 内定取り消しは違法、こうした認識が広がりつつあります。会社企業がこんなに簡単に景気が悪いと言って取り消ししてもいいものか、企業努力と、内部留保などの体力があるのならこんな取り消しは行うべきではないと思います。就職活動は新卒が有利とされるというのはこの世界では支配的のようです。それは新卒でなかったら他の会社に就職したかもしれないということでしょうか。ここにも企業の勝手さが見えます。大学がこうして走り回り、自治体は雇い止めの人の雇用に奔走する、では企業や会社は何をしているのでしょう。それは缶ビールを飲んだ人が資源回収に空き缶を出して自治体の負担で回収している構図と同じです。

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ブラジル人学校、消えゆく生徒 失業の親、学費払えず

ブラジル人学校、消えゆく生徒 失業の親、学費払えず2008年12月28日
 日本の学校になじめずブラジル人学校に通う子どもたちが、その居場所も次々に奪われている。製造業の現場を支えてきた日系ブラジル人労働者たちが「派遣切り」などで職を失い、授業料を払えなくなっているからだ。冬休みが終わって新学期を迎える時、友だちはどれだけ減っているのだろうか。
日本語不自由、公立校に行けず
 1歳から中学生まで50人のブラジル人が通う滋賀県愛荘町のサンタナ学園で25日、クリスマスパーティーが開かれた。日系ブラジル人2世の中田ケンコ校長(52)の発案で、学校に来られなくなった子も集まり、久しぶりに70人以上が顔を合わせた。
 暗い表情だった子も、ケーキやプレゼントを前にして笑顔を取り戻した。「また来るからね」。そう言って帰っていった。だが、小学生の年代の男の子が泣きながら漏らした言葉が中田校長の胸に突き刺さった。「お父さんの仕事さえ見つかったら、すぐに学校に来られるのに」
 大手製造業の工場が立ち並ぶ滋賀県には、近畿で最も多くのブラジル人が住む。県内四つのブラジル人学校には今夏に602人が通っていたが、今月18日時点で2割減の470人に。ブラジル人学校を去ると、日本語が不自由で公立校に転入できす、就学しなくなる子が多いという。
 サンタナ学園では11月ごろから、送迎や給食の費用込みで3万5千円の月謝を払えなくなり、通学をやめる子どもが増えた。今年1月に18人でスタートした小学3・4年のクラスは8人に。さらに3人が年明けの新学期から来なくなる。工場で働く親の仕事がなくなるためだ。
 「払ったら食べられない。食べたら払えない」。親たちの悲痛な声が届く。クリスマス会を終えた中田校長は「次にこの子たちの笑顔に会えるのはいつなのか」と表情を曇らせた。
通学児、3カ月で半減
 幼稚園児と小学生が通う岡山県総社市のブラジル人学校「エスコーラ・モモタロウ・オカヤマ」。今月から通えなくなったアマンダ・サユリ・シルベストリさん(9)はうつむいた。「家で勉強していても、わからないことを先生に聞けない。友だちにも会えないし、つまらない」
 9月に24人いた児童が今月22日には10人になった。運営するNPO法人ももたろう海外友好協会の枝松孝典理事長(42)は「刻一刻と状況は悪化しており、年明けには児童がいなくなるかもしれない」と危機感を募らせる。
 日本の学校になじめず未就学となる子どもをなくそうと今年4月に設立。ブラジル人教員3人がポルトガル語や母国の歴史など、日本人ボランティアが算数や社会などを教えている。月3万円の授業料と、市の助成金や寄付で運営している。
 児童の親の大半は、派遣社員などの非正規労働者。10月から「授業料や給食費が払えない」との連絡が相次いだ。地元には、水島コンビナートにある自動車関連企業の下請け工場が多い。秋以降、非正規労働者の「雇い止め」や中小企業の廃業が相次いだ。ブラジル人労働者は4月の662人から今月18日時点で618人に減った。
 学校は、通えなくなった子どもに日本人ボランティアの授業だけでも無料で受けられるようにしてきた。今後、ブラジル政府に教員や教科書の支援を要請するという。
国内に100校、半分は私塾
 日系外国人の2世と3世には90年以降、就労制限のない在留資格が認められ、法務省の統計では在日ブラジル人は91年の11万9千人から07年には31万7千人に増えた。不況下で失業し、子どもがブラジル人学校に通えなくなるケースは各地で相次いでいる。
 海外日系人協会(横浜市)には、日系のブラジル人やペルー人から「会社をクビになり寮を出て行けと言われた」「子どもをブラジル人学校から退学させた」などの電話相談が1日40~50件寄せられ、昨秋の5割増。言葉の壁から非正規雇用者が多く、不況下では真っ先に切られやすい。
 同協会などによると、ブラジル人学校は国内に約100校。税制上の優遇や公的支援がある各種学校の認可を受けられているのはごく少数で、大半は私塾。運営費の多くを授業料でまかない、保護者の負担が大きい。
 日系ブラジル人のリリアン・テルミ・ハタノ甲南女子大准教授によると、ブラジル人学校は日本の学校になじめない子どもの受け皿になってきた。「日本社会がブラジル人の子どもの教育を置き去りにしてきたつけが、今になって表れている」と指摘する。(江口潤、高久潤)
 海外日系人協会はブラジル人・ペルー人学校などを支援する緊急募金を始めた。郵便振替で、口座名は「財団法人海外日系人協会」、口座は「00100・5・703428」。通信欄に「在日日系人緊急支援募金」と記す。問い合わせは同協会(045・211・1780)へ。午前9時半から午後5時半まで。29日~1月4日は休み。
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 親の首切りのあおりが子どもにきています。子どもには何の罪もないのにこれでは不合理です。一生懸命働いて企業を支えてきたのに、最も弱い所から首を切られます。
  日本社会がブラジル人の子どもの教育を置き去りにしてきたつけが、今になって表れているというのもその通りでしょう。政治とともに企業の責任も問われます。簡単に首きりをさせない措置が必要です。こんな規制が自由の法律にしてしまったのは誰でしょうか。

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冬休み:親子で冬を楽しもう 

冬休み:親子で冬を楽しもう 寒さ対策はしっかりと
 家族がそろう冬休み、こたつでゴロゴロはもったいない。寒いときこそ、外で体を動かしたいもの。親子で冬を楽しむ提案を集めた。【大和田香織】
 子連れジョギング、ワカサギ釣りキャンプ…専用ベビーカーも
 「父親が子連れでジョギングすれば、運動不足解消と母親の息抜きが同時にできます」。東京都渋谷区でベビーカーメーカーを経営する飯田美恵子さんはジョギング専用の「エアバギー・ラン」を8月に発売した。1台約6万円と高価だが3カ月で200台売れた。ハンドブレーキや、振動を伝えにくいハンモック式シートなどが特徴だ。夫婦で走るのが趣味という神奈川県藤沢市のフリーライター、前島大介さん(34)は知人に借りて走ったところ、いつもベビーカーに飽きてしまう1歳半の長女が喜んで乗ることに気づいた。「これなら家族で出かけられる」と購入を検討している。
 三輪ベビーカーを押して走るスタイルは90年代、米西海岸で広まった。スポーツウエアのニューバランス/NFC広報担当、佐藤和貴さんは「ニューヨークやハワイでも一般ランナーに交じって見かけます。教室に通い、チームを作る人もいる」という。日本も今、マラソンブーム。「道の狭い日本でも広い公園なら大丈夫」と育児雑誌で提案している。
自然を身近に
 子ども向けの野外活動を行う東京都府中市のNPO「野外遊び喜び総合研究所」は来年2月21、22日、群馬県の赤城山でワカサギ釣りの家族キャンプを開く。担当の中山佳奈さんは「前回は子どもたちだけでしたが、エサ付けで苦労していました。釣り好きのお父さんがいたら株が上がりますよ」と語る。
 初日は釣り講座と雪遊び、宿泊施設では、子ども同士、親同士、それぞれの部屋に分かれて泊まる。翌日はワカサギ釣りと天ぷらを楽しんで解散だ。しっかりとした防寒具が必要だが、「山の近くは、トレッキングや、動物の足跡探し、木の芽の観察など、冬の自然を楽しむ材料がたくさんあります」。キャンプの問い合わせは042・364・8031。
定番のスキー
 定番のスキーはここ2、3年で、子連れの旅行プランや宿泊施設が充実。スキー人口復活を狙う業界が力を入れている。近畿日本ツーリストの土橋修身さんは「大きなゲレンデなら、小さな子も安心して雪遊びができるよう囲いのあるスペースがある。小学生以下の無料スキー教室も増えている」と話す。
 人気は白馬や猪苗代、北海道なら留寿都(るすつ)が空港からのバスが多くて便利。富良野は最終日に、人気の旭山動物園に寄るプランもお勧めだ。選ぶポイントは、宿泊施設とゲレンデの近さ、早めのチェックインができるかどうか、など。子ども用スキーやウエアはたいていレンタルできるが、手袋は持参の方がいい。
毎日新聞 2008年12月28日 東京朝刊
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 冬休みの親子の楽しみ方をいくつか紹介していますが、アウトドアというか自然界に出ての楽しみ方です。寒い寒いと言っていないでこうした楽しみ方もいいのではと思います。スキーは、今学校でも体育の授業としてやる所はなくなりました。それがスキー人口の減少にもつながっています。一度親子で滑ると、その楽しさに子どももはまってしまうかもしれません。

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道徳をどうする どう考える  

 今年は石川県下でも多くの新規採用教師が生まれました。4月5日、そうした新採教師のためにと意識した第1回学習会を持ちました。ちょうど始業式を前にした時で多くの新採教師が参加しました。それぞれの状況を出し合ったり、所長や先輩教師からのアドバイスもあったりして素敵な来てよかったの会になりました。
 今年度の教育研究所の公開学習会はこうした若い教師の学びたい気持ちを大事にしながら続けることになりました。年齢も近い若手の先輩教師の実践報告、国語の授業のあり方を知りたいということで「スィミーの授業」の報告、算数の授業をどう扱えばいいのかでは「かけ算九九の指導」の報告にその流れを見ることができます。新採教師も入った事務局レベルで話していて、道徳の授業が分からないという話が出ました。今までのどの学習会もそうですが、新採教師のために設定をしてはきたのですが、それはまた私達(年配教師、退職者)の実践を振り返る機会にもなってきています。こうした背景として、昨年までの「全国学力テスト」の分析から、いわゆる「学力」やそこから強調される基礎基本では子どもたちに本当の力をつけることにならないのではないだろうか、やはりかっての民教連などの各サークルの実践が子どもの興味にもかなうし、子どもたちの発達に沿ったものであるし、教科の科学性にも立脚しているのではないかということがあります。そして、こうした実践の紹介を若い教師にも広げることが必要ではないかということです。
 そうした流れの中での学習会です。私たちももう一度民教連の実践を学び直す、そこにも意義を置きました。でも道徳はそうした民教連などの実践もないし、愛国心や規範意識の注入など煙たいやっかいな教科として私も見ていました。
 教育基本法の「改正」や改訂学習指導要領の実施で、週1時間の道徳の時間ばかりではなく、これからはどの科目にもそして教育活動全体にわたって道徳の観点が盛り込まれることになります。
「道徳をどうすればいいの」「道徳ってなあに」と教師たちの悩みは続出です。また、道徳は家庭にも忍び込みます。「学力向上のためには家庭もしっかり」、こんな内容で学校からのお知らせも届きます。私たちの考える本当の道徳とは何なのでしょう。そこで10月18日、今回は金沢大学の松下良平先生をお招きして、実践検討も踏まえながらこうした問題を具体的に話していただくことになりました。
 私個人としては、過去に特設道徳が登場した時から反対の意識があり、毛嫌いしていた道徳でした。天気のよい日には「先生、今日の道徳何?」と子どもに聞かれたら天気がいいから外で遊ぼうと子どもを連れ出したものでした。近くの公園に行って遊んだこともあります。でもこれが結構楽しく、教師にとっては息抜きにもなったのですが、そばのベンチで子どもと並んで座りいろんな話が出来たことはよかったことです。ある意味では道徳の時間として立派に成立していたことになります。 でも今はこんなことは出来ないし、こうしたことが順当だとも思いません。
私が以前何年間か学校での道徳担当だったことがありました。その時は前年の秋頃から次年度の道徳副読本を選定する仕事もありました。何社かの中から選ぶのですが、その会社が決まると、頼んでその副読本の年間カリキュラムのCDをもらい受け、それを修正して学校のカリキュラムに転用したりしていました。
 今、学校の状況は大きく転換しています。新採教師も経験豊かな教師と同じように立派な教師であることを求められます。間違いをいっぱいしても若い教師だからと大目に見られたのは昔、授業はうまくいかなくても休み時間子どもと一緒に遊び、放課後も地域を一緒に探検しまわって子どもと深い絆をつくっていたのは昔のことになりました。そうした新採教師の状況を的確につかんでいる記事があります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  『子ども・同僚・保護者の中で試行錯誤しながら教師は育つ』
 同じ時間を使っても、教師の力量を向上させるものとさせないものとがあるように感じます。これまでの教師生活12年の中で、何度も自分の意思と関係なく参加させられた官制研修。この研修は、私が教室にいて感じる問題意識とはまったく関係なくおこなわれます。どんなに素晴らしい話をしていたとしても、それは十分に私の中に吸収されず、教室で使われずに消えていってしまいます。
 よく覚えているのは、初任者研修のことです。教師になってすぐの自分は、「目の前の子どもだちとどのように向き合うのか?」「今のクラスの課題はなんなのか?」など具体的な問題について多く悩みをもっていました。しかし初任研での法規を覚えたり、子どもを管理するための生徒指導は、私の興味関心とは大きくかけ離れており、静かに時が過ぎるのを待つ時間となっていました。
 それとは対照的に、自分から選び参加した学習合やサークルでは、その何を学び取ろうか、自分の実践に活かせることはないかと考えながら入っていくものですから、自然と話される内容や具体的な実践を自分に取り込むことができたのです。研修とはそもそもが主体的なものであり、誰かに強制されるようでは、得られるべきものも得られなくなると思います。
 私が、いま、教師としての力量を向上させようと考えるとき、一番に思うのは、職場の同僚とともに子どもたちのことを考える時間を保障してほしいということです。職場の多忙化の中で、同僚とゆっくり話をすることができないでいます。もし時間ができたとしても、それは勤務時間をとうに過ぎた時間です。
 まだ時間に幾分余裕のある私としては、同僚とともに目の前の子どもたちについて話をすることは、非常に重要なものです。自分一人で抱え込んだ子どもへの指導は、知らず知らずのうちに一面的なものになってしまいます。いまの自分のクラスの状況と自分の指導を同僚に話すことで、違った視点から子どもたちを眺め、自分の指導をふり返ることができるようになります。いきづまっていた指導に明るい展望がもてたことも何度もありました。また、自分の悩みを同僚にうち明けることで、次の日学校へ向かう元気を得ることもできました。
 もし、いまの学校に子どものことや学校のことを語り合う時間が十分に保障されていたら、一人で悩み心を病む人もずいぶん減っているだろうし、もっと子どもたちに目を向けてよい教育ができると思うのです。
 また、教師の力量向上といったときに、「子どもから学んで教師は育つ」ということも忘れてはならないと思います。新任の先生を迎えた学校でよく聞かれるのが、「初任研なんかで、子どもと離れるより、教室で子どもと向き合っていたほうがよほど研修になる」というようなベテラン教師の言葉です。私の経験からも同感です。どこかで学んできたことも、目の前の子どもの実態と重なったときに、初めて活かすことができます。子どもと向き合うことなく、教師としての力量が高まることはないと思います。
 私は、宿題をやって来ない子にどのように向き合ったらいいのか、これまでもいろいろなことをやってみました。かつては、大きな声で叱りつけることで終わっていたこともありました。誰に対しても同じように指導しようとしたこともありました。
 でも、たくさんの子どもたちとふれ合う中で、宿題をやって来ない子も、それぞれに事情がちがい、ひとつのやり方でなんとかなるものではないことがわかってきました。「明日までにやってこよう」と約束を取りつければなんとかできる子もいれば、「休み時間に片づけよう」でなんとかできる子、一緒にやろう」
でできる子と、さまざまです。「宿題をやってくる」ことに執着していた自分の考えは、子どもとのやりとりの中で「達成感を味わわせ、自信がもてるようにする」というものに変わってきました。 これは、どこかの学習会で教えてもらったものそのままではなく、子どもとのやりとりの中で、子どもと自分にとって何か大切なことなのかを見つけたものです。
 日本の教育実践はこれまで素晴らしいものがたくさん積み重ねられています。でも、それを学んだからといってすぐに自分のものにはなりません。教師一人ひとりに個性があり、その人にあったやり方を見つけなければなりません。日々の実践の中で、試行錯誤をくり返す中で教師は育っていき、それは一緒に働く同僚や目の前の子ども、保護者の中でなのだと思います。
 「よい授業をしたい」「子どもたちが生き生きとする教室にしたい」という、教師ならあたりまえに感じる思いが、「毎日、帰宅は9時、10時」「休日は寝て過ごす」といった現状に押しつぶされています。行政には、「よりよい教育をしたい」と感じる私たちが元気になる施策を提示してほしいと思っています。  (1973年生まれ/いなば・たつや)クレスコ2008年2月号より
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 新採教師が学校の管理体制に自らをつぶされそうにならないか、職場での支援と協力体制がしっかり出来ているのか、言ってみれば厳しい状況の中でも、彼らの学ぶ意欲は十分です。
 テーマからして気楽な明るい話にはならないのですが、いくつかの点で道徳に対する認識を新たにすることになりました。
 いかによりよく生きるか、どう生きれば幸福なのか、これは文化を問うことだと言われたのですが、これが道徳なのだとの指摘には驚きました。
 見て見てと自分を見せることを強調する子が多いのですが、そればかりではない、聞いて受け止める、そしてそれを返す、これが道徳だとの発言にもこれまたびっくりです。なんとこれは私の場合、作文教育で実践検討を続けて来たものですが、そのステータスが同じなのです。越権行為です。えっ、道徳ってやっかいな不要のものでなくて正しい道徳は必要なんだと気がつきました。
 具体的には挨拶のことが話題になりました。呼びかけてそれに応える人間関係、相手がいて認めている関係、そうしたコミュニケーションがある中での挨拶が片方であります。他方、市場モラルが学校を含めあらゆる所に浸透し、摩擦を起こさない生きていくためのスキルになっています。つまりいい印象を与えるための挨拶、それはつまりお金に敬意を払っていることになる商業敬意というか、まず形がありきの挨拶です。今、学校での挨拶運動は、自発性から出発していないとすれば、後者の形の挨拶になります。市場モラルはここまで学校にも浸透しているということになります。
 参加者の発言で「先生の気に入られることを言っておけばいいよ」という子どもの醒めた様子も気になりました。そのことに気づかないで授業を進めている教師が実は問題なのですが。先生は、教師が日頃から道徳について考えることの大切さにも言及されていました。教師も一緒に考えるスタンス、それは人権のことであり、地球環境のことであり、平和でありいろいろです。徳目はどこにでも合わせられるので、そうしたテーマをうまく使うのも有効です。せっかく毎週ある道徳、このように使って実りあるものに出来るのではと思いました。
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 私はこの学習会で、道徳って必要なんだ、子ども達と未来を語り合う明るい展望を持ち合わせているんだと思いました。後日、それを裏付ける資料を目にしました。

 『道徳教育の普遍性』
 不幸なことであるが、道徳教育は明治維新以降、ほぼ一貫して国民のイデオロギー的統合の手段として利用されてきた。しかし、子どもの人格的発達にとって、道徳性の育成が重要であること、そのために学校教育が重要な役割を果たすべきことは変わらざる真実である。その意味では、われわれにとっての道徳教育の課題は、権力当局による道徳教育の政治的利用を防ぎながら、いかにして普遍的道徳的価値を子どもたちに伝えていくかにある。
 この点で確認しておくべきは、戦後においては憲法によって保障された良心の自由、学問の自由、国民の教育権、また近代リベラリズムの教育的表現である教育の中立性の原則によって、教育と政治を切り離し、普遍的な道徳教育を追求する可能性が大きく与えられているという現実である。
 もちろんその際、普遍的道徳価値についての一定の認識が求められることは言うまでもない。この点についてはかつて論じたことがあるので、ここでは簡単にまとめるに止める。
 普遍的道徳価値の根拠は、人間は自然的存在であると同時に社会的存在であり、また一定の社会関係をとおして対象に働きかけ、これを改変することによって生活水準を向上させてきた、自覚的存在であるという事実にある。このような人間の基本的存在様式は、古代から現代にいたるまで変わることはなく、したがってそれに規定された規範や道徳意識(具体同には自然の尊重、郷土愛、勤労精神、集団性や協調性、自律性など)が普遍的な性格を帯びるのは当然のことなのである。
 このような人間の基本的存在様式に規定された道徳の内容は、現在の道徳の指導要領に反映されざるをえない。問題は、そのような普遍的な道徳内容が、近代国民国家(ナショナリズム)の形成や、その時々の階級関係などによって、たとえば郷土愛がナショナリズムに回収されたように、変容され歪められ、一面化されてきたところにある。したがってわれわれの課題は、道徳の普遍的内容を国民国家的、階級的歪曲から守り、さらにそれを現代的な文脈(グローバル化や情報化、環境問題の深刻化)においてとらえ直し、子どもたちの人格形成に、いかに有効に生かしていくかにある。
  『道徳教育の現代的可能性』
 前述の教育的営為を遂行するうえで、現在の情勢は決して悲観的なものではない。というのは、たしかに新自由主義的教育改革は、学力の低下、二極化に象徴される教育的矛盾を生み出したが、他方で教育の規制緩和は、分権化などをとおして、地域や親の教育へのかかわりと、地域ぐるみの人格教育の可能性も生み出したからである。教師集団と親や地域が連帯して子どもの教育にかかわる現場には、国家権力といえども簡単に介入できない。
 加えて、グローバル化により国際的相互依存関係が強まった現在の国際関係において、偏狭なナショナリズムが体制公認のイデオロギーになることは考えられない。いかに保守派が反中国意識をあおろうとも、中国との関係を抜きに日本の経済はすでに成り立たないのである。やがて東アジアにおいても、経済的共同体がリアリティを増していくであろう。
それはいつの日か、EUにおけるような政治的統合へと発展していくであろう。資牛王義の発展白身が、そのような歴史の趨勢を生み出したのである。
 その意味で、国家主義的道徳教育の限界は明らかである。現在の学習指導要領・道徳において「国を愛する心」と同時に、「外国人の人々や文化を大切にする心」が強調されているのは、そのような時代の反映でもある。戦後60年を経過した現在の憲法体制とその平和主義、人権思想は、日本社会に着実に根付きつつある。
グローバル化の21世紀は、普遍的な市民道徳を本格的に展開できる可能性の時代なのである。              (京都橘大学 碓井敏正) クレスコ2008年8月号より一部引用
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 普遍的道徳的価値を子どもたちに伝えていく必要があること、現在の情勢は決して悲観的なものではなく、それは教師集団と親や地域が連帯して子どもの教育にかかわる現場には、国家権力といえども簡単に介入できないことからも言えるように21世紀は、普遍的な市民道徳を本格的に展開できる可能性の時代である、と述べています。こうした部分を読むと元気が出ます。
 松下先生も、「道徳は人権のことであり、地球環境のことであり、平和でありいろいろです。徳目はどこにでも合わせられるので、そうしたテーマをうまく使うのも有効です。」と述べています。担任の人は、子ども達と一緒に道徳の時間をどう使おうか、わくわくの気持ちが出てきたのではないかと思いました。

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2009年度政府予算案について

【声明】2008/12/24 『2009年度政府予算案について』
2008年12月24日 全日本教職員組合 中央執行委員会
 12月24日、政府は2009年度政府予算案を閣議決定しました。アメリカ発の金融危機に端を発した経済危機が、日本経済にも深刻な影響を与え、「派遣切り」などによる失業や、中小企業への貸し渋り、貸しはがしによる倒産を増大させています。こうした中、イギリスが消費税の引き下げを実施し、ドイツやフランスが雇用対策を強化しているように、外需依存、国民生活切り捨ての経済財政運営から、労働者・国民の生活重視、内需主導に切り替えることなしに危機を乗り切ることができないことは明らかです。政府は、国の予算編成を抜本的に切り替え、国民生活重視、雇用や経営を守る予算へと舵を切るべきです。
 しかし、閣議決定された予算案は、景気悪化などに対応するとして、地方交付税の1兆円上積みや社会保障費増額などで、08年度当初予算比5兆円以上の増額となったものの、大企業優遇、軍事優先、アメリカいいなりの「構造改革」路線を踏襲し、後期高齢者医療制度には固執するなど、引き続き国民に犠牲を強いるものとなりました。
 教育予算についても、5兆2816億円と08年度当初予算比78億円増額となり、「骨太の方針2006」と行革推進法による歳出削減、人員削減路線はそのままに、教育振興基本計画や改訂学習指導要領を具体化する予算案となっています。
 第1に、定数改善については、もともと概算要求段階でわずか1500人の改善にとどまっており、私たちの要求とはかけ離れたものでしたが、さらに削減され、実質800人の改善にとどまりました。これは、自然減の1900人を考慮するなら、1100人の人員削減となるものです。ただ、主に主幹教諭にかかわる定数が削減され、特別支援教育や食育での定数改善は、通級指導の改善が縮小されたものの、その他は概算要求どおりとなっており、不十分とはいえ、私たちの声を一定反映するものとなりました。
 また、非常勤講師については、1万4000人が計上されましたが、講師の確保に困難をきたしている現状で人員の確保そのものが危ぶまれる上、そもそも教育の継続性や同僚性の発揮の上で問題があり、正規の教職員こそ増員すべきです。
 第2に、教員免許更新制の講座開設者に対する補助は、山間へき地などでの開設以外は、認められず、概算要求の47億円は、10億円と大幅に減額されました。こうしたもとで文科省が強行実施するならば、講座数の確保や費用負担などでいっそう矛盾を拡大するものとなることが予想されます。文科省は、少なくとも2009年度からの実施凍結に踏み切るべきです。
 第3に、改訂学習指導要領の前倒し実施にともなう予算措置では、「首相特別枠」で武道場の建設補助について8割以上を復活し、理科や算数、道徳の補助教材についても、一定額を復活しました。これは、「愛国心」押しつけ、競争と格差づくりの改訂学習指導要領路線の推進を財政的に裏付けるものです。
 第4に、「骨太の方針2006」で2・76%の縮減を決めた教員給与について、2年連続となる義務教育等教員特別手当の縮減と「メリハリある教員給与体系の推進」として、障害児学校・学級に係る給料の調整額が縮減されます。恒常的な長時間過密労働が放置されているなか、教員給与については、地方自治体における独自削減の広がりに追いうちをかけるものであり、到底認めることはできません。
 第5に、私学助成について、高校以下は昨年度と同額を維持しましたが、大学部分は骨太方針どおり約1%削減となりました。貧困と格差が広がり、学費免除制度が国立・私立の別なく広がっているにもかかわらず、国立大学の運営費交付金の削減も含め、学生の負担増につながる重大な問題です。
 第6に、奨学金について、無利子枠を2000人増としていますが、その内実は回収を強化することによって財源を確保しようとするものです。内定取り消しなどの雇用不安が増している中、高学費に苦しむ学生の要求に応えるものとなっていません。返還免除や返還猶予などの措置を拡大すること、給費制奨学金を創設することこそが求められています。
 第7に、学力テストについては、約57億円とほぼ概算要求どおり認められました。しかし、結果公表など矛盾が深まっており、実施し続けることに多くの関係者からも疑問が出ているもと、こうした予算こそ削減し、他の条件整備に回すべきです。
 第8に、学校支援地域本部については、3400カ所での実施を見込んだ予算となっています。学校教育への介入につながる可能性のあるものであり、警戒が必要です。
経済危機によって、「子どもの貧困」問題がいっそう深刻となることが予想される中、子どもたちがお金の心配なく学べる環境を整備することこそが求められているにもかかわらず、そうした予算措置がされていないことは、「すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず」、「経済的地位」によって「差別されない」と定めている憲法や国際人権規約にも反するものと言わざるをえません。
 12月22日全教委員長は、直接、財務大臣に対し、子どもと向き合う時間を確保するための教職員の増員を求めました。全教は、今後、父母・国民や教職員、何よりも子どもたちの願いを実現する政治への抜本的な転換に向け、父母・国民との共同をいっそう強化し、全力をあげることを表明するものです。
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 これだけ世の中が大変だから教育予算もそんなにつけられないと思ってしまうかもしれませんがそうではありません。「子どもの貧困」問題がいっそう深刻となることが予想される中、こんな時だからこそ、子どもたちがお金の心配なく学べる環境を整備することこそが求められている、とあるのはその通りだと思います。
 にもかかわらず、そうした予算措置がされていないことは、「すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず」、「経済的地位」によって「差別されない」と定めている憲法や国際人権規約にも反するものと言わざるをえません、とあるのもその通りです。奨学金や入学金、授業料などは切実な問題です。また私立校への援助なども緊急をようします。教師をめぐっても非常勤講師を減らして正規採用の教師を増やすことも切実です。教員免許更新制や学力テストをやめ、その予算を他の所で適正に使うことも必要です。

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小、中など冬、春休み短縮

小、中など冬、春休み短縮 神戸市教委来年度から 年間授業時間の増加で(兵庫)
 神戸市教委は、来年度からの新学習指導要領の一部実施に伴い、年間の授業時間が増えることを受けて、市立小、中学校と特別支援学校の計258校の冬休みと春休みをそれぞれ1~2日間短縮して、授業時間を確保することを決めた。学校の管理運営規則の変更は、1月の市教育委員会に諮る。
 市教委によると、現在、4月7日までの春休みを同6日までに1日短縮。12月25日~1月7日の冬休みは、12月26日~1月6日に2日間短縮する。来年の春休みから適用される見通し。
 新学習指導要領では、小学校は2011年度、中学校は12年度から授業時間を増やすよう規定されているため、来年度から移行を進める。小学校の算数と理科、低学年の体育で新課程の内容を先行的に進めるため、長期休業の短縮や毎週の授業時間を増やして、年間35時間以上を確保する。5、6年生は総合学習の一部を外国語活動に切り替える。
 中学校では選択授業の一部が理科と数学に変更され、特別支援学校でも時間数を増やし、充実化を図る。
 また、小中学校では、校長の判断で夏休み中にも水泳指導などの授業が弾力的にできるようになるといい、市教委は1月8日まで、ファクス(078・322・6143)などで市民の意見も募る。(2008年12月23日  読売新聞)
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 年間の授業時間が増えることを受けて冬休み、春休みを減らすことは、子どもは賛成していないでしょう。そしてこのことは子どものためを思ってやっていることにはならないと思います。学力調査が他国と比べて劣っている、全国学力テストの結果がよくないという発想からいわゆる「ゆとり教育」の見直しが背景としてあります。でもよく考えてみると学校教育で培う資質や能力、学力はそうした点数で比較する性質のものではありません。国が事細かに学習内容の細部まで一律に決めるのも越権行為です。地方には特色があるように、学校はそれぞれの自治体が特色ある教育行政を行うものであって、国は大綱的基準を定めるので十分であり、教育内容には立ち入らない、これは以前の教育基本法の精神です。それを暴論と多数の暴挙でかえてしまったのが安倍内閣です。この基本法がいかに大事か改めて思います。

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全国交流研究集会、石川集会に向けて

全国交流研究集会、石川集会に向けて
あなたの力をかしてください。          2008年12月20日

2009年11月21日22日23日、山代温泉雄山閣で標記の大会が行われます。それに向けての公開企画が行われました。実質の準備会のスタートです。
 非正規雇用ストップ、解雇とか大変なことが多い世の中、学校の子どもも教師もそれに負けないくらい大変な日々、来年の大会開催の意味は大きいと思います。

文化で育つこと  川崎さん親子
 川崎さんの語りと親子での演奏、とてもよかったです。そうた?くんのギター、初めて聞きました。うまいですねえ。ギターが弾けなかった年少の頃はドラム(パーカッション)をやっていたとか、その時からリズムの感性と技量が磨かれてきたようです。音楽で親子が一つの舞台で共演できるなんて最高です。その川崎さんの作詞作曲の「ハコベの花」には涙しました。自分の辛かった教師生活の振り返り、それが出来てみんなの前に出すことは決断と勇気がいります。でもそうすることで何もしてやれなかったそうですが、担任の思いが歌で届くかも知れません。「運べ運べ 春を運べ どうかあの子に 小さな春を 運んでおくれ」の詞にそれが表されています。早春に咲くハコベと運べを掛け合わせたのはさすがです。歌にはこんな力と広がりがあるのかとこの時思いました。文化で育つというタイトルは、今度の集会の一つの内容になりそうです。

憲法9条を学ぶ
 金森さんは、幼児教育学科? の学生が作ったミニ絵本を紹介して、学生達の感性について触れました。ものごとをとらえるしなやかな感性とまっすぐ先を見据える展望を持った目(私はそんなふうに聞き取ったのですが)からは、暗いことが多い世の中でこんな子達がいることはまだまだ捨てたものじゃない、という所はそうなんだと思います。そんな子たちに元気をつけるためにも大人も元気と希望を持たなくてはと思いました。憲法に絡めて村山俊太郎のことをしゃべったのはよく分かります。川崎さんも3年生の子の日記を読むのが楽しいと言っていましたが、かっての綴り方教育、今の作文教育はこれから重みをますと思います。
 子どもにとって世界の憲法は「子どもの権利条約」である、これもよく分かります。その中の12条の1が(意見表明権)です。学校でもこの観点でカリキュラム編成や学校運営をしていくことがこれから求められるし、教育運動の課題にもなると思います。
40名が集まった20日の午前、素晴らしい晴天でした。県内の各分野の人の総力で来年の大会を成功させましょう。 

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メリット少なく3学期制に戻す

メリット少なく3学期制に戻す 来春から大阪・四條畷市 2008.12.18
 小中学校の年間課程を前後期に分ける2学期制を平成17年度から導入していた大阪府四條畷市が平成21年度から3学期制に戻すことが18日、分かった。年間授業時間を増やすことができるメリットがあるとしていたが「定期試験までの期間が長く、かえって子供たちが勉強しない」といった苦情が保護者や教職員から相次いでいた。市教委は「子供たちや保護者に不安を与え申し訳ない」としている。
 同市では市立田原中で平成17年度から2学期制を導入。その後、市内の全中学校4校と小学校1校の計5校で2学期制を取り入れた。3学期制に比べ、始業式などの学校行事が減る分、年間授業時間が20~30時間ほど増えるため、ゆとりを持った学校運営ができることが導入の理由だった。
 しかし、現場の教職員や保護者からは不評で、導入直後から苦情が殺到。「1学期の期末試験や通知票がなくなったので不安に思う児童生徒が増えた」「試験までの期間が長く逆に子供が勉強しなくなった」といった不満が出たほか「他の学校と学期制が異なるので試験期間中にクラブの公式試合が行われることもある」といった意見もあった。
市教委内部からも「導入を急ぎすぎた」という声があがり、今月11日の臨時教育委員会で3学期制に戻すことを決定。21年度から実施することにした。
 文部科学省によると、18年度に全国の公立小中学校に行った調査では小学校の18・1%、中学校19・9%で2学期制を導入している。大阪府教委によると府内では平成19年度、四條畷市のほかにも東大阪市、高槻市、大阪狭山市などの小学校103校と中学校49校で取り入れているが、一度導入した2学期制をとりやめるのは、四條畷市が府内で初めてだという。
 教育評論家の尾木直樹・法政大学教授は「2学期制は授業数を増やしたい学校側の意向で始まったが、授業時間増だけであれば、ほかにも工夫する方法があるはず。3学期制に戻す自治体が出ていることは、2学期制が日本の風土にあっていないと考えられる。これからも2学期制を取りやめる自治体が増えるのではないか」と話している。
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 実はこの2学期制の不評は現場では強くあります。昨日も集まりで中学生の一人の母親が嘆いていました。2学期制だと試験の範囲が広すぎて勉強の量が多くパンクしそうだ、と言うのです。この子のように頑張ろうとしている子はまだいいとして、上の記事にあるように勉強しない子が出ているとしたらこれは制度の欠陥でもあります。私も長く教師をやってきた身としては2学期制はなじめない、それは日本の風土にあっていないと上で指摘していますが、そうなのだと思います。であるならば、戻す決断は大事です。四條畷市はその点でよくやったと思います。どこかの市みたいに議員が質問しても、2学期制で大変円滑にいっています、と答弁する教育長がいるのですが、学校をまわって本当にそうした声を聞いたのか、怪しいところです。

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小中学校に非常勤講師1万人

小中学校に非常勤講師1万人 理数授業増加へ対応2008年12月18日
 小中学校の算数・数学と理科で来春から授業時間と内容が大幅に増えることに対応するため、文部科学省と財務省は16日、授業支援の非常勤講師を学校現場に配備できるよう、約1万人分の予算をつける方向で調整に入った。
 算数・数学と理科は国際的な学力調査でも思うような結果が出ず、教育の重点項目の一つになっている。新たに配備する非常勤講師は退職した教員を中心に活用することが考えられており、経験を踏まえてわかりやすい授業を展開したり、正規の教員と組んで少人数の授業やチームティーチングを進めたりすることが期待されているという。
 「ゆとり教育」への批判から学力向上の姿勢を明確にした新学習指導要領は、小学校で11年春、中学校で12年春に全面実施の予定だが、文科省は算数・数学と理科については来春から前倒し実施する。小学校では各学年で授業時間が週1コマ増え、中学でも1年数学や3年理科で週1コマ程度増える。
 文科省はこうした措置の「円滑な実施」のためとして、非常勤講師を配置する予算を求めていた。厳しい財政状況のなか、財務省と調整した結果、予算措置は「1人当たり週12時間教えると計算して非常勤講師約1万4千人分」の56億円程度とし、このうち約1万人分を理数教育に回す方向になった。残りの約4千人分は、外国人の子どもへの日本語指導や食の教育、特別支援教育などのために活用するという。
 文科省は、正規教員についても定員の1500人増を求めていたが、結局約800人の純増でまとまる方向だ。(上野創)
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 講師といえども増えるのはうれしいことですが、なぜ算数、理科なのか、学力テストの結果が低かったから底上げするためというのは、いかにも姑息です。各教科のベースとしての学力は国語にあるし、音楽、図工などの情操の涵養も欠かせません。点を上げるんだぞといわんばかりのこの予算措置の方向は税金の使い方として、また学校現場の意向も聞いていないということで、不適切です。

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聞こえますか心の叫び

【聞こえますか心の叫び】「児童精神科」を診る(上)  2008.12.16 08:01
 落ち着きがない、キレやすい、不登校や不眠、鬱病(うつびょう)といった症状を訴え、児童(小児)青年を対象とした精神科を受診する子供が増えている。国も、地域の拠点病院を核とした関連施設の連携を推進している。しかし、病院、医師とも不足しており、対策は十分とはいえない。子供はなぜ心を病み、大人はどう救おうとしているのか。一般にはなじみの薄い「児童精神科」の現場から、現代が抱える「病」を探った。(中島幸恵)
 ≪病名がひとり歩き≫
 師走の寒風が吹きつける平日の昼下がり。東京都立梅ケ丘病院(世田谷区)の外来待合室には、診察を待つ小学生から高校生ぐらいの子供と、その親が次々と訪れてくる。風邪や腹痛で来院する小児科の受診者に比べ、症状は分かりにくい。
 同病院は、主に18歳未満を対象とした精神科の専門病院として、全国最大の規模を誇る。外来は、(1)自閉症・精神遅滞の幼児(2)勉強が苦手(LD=学習障害)、落ち着きがない、キレやすい(ADHD=注意欠陥・多動性障害)(3)摂食障害、引きこもり-と3つの専門に分かれ、1日の受診者数は140人近くに上る。
 中でも、大半を占めるのが発達障害の一つ、ADHDの子供だ。
 「原因について仮説はいろいろあるが、はっきりとしたことは分からない。ひと昔前なら、『ちょっと変わってるな』と見過ごされてきたが、ここ数年、授業中に歩き回る子供の存在が注目される影響からか、『わが子もそうではないか』と不安になって受診する母親が殺到している」と市川宏伸院長は分析する。
 母親がインターネットでADHDなどに関する情報を集め、あちこちの病院で受診したものの、診断名がそれぞれ異なり、余計心配になって駆け込んでくるケースが後を絶たないという。
 市川院長は「ADHDへの正しい知識を持たぬまま、混乱している親が多い。子供がどういった症状で、何に困っているか整理せず、病名だけがひとり歩きしている」と困惑顔だ。「大切なのは病名ではなく、疑われる症状に基づく社会的不適応を少しでも減らせるようにすること」と市川院長は訴える。
 ≪予約は半年待ち≫
 子供専門の精神科クリニックも目立つようになってきた。
 尾山台すくすくクリニック(同区)の新井慎一院長は、梅ケ丘病院の医師から2年前に独立して開業。受診内容はADHDのほか、自閉症やリストカットを繰り返すといった深刻な症状から、乳幼児を持つ母親の育児不安にまで及び、現在、新患予約は半年待ちという状況だ。
 「地域に根ざしたクリニック」という特色を生かし、幼稚園や学校、保健所とも連携。患者である子供が通う学校の先生を交えて話し合い、授業や日常生活への理解、改善を求めるようにしている。新井院長は「子供を取り巻く社会が正しい情報を共有し、その子に合った対策をともに考えるのが大切」と話す。
 ≪関係見直しで改善も≫
 「精神科」に比べ受診に抵抗感の少ない一般の小児病院でも、不登校や不眠、情緒不安定といった心の不調を訴える患者が目立つ。
 バニーこども診療所(横浜市磯子区)では、専門の心理士のカウンセラーを置いている。親子で受診する際、互いに背中を向けたまま、顔を見て話そうとしない様子に異変を感じるという箕原豊院長は「親子関係を見直すことで、ほとんどの症状に改善がみられる」と話す一方で、こう不安視する。
 「ゆとり教育のひずみからか、気力の劣る子供や、子の鏡として行動できない親が増え、漠然とした『心の病』にさいなまされ、『病気』ならば治す、といった認識が甘いのではないか」
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 病名が一人歩きというのは考え直すことです。どんな病名か診断を下すことが来院の目的でもないと思います。聞こえますか心の叫びというタイトルからは子どもの心を聞いてあげることが先と見ます。多少はかわった行動や考えをする子もいるでしょう、そのいちいちに心配な顔を向けるのではなく、子どもの話を聞いてあげることがどれほど効果的でしょうか。ADHDが多いそうですが、大人だってそうした傾向の人もいると思います。いろんな人がいて当たり前ですから、もしかしてと詮索して来院するよりも子どもの話を聞く、これが先だと思います。

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教員の負担軽減へ学校事務支援センター 

教員の負担軽減へ学校事務支援センター 出雲市が21年度開設2008.12.11 22:12
 教員の事務負担を軽減するため、島根県出雲市教育委員会が平成21年度から「学校事務支援センター(仮称)」を立ち上げることが11日、分かった。教育委員会が、学校現場の事務作業を一括して請け負うセンターを作り、教員の支援に乗り出すのは、全国でも珍しいという。
 センターは、建設中の市庁舎内に設置。全市立小・中学校49校が支援の対象で、各学校の教員が個別に行っている事務の一部をセンターで集約して処理する。学校事務職員や市職員ら7人程度を配置する予定で、関連事業費は約4000万円を見込んでいる。
 市教委が18年度に市内の小・中学校の教員約1000人を対象に「多忙感」について調査したところ、「大変ある」「かなりある」が8割を超え、その原因として半数近くが「事務処理」を1番にあげた。
 これを受け、校長らで組織する「学校事務改善検討委員会」が、旅費や教材などの備品、就学援助手続き、給食会計などの事務を共同で行うことを提案していた。市教委は近く、開設準備委員会を設け、具体案を詰める。黒目俊策教育長は「教員が、より子どもと向き合える教育環境にしたい」と話している。
 文科省初等中等教育局では「学校事務の共同実施は宮崎県などで学校が中心になって工夫している例はあるが、出雲市(のセンター方式)はユニークな取り組みだ」としている。
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 このセンターの発足はお助けマン的に存在にはなると思いますが、発想が逆のような気がします。事務量が多いからこのセンターを作るのではなくて、事務を減らすことが先ではないでしょうか。教師は子どもの教育をつかさどるのが本務ですからこうした事務は付随的と見るのが妥当です。その事務量を減らすことは本来の姿を取り戻すことです。4000万円を使うのももったいない話です。矢継ぎ早の調査、アンケート、報告はそれを本務としている役所の事務方の仕事かもしれませんが、その発想で学校におろしてくることは罪です。知りたいことがあれば担当者が学校に来て自分で聞き取り調べていくべきです。このセンターはそうした論調からすると正しく位置づくものではないと思います。

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祖父母の力授業に深み

 京都府の中央にある京丹波町の町立丹波ひかり小学校で、10日に行われた2年生の生活科の授業には、保護者とともにかっぽう着やエプロン姿の年配女性3人が加わった。同小に通う孫がいる祖父母らで作るGTAのメンバーだ。
 この日は、子供たちが畑で自ら育てた大豆を石臼ですりつぶし、きな粉にする。「ゆっくり回しや」「指挟まれないようにな」。3人が子供たちにやさしく声をかけて一緒に石臼を回すと、「きな粉のにおいがする」と子供たちから歓声が上がった。2人の孫を通わせる田端康江さん(65)は「何十年も前に少しやったことがある程度だったが、交流が楽しい」と笑顔を見せる。
 17日には、大豆を使ったみそ造りでも、GTAの力を借りることになっている。
 GTAの誕生は同小が2006年、地域住民らが学校運営に参画するコミュニティスクールに指定されたのがきっかけだった。以前から年1回の祖父母参観はあったが、祖父母の持つ知恵や技能を授業に生かせないかと考えた。
 全児童を通じて手紙で協力を呼びかけると、「紙細工ができる」「昔のおもちゃなら作れる」と応じる人が出てきた。その年の祖父母参観では、百人一首やわらび餅作りなど6分野で先生役になった。「元気をもらえたし、先生の苦労も分かった。できる範囲で協力していきたい」。参観後に出た意見が、同年10月のGTA発足につながった。
 メンバーは現在23人。裁縫や農作業などで教員の支援をしたり、戦争体験を話したり。学校が呼びかけると、メンバー同士や得意な知り合いに声をかけて仲間を集める。「教員も知らない、幅広い知識や技を持っている。体験者から学ぶことで深みが出る」と担当の堀下みゆき教諭(47)。
 2000年に2校の統合でできた同小は、敷地内に地域住民が利用できる「地域交流センター」を設けるなど、地域への開放を意識して作られた。ただ、住宅地とは離れた高台の上にある上、不審者対策もあって、開放が思うように進んでいなかった。
 指定をきっかけに、子供や孫がいない地域住民の団体約30人による「みのり会」も誕生した。組織を作ることで、活動が単発ではなく、継続的になっている。朝の本の読み聞かせ活動などもあり、校内には祖父母や地域住民の姿が毎日見られる。授業で知り合った子供たちから「今度はいつ来る?」と、町の中で声をかけられる場面も出てきた。
 「活動を通じて『学校のために何かやってやろう』という気持ちが住民の中に出てきたと感じる。前と比べて地域と学校のつながりは深まっている」。学校運営の方針を話し合う学校運営協議会の山崎博会長(75)は目を細める。法貴(ほうき)雅男校長(55)も「より学校を理解してもらえる。地域に見られることで学校側も緊張感が生まれる」と語る。開かれた学校作りが着実に歩みを進めている。
 GTA 「G」はグランドファザー・グランドマザーを意味し、PTAにならって名付けた。孫が通っていれば誰でも自由に参加できる。鳥取県南部町立会見(あいみ)小でも、同様の名称で、祖父母の団体が児童の学習を支援している。同小では入学時に希望を聞いて入会してもらうという。(2008年12月13日  読売新聞)
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 GTAとは、なんとなくほほえましさを感じます。祖父母の力を借りるのは賢明です。若い父母とは違った見方や技術を子ども達に伝えてくれます。祖父母もそうした交流でまた元気になります。もともと学校はこうした地域に開かれたものであり、子どものいない住民も文化のとりでとして学校に地域の行事などで足を運んだものです。子供たちが畑で自ら育てた大豆を石臼ですりつぶし、きな粉にするなんて、なんとまあ素敵にことをやっているではありませんか。今多ったら、スーパーへ行けば、棚の隅っこに小さい袋できな粉があります。でも普段使う家がないと思うので知らない子も多いのではないでしょうか。そのきな粉は以前大豆から苦労して作ったことを祖父母から学べるなんて最高の学習です。こんな手間暇を省き見えなくしてしまった所に働く意味や知恵の伝承が失せてしまったのですから。

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図書館活用で学力アップ 

図書館活用で学力アップ 文科省、全国学力調査分析2008年12月16日
 小6と中3を対象にした全国学力調査をめぐり、成績が向上した学校を文部科学省の専門家会議が分析したところ、「授業で学校図書館を活用する」「地域への学校公開日を設ける」といった取り組みに力を入れているところが目立った。国語に力を入れた学校で算数・数学の学力が向上する傾向は、今回も改めて確認された。 全国学力調査は国語と算数・数学の2教科について、07年4月に第1回、今年4月に第2回を実施。専門家会議が15日公表した分析報告では、各教科のA問題(知識中心)、B問題(活用中心)について、今年の調査で高学力層(全国で成績が上から4分の1)が前回より10ポイント以上増えたり、低学力層(下から4分の1)が10ポイント以上減ったりした学校の取り組みを07年度と08年度で比べた。
 最も顕著なのは「学校図書館を活用した授業」。課題解決の資料を図書館で探す「調べ学習」などで、例えば算数の「知識」問題で高学力層が増えた学校群では、実践している割合が前回07年調査より11.6ポイント増の68.6%。同じく算数の「活用」問題で低学力層が減った学校群では8.6ポイント増の71.8%だった。自分で考えて学習に取り組む姿勢が養われ、成績の向上につながったとみられる。
 中学では「学校公開」の取り組みが目立つ。地域の人の授業参観など「学校公開日」を設けているところは、国語の活用問題で高学力層が増えた学校で7.7ポイント、数学の活用問題で高学力層が増えた学校では9.6ポイントの増。学校を外部に開くことが、教員の指導や子どもの学ぶ意欲に好影響を与えているようだ。
 一方、国語と算数・数学の関連では、例えば小6算数の「活用」問題で低学力層が減った学校群では、国語で「書く習慣をつける」取り組みをしているところが83.3%(前回比5.5ポイント増)。「読む習慣をつける」取り組みをしているところが81.1%(5.3ポイント増)だった。国語学習で出題内容を読み解く力が向上するとみられる。(上野創)
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 学校公開が本当にその根拠なのか曖昧だとは思うのですが、国語の読む習慣、書く習慣はその通りだと思います。その系列で図書館の活用が効果があるのも頷けます。作文教育も時間は削られ、指導する時間もありません。でも書くことは思考力を高めることになります。読書も同様です。その関係が見えてきたのなら、カリキュラムの修正を速やかに行い、書く時間と指導時間を増やす、図書館の司書の配置を含めた充実、そうした柔軟性のある施策を実行するのが筋です。

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「派遣切り」中高年がけっぷち 老親抱え、働き口なし

「派遣切り」中高年がけっぷち 老親抱え、働き口なし2008年12月15日7時5分
 不況と円高による不振に陥った製造業を中心に、リストラの標的になっている派遣労働者。その4分の1は45歳以上が占める。切られた中高年派遣は養うべき老親や子を抱え、次の職探しも若い世代より難しい、というがけっぷちに立たされている。
 瀬戸内沿いに工場群が広がる山口県防府市。今月、50歳の男性が1Kのアパートで荷造りをしていた。派遣会社にあてがわれたこの部屋を出て行かなければならない。「家電も家具も多くは備え付け。持ち出すものは大してない」
 昨年10月からマツダ(広島県府中町)の防府工場で働いていた。変速機の組み立てラインについていたが、今年11月、職場を追われた。同工場の派遣社員800人中500人の契約を、年内に打ち切る方針によるものだ。
 高知県出身。高校を出て就職した関西の商社では、バブル経済の崩壊でボーナスがほとんど出ない状態に。出費を切りつめる生活が続いた。96年、疲れ果てた妻に子2人を連れて出て行かれた。
 失意の中で商社を辞め、高知に戻って運転代行や浄化槽管理などをしたが、ろくに稼げない。訪ねた派遣会社で紹介されたのが、マツダの工場だった。「月25万円以上稼げる」との誘い文句に飛びついた。
 当初、工場は欧米向け輸出が好調で休日返上の増産態勢。家賃や弁当代などを引かれ、手元に月10万~15万円が残った。ところが株価急落後の今年10月、残業が急に減り、中旬に派遣終了の通知を渡された。
 改めて周囲を見渡すと派遣社員には同世代の他県出身者が多い。自分と同じ派遣会社の「同期」は3人。うち2人は九州と四国から来た40代だし、飲食店を閉めて関東から来た40代もいた。
派遣仲間のつてで12日、近くのアパートに入ったが、働き口が見つからなければ家賃が払えない。別の派遣会社を訪ね、「製造業以外で社宅付きの仕事を」と希望を伝えると、「全くない」とにべもなかった。就職情報誌で年齢不問の求人を探し、ホテルのフロント係に応募すると、「ほしいのは女性だ」と断られた。「正社員の求人は多くが40歳とか35歳とか年齢制限があり、なかなか難しいね」
 郷里の母親は70代。この夏、くも膜下出血で手術を終え、高齢者用の県営住宅にひとりで暮らす。5千円の薬を毎月送っているが、仕送りはこの1年間できなかった。長男として悔しく、情けない。
 携帯電話の待ち受け画面には、離婚前年の95年に撮った息子2人の写真がある。小学生だった上の子は大学生になった、と人づてに聞いた。(清水謙司、川田征男) 広島県府中町などにあるマツダ本社工場でも、12月中に派遣契約が切れる約800人の派遣社員のうち、半数近くが40代以上とみられる。
 これら派遣社員の大半は、既に5日付で契約終了となった。広島労働局はこれに先立つ11月13日~25日に緊急の「再就職準備説明会」を実施し、計262人が出席した。
 アンケートに答えた213人中、40代は74人、50代以上が33人と、40歳以上が過半数を占めた。少なくとも78人は派遣会社が用意した借り上げ寮に住んでおり、大半が「派遣終了後の住居がない」と答えていた。
 労働局が派遣会社などに問い合わせた結果によると、12月2日時点で新たな職場が確保されたのは、約800人中、派遣会社やハローワークを通じて決まった99人に過ぎないという。マツダの協力会社のうち30社でも、派遣社員など計447人の削減を実施したり予定したりしている。
総務省の労働力調査(7~9月)によると、派遣社員140万人のうち45歳以上は39万人と、約28%に及ぶ。5年前の同期は10万人で全体の約19%。「中高年派遣」は数、割合とも増えている。
 個人加入できる地域ユニオン(労組)の全国組織「全国ユニオン」が先月29、30日に実施した「派遣切りホットライン」でも、年齢が判明している約350人の相談者のうち、最も多かったのは40代(32.7%)で、50代(22.9%)と合わせ、過半数となった。「50歳を超えて次の仕事がない」「親は高齢で頼れない」など、切迫した訴えが相次いだという。
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 正月を前にして何と言うことでしょうか、住む家がなくなる、これは恐ろしいことです。45才以上の人に多いというのも深刻なことです。我が身も大変なのに親や子どもの養育も抱えいているからです。こうした深刻な事態に関わっている子どもも少なくないはず。正月を前に黙って見過ごすことはできません。何か打つ手はないでしょうか。
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命綱の灯油券、紙くず 発行の業者破綻、年金生活者直撃2008年12月14日
 1世帯当たりの灯油の消費全国一の青森で、「安売り」で名をはせた石油小売会社が経営破綻(はたん)し、前払い式の灯油券だけが購入者の手元に残った。倒産原因として指摘されるのが、原油価格の変動と「貸し渋り」。影響は、節約を重ねてきた年金生活者を直撃している。
 青森市の無職蝦名正子さん(75)は10月6日、昼のテレビニュースで「柿本石油」の全店舗が閉店したことを知った。540リットル、約6万円分の灯油券が手元に残った。灯油券を買ったのは、価格が上がる傾向にあった6月。「今後は(灯油価格が)上がっても、下がることはない」と言われ、買い込んだ。「見る目がなかった」と話す。
 2DKの団地に長男(39)と2人暮らし。FF式のヒーター1台だが、ひと冬で720リットル、ひと月では約150リットルの灯油を使うという。年金をもらう身には6万円は大きい。午後5時までは部屋の電気をつけず、テレビは極力見ないようにしているという。
 青森市内のパートの主婦(60)は、5月に買った約20万円分の灯油券を持つ。 夫(63)の年金と自分のパートの給料で合わせて約30万円の月収だが、そこから税金や各種保険料を払っているので、生活費は毎月ぎりぎり。冷蔵庫が空っぽになるまでスーパーに買い物に行かないようにするなど、日頃から倹約を心がけている。節約のため、冬場の室温を20度から18度に下げた。それでも月350リットルの灯油を使う。
 72年に創業した柿本石油は、04年以降、青森県内を中心に灯油やガソリンの安売りで店舗を拡大した。東京商工リサーチ青森支店では、破綻について、原油高で仕入れ費用が想定以上にかかり、利益確保が思うようにできなくなったのが原因、と分析する。さらに10月に記者会見した社長は、大手都銀から融資が受けられず、資金調達に行き詰まったことが原因の一つであると語った。
被害者救済に取り組む花田勝彦弁護士によると、事務所に設けられた相談ダイヤルには12日現在905件の相談が寄せられている。灯油券などの債権を届け出るための書類は約7千枚がはけた。しかし、同社は破産手続き中で、残っている財産が確定しても、税金や解雇された元従業員の未払い賃金が優先される。花田弁護士は「灯油券の返金は現状としては難しいといわざるを得ない」という。
 石油情報センターによると、灯油価格は現在、8月のピーク時よりも18リットルあたり約千円以上下がった。しかし、業界関係者によると、消費者の節約傾向が変わらず、需要が盛り返さないなかで価格競争が激化しているという。「価格の先行きも見えない。石油小売りにとって、相当苦しい時期はまだ続くだろう」と話している。(波戸健一、岡田健)
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 話の内容ががらりとかわり、この二つとも教育には直接かかわりのないことにも見えますが、でも命綱の灯油券が使えなくなったことも深刻です。灯油は東北の人達にとってはなくてはならぬもの必需品です。なけなしのお金で買った灯油券がこんなになるなんて、寒い部屋で過している子どももいるはずです。全国ニュースで広くこのことを知らせること、政治の緊急課題とすることを早急にとの思いです。

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学童クラブが楽しい居場所であるためには

、ゆうとをめぐって 12月10日

 最後の方で言い忘れましたが、いつもそうですが指導員の事例検討の報告が具体的で分かりやすいことです。これは日頃子ども達と密に接しているためだと思いますが、いつも若い指導員の真摯さも感じられ、そうした点からも具体的な分かりやすい報告になっているのだと思います。この若い人達ですから勿論対応や指導の間違いもあると思います。学校でも教員は間違いをいつも起こしています。ですから指導員だってミスをするのは不思議ではありません。ミスをなくして完璧さをねらうのでなく、人間ですから間違いに気づいたら子どもに謝る、その姿勢があればいいと思います。そうした姿勢がどの指導員からも感じられる、これも毎回思うことです。1年生のゆうとは、母にとっては大事な可愛い子です。公園などに行く時は母がついて行くくらいですから。幼児性を残しているゆうとは、かまってほしい気持ちがあり、靴下を振り回したり、指導員の制止を聞かずに逃げ回る時もうれしそうに止めなかったり逃げたりしている。そして友達との関わり方をしらないゆうとをめぐっての報告でした。自分の子がかわいくていろいろ意見も言ってくる母、そしてこのゆうと、指導員が取り組む時のポイントは何でしょうか。一つはこの母とゆうととがどのような状況の関係にあるのかつかむこともいるでしょう。また、ゆうとのことをもっと知るために、横に座らせておしゃべりの時間をとりこの子の思いを知ることもいるでしょう。このことはこれまでの検討会でも出てきたことでもあります。ゆうとは学校でおのこりがあり、遅く帰ってくることもありおやつの時間に間に合わないこともあるとのことでした。勉強のおのこりもあるようですが、どんぐりゴマを作っていてのこともあるとか。ここにポイントが一つあると思いました。学童でも牛乳パックでマフラーを作ったりの時は他の子は途中までしか続かないのに、ゆうとは根気があり最後まで作るとか。これだと思います。学童が楽しい居場所になるために、学校からいさんで帰ってくるために、このマフラーやどんぐりゴマの制作のコーナーをゆうとを含めた何人かの子で組織することです。勿論指導員も入って。そこでの熱中の、活躍の場をつくり、満足の時間を持つことです。その時間にしゃべりあいながらゆうとの様子をつかむこともできます。そして、そこでの光ったことやうまかったことを母に大げさに連絡することです、これだと思いました。母に振り回されても方向性は見えてきません。でもこうしたことで母が指導員の話を今以上に受け入れることが出来ると思います。まだまだかまってほしいゆうと、しばらくはこの子に指導員が一緒にいて時間をとることもいると思います。はやく学童に行けば優しい大好きな指導員がいると思わせることも必要でしょう。とりあえずはそうした所からスタートしながら学童が楽しい居場所にすることです。友達関係はそれと平行して無理のない程度で組織していけばいいと思います。
 でもトラブルの場合は、ゆうとの立場で処理するのでなく、相手の言い分もよく聞くことも大事です。そういう観点でたろうにも寄り添ってあげれば、たろうの暴力も減るのでは、と見ました。きれい事ではいかない図式ですが、学校にはない指導員と子ども達の関係はいつも新鮮です。

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教育ローン、大手行が争奪戦

  政府系の条件厳格化で好機2008年12月5日
 春の入学シーズンを前に、入学費用などを融資する教育ローンの顧客獲得競争が、大手銀行間で激しくなってきた。ライバルの政府系金融機関が融資条件を厳しくしたため、「顧客取り込みの好機」(大手行担当者)とサービス合戦に拍車がかかっている。
 先陣を切ったのは、みずほ銀行。1日から変動金利型で年3.275%、固定金利型で年4.350%と、従来の店頭表示金利よりそれぞれ2.3%幅優遇した。優遇期間は需要が多い来年5月29日までで、「優遇幅は過去最大」が売り物だ。 これに対し、三井住友銀行はローン審査の早さで対抗する。グループ会社の消費者金融大手プロミスの審査モデルを活用することで、18日から審査期間を従来の「約2週間」から「即日」にまで短縮した。金利は変動型で年3.675%とみずほの優遇金利に及ばないが、店頭のみだった契約手続きも全国に約700台ある三井住友の契約機からできるようにし、早さにこだわった。
 年間3千~5千億円程度といわれる教育ローン市場はこれまで、固定金利で年3.450%(保証料含む)と比較的金利が低い旧国民生活金融公庫の融資が半分程度を占めるとされてきた。10月にほかの政府系金融機関と統合して日本政策金融公庫になってからは「民業圧迫」との批判に配慮し、一部融資対象の所得制限を厳格化。その分、民間に顧客が流れるとみられている。(福間大介)
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 こんな世界ではもうはや入学シーズンを前に競争が激化しているんですね。何か活況の印象を受けますが、大手銀行にとっては願ってもない客として歓迎でしょうが、親の叫びや苦しみが聞こえて来そうです。教育ローンを組まないと子どもを大学にいかせられない現実、これも貧困の一様相です。その学生が内定取り消しで今困っているとか、これも規制緩和、自己責任の名のもとの無策のなせるわざです。その大手銀行、不況とかなんとかで中小企業への融資をしぶり、倒産が相次いでいます。見方であるはずの銀行が冷たい銀行に、その銀行が笑顔を作って顧客獲得競争をしても何か違和感だけが残るような気がするのですが。

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眠い

 朝、寒い日もあり登校も楽しくまた楽ではない日も出てきました。風が強く雨の日は最悪です。傘は壊れるし、濡れた服は、3時間目くらいまで乾きません、でも教室には暖房がはいっているようでそれは助かります。晴れた朝、とても寒い日が8日月曜日でした。子ども達水たまりの氷を見つけては大喜びです。雪も少し残っておりそれを見つけて触ってまた大喜びです。5年生の男の子が将棋クラブに入っていることを歩きながら話しました。6年生に勝ったとか、お父さんに習っていて、お父さんには負けるとのことです。将棋が強いお父さんに習って将棋がうまくなるっていいと思いました。4年生の女の子2人、歩きながらあくびをしています。昨夜、寝るのが遅かったようです。「テレビ?」と聞いたら、宿題のようでした。時間がかかるようです、いくつかの種類の宿題があるようです。それじゃ、出来なくて学校にくる子もいるんだねと聞くと、そうだと言っていました。何故宿題が多いのでしょうか。厳しくてびしびし宿題を出す先生が頼もしい先生みたいな錯覚があるようです。保護者の中にはそれを期待していてびしびししごいてと思っている人もいるようです。でもこれでは子どもが可愛そうです。寒い朝からあくびをして歩くなんて。

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高校入試 問題生徒をどう受け入れる

高校入試 問題生徒をどう受け入れる(12月8日付・読売社説)
 公立高校で不適切な入試が相次いで明るみに出た。背景に、生徒指導に苦慮する学校現場の姿が見えてくる。
 神奈川県立神田高が2005、06、08年度の入試で、服装や態度の乱れを理由に、合格圏内だった22人を不合格にした。
 問題は、服装や態度という要素が選考基準になかったことだ。
 県教委は、「選考基準にこの点を明示しておくべきだった」として、校長を更迭した。
 この“処分”に対し、県教委には約1400件、読売新聞にも約300件の反響が寄せられたが、9割が前校長を支持している。「入試にきちんとした格好で行くのは常識だ」という意見も多い。
 人生の選択の場にふさわしい服装や態度で臨むのは、確かに常識だろう。常識を選考基準として明示するのかという疑問は、もっともである。
 高校は義務教育ではなく、各校独自の基準があってよい。
 ただ、神田高の入試でも、内申書と面接だけで選ぶ試験で、面接態度が最低評価なら順位を下げることを選考基準に明記した際には、問題は生じなかった。
 他校との統合を控え、神田高は07年度にこの方式をいったんやめたが、09年度入試では復活させる。やはり明示するのが適切ということだろう。
 一方、東京都立日本橋高は、05年末に自主退学した2人が06年度入試を再受験した際、点数を改竄(かいざん)し、受験生62人中この2人だけを落とした。
 都教委は、改竄が虚偽の公文書を作成した犯罪にあたる可能性もあるとして、当時の校長らの処分と刑事告発を検討している。
 日本橋高の場合は弁解の余地がない。ただ、不合格の2人は、校内での暴力行為などを問われた事実上の退学処分だった。
 現在の都立高入試では、退学処分でも同じ高校の受験が認められている。暴力行為を犯した本人がすぐに再入学してくれば、被害者の生徒はたまらないだろう。
 校長の判断で、退学処分にした生徒は少なくとも一定期間受け入れを拒めるなど、応募資格の変更を検討すべきではないか。
 生徒指導の困難な学校には、教員を手厚く配置するなど教委による支援体制充実が欠かせない。
 親や小中学校教員の責任も重い。文部科学省の07年度調査では、児童生徒による暴力行為の件数は、小中高ともに過去最高だった。家庭でのしつけや道徳教育が、極めて大切だ。  (2008年12月8日01時41分  読売新聞)
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 この社説は今の学校の有り様について問題提起しているとも見ることができます。受験体制ですから成績がよければどこの学校にでも入れる、しかし生活態度や規律を守れない場合は入れないという現実、点数のよい子はよくない子を見下している現実、そして学校はやたら管理が厳しくて規律で縛る傾向がつよいという状況をどう考えるかということでもあるとおもうのです。もっと学校がオープンでフランクで権威的ではなかったら問題生徒と言われる子もそんなに、かたくなになることもないのではないか、とも思うのですが、甘いでしょうか。制服とスカートも膝上何センチと細かい規定のある校則、そうした息苦しさを感じる学校、それはそうした細かい規定を作らないと乱れていくということなのでしょうが、そこには子ども信頼のファクターはありません。オープンで子どもに依拠する学校づくり、そのことが求められているとこの社説から思いました。

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貧困から子ども救え

貧困から子ども救え 東京で市民集会 教育・福祉の連携強調
 「なくそう! 子どもの貧困 市民フォーラム」が七日、東京・池袋の立教大学で開かれ、福祉や教育の現場で働いている人や子ども連れの母親、研究者、学生ら約二百五十人が参加しました。
 同フォーラムは、子どもの貧困の実態を共有し、語り合い、政策的課題を明らかにしようと、浅井春夫立教大学教授、松本伊智朗札幌学院大学教授、湯澤直美立教大学准教授の三氏が呼びかけたものです。
 「子どもの貧困をなくす市民審議会」と題して各分野の八氏が、子どもをとりまく貧困の実態を報告しました。
 福祉関係の団体の代表は、母親のネグレクト(育児放棄)で八年間、風呂にも入れずシャワーをあびることもなく小学三年から中学三年まで一度も学校に行けなかった母子家庭の十七歳の女子のことを報告。施設職員に初めて会った時、「私、においますね」とつぶやいたエピソードを紹介して、子どもの権利侵害の根源にある貧困の克服のため、「教育と福祉、労働分野の運動が連携する必要がある」と訴えました。
 参加者からは給食の無料化など具体的な提案がありました。
 このほか、北海道大学大学院の大澤真平さんが若者たちへのインタビューから見えてきた貧困の実態について報告。寺内順子大阪社会保障推進協議会事務局長が無保険で医療にかかれない子どもたちの現状を紹介。加藤彰彦沖縄大学教授が経済的に苦しい中でも互いに支え合ってきた関係が崩れている沖縄の現状を話しました。
 集会では最後に、『子どもの貧困白書』づくりが提起されました。
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 子どもの貧困は、最も弱者である子どもにしわ寄せがみんな来るという点で、またそうした子ども達から声を発するということがあまりなく気づかないと言う点で深刻な問題です。同時に早急な対策と救済が求められます。またこれは、家庭個々の問題でもなく、社会全体での大人の暮らしにくさが反映します。そうした住みよい世の中に作り替えることとも関係します。学力向上も大事ですが、この問題もそれ以上の取り組み事項と言えます。

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明橋大二さんの講演

明橋大二さんの講演を聞きました。

 私がいろんな人たちのメンタルヘルスにかかわる時に、何でこの人達がこういう病気があったのだろうと考えます。
 実は子ども時代にいじめを受けたとか虐待にあったとか、子ども時代につらい思いをさせられてきている、ということが分かってきた。子ども時代に心のケアが出来ているなら大人になった時にこんな暗い病気にならなくてもすんだのではないか、そうした点から子どものメンタルヘルスに関心がでてきた。スクールカウンセラーも引き受けている、児童相談所の嘱託医ということで虐待の相談にものっている。
 わらっていいとものテレビに出て、子育ての情報を一番必要とする若い親御さんがどういう番組を見ているか、教育テレビではなくてバラエティを見ている、バラエティのある中で子育ての情報を伝えていく。
 子どもが犯罪を犯すと今の子どもは何を考えているかわからない、家庭の教育力が落ちていると子どもを否定するようなコメントが多く出される、でも本当の問題の根っこは自己評価、自己肯定感の極端な低さにある。これは自分に自信があるとかないとかのもっと以前のレベル、自分は生きている価値がある、大切な存在、それが持てなくなっていていろいろな行動が出てくる、こんな子が増えているのでないか。
 自分が役に立たない人間ではの集計で日本は54%、価値のある人間と思う日本は 31%、実に7割が生きている価値はないと自分のことを見ている。
 何故こうなるのか、子どもに対する大人の見方、子ども理解がまだまだ否定的な場合が多い。なんでこれくらいできんのか、甘えている、贅沢、こうした見方が背景にある。
 土台が自己評価自己肯定感、大切な人間、生まれてきてよかった、私は私でいいんだ、0~3才くらいでそうした土台が育まれる。その上が生活規律を体得する時期3~6才、そしてその上が勉強で伸びる時、6才~。この土台がしっかり育っていない所に問題がある。この時に勉強を押しつけてもなかなか身につかない。
 どうせぼくなんか、は自己評価が低いサイン、これが出てきたら叱ってはいけない、叱っていい子は自分に自信があって前向きな子、性格がおおらか、叱っていけない子は臆病な子、かっとなる子、この子は本当は臆病で傷ついている子。
 どうしてこう低い子になるのか、虐待を受けた子、いじめ、あんたなんかいらない、早く死ねば、こうした子にどういうふうに声をかけてやるか。もっと強くなりなさい、やり返してやれ、と返してもそれが出来るくらいならこんなに苦しまない、なんかおまえに悪い所があるんでないか、そんなふうに言われたら立ち上がれない。 親とのかかわりがうまくできない子、親が帰ってくると聞いてほしくて喋りまくる、かまってほしいからである。
 自分がいい子になって親からほめられることで親の関心をひく、大人からすると手のかからない子、大丈夫と思ってしまう、もっとかまってほしいといい子になっているのに気づかない。やがてそんな子が摂食障害などになる。泣いたり怒ったりだだこねたりマイナスの感情を親にぶつけて、受け止めてもらうことで子どもは安心する。
 手のかからない子は成績がよくても自己評価が少ない、最初に覚えた問題行動が殺人だったり自殺だったりする、それはマイナスの経験をして受け止めてもらったことがないから。ですからあまりいい子にしている時は大人は声をかけてやる必要がある、本当は何か言いたいことがあるのでないの、我慢しているのでないの、いやあ今まで気づかずに悪かったと言ってもらうことでほっとする。
 非行という問題の背景にも自己肯定感の薄さがある、生きている意味がないと思っている。しつけやルールではない。幼児期から人格が尊重される必要がある。
 大きくなっていても手遅れではない、サインを出してきた時に気づいてやってもう一度とらえ直しができる。学力としつけよりもっと大事なもの、それがこの土台。 教育再生会議もこの上の二つについての議論だけ、土台がほとんど論じられない。 この二つは目に見えて取り組みやすいが土台は見えない。
 子どもの心はどういうふうに大きくなっていくのか、依存と自立の行ったり来たりで大きくなっていく。依存は甘え、安心感それが不自由になってくる、自由になりたいそれが自立、でもやがて不安になり依存に戻る、この繰り返しが子どものペースで行われることが大事、ところがそうなってなく大人の都合で進んでいく。
 お母さんときてもお母さん忙しいの、あんた自分でやりなさい。子どもの自立は甘えさせないことと思いがち、でも自立のもとは意欲、その意欲はそれは安心感から生まれる。甘えた人が自立する、小学校の間くらいは十分甘えさせる。
 愛情は甘えがあって初めて子どもは大人に向けることができる、そうすると大人も子どもに愛情を向けることが出来る。子どもの心は卵みたいなもの、思春期は反抗期、中Ⅱあたり頃、くそばばあ、びみょうー、ふつう、などの言葉、それは安心感をもらったから反抗するようになったととらえる、健全に成長している。
 でもあの言葉なんとかならんか、今の子どもはこういう言葉遣いをするものなんだ、外国語ととらえて、「うざい」はかまわないでね、「ぶっころす」は分かっているんだよ、「くそばばあ」はおかあさんと翻訳しよう。
 だきぐせは悪くない、自立のためと言ってだっこしない方がよくない。
 聞くことで相手の話を引き出す、つまり相手の言葉をくり返すと相手は安心する。ところが私達はそうではなくてすぐ相手の話の答えを言ってしまう、ぐちをこぼしてもそれはあんたが悪い、というふうに。
 一番簡単なことは、「ありがとう」と言うこと。これは相手の存在価値を深める言葉、「ありがとう」をたくさん子どもにも使おう。
「くまのこうちょうせんせい」の絵本を読む、この話から頑張っても出来ないときもある、それを分かってあげることで子どもは力出す。
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参加者の感想から

人の関わりの原点を『くまのこうちょうせんせい』の本から言葉にならない心の育み合いの関わりを、宝物のように学べました。明るい、飾らない、心を寄り添える明橋先生の熱弁から分かりました。本当にいたみを寄り添えるひとりになりたいです。ありがとうございました。

 ありがとうございました。たくさんの気づきがあったのですが、胸がいっぱいで今はその気持ちを言葉にできません。ずっとお会いできなかった先生のお話を今日お聞きすることができて、本当に感謝です。

 人を思いやる心が子どもの自己評価を高めることにつながるのではないかと思いました。自分が今まで思っていた『常識』が根底からくつがえされたようにも感じました。すばらしいお話をありがとうございました。

 配偶者は以前、明橋先生とお会いしたことがあり、今日も追っかけのように参加していますが、本当にいいお話をされるし、講演内容を覚えておけるように2点の要旨にまとめてくださっていました。講演内容を覚えておけるようなアフターケアまでしていただいてありがとうございました。

 明橋先生の本(5冊持っている)、講演は何度聞いても(読んでも)よいものです。ほっとしますよね。今の子ども達は大変な時代を生きているなあと日々の事件事故を見聞きしながら、自分の子どもの学校生活を見聞きしながら感じています。明橋先生の言うように自己肯定を育むことができるよう自分は気をつけてきたつもりですが、子どもはどう受け止めているか、自分の子どもだけでなく、同級生や同僚の子ども達の抱えている悩みをどうやって解決させられるのか、教師と保護者が手を携えて頑張りたいですね。まずは心をやすらげる場を家庭でも学校でも作ることから。それには人づくりですよね。

 『人の心がわかる』『人の心がつながる』ということが子ども達とつきあっていく上で大切なことなんだと改めて感じました。大人も子ども達も一緒ですよね。つらい時は甘えたり話を聞いてもらえたり、そんな方がまわりにいるから、また自立の道が開けるのだと明橋さんのお話を聞いて思いました。先生のお話は何度聞いても楽しいですね。やっぱり講演会は楽しいのが一番です。楽しい話し方、深い内容でした。ありがとう。

 2つの大切なことを教えていただきありがとうございます。小さい時からの自己肯定感を持たせること、依存と自立の言ったり来たりで子どもが成長すること。今、学校へ1週間に1度行っています。話を聞いてほしい子が6人中3人います。もっともっとたっぷり聞いてあげたいと思いました。

 現場の多忙の中、頭の中がごちゃごちゃになり子どもの目線に立って子どもの言葉の裏にある思いをくみ取る余裕がありませんでした。今日の講演会で頭の中がすっきりしました。明日(月曜日)からのかかわり方に少し勇気がでました。

 明橋先生の温かい人柄があふれたお話でした。「ありがとう」をいっぱい使いたいと思います。今日はどうもありがとうございました。

 最近になって(子はすでに成人しています)やっと、頑張れから頑張っているね、と言えるようになりました。そうするといいですね。効果があります。大きな声を出せないひつじのお話もぐっと胸にせまりました。こんな子がいっぱいクラスにいます。この子たちの痛みをしっかり受け止めてやっていこうと思いました。

 私は小学校の教員をしています。私自身が低い自己肯定感なので、今日の講演を楽しみにしていました。大人の私でも心が少し楽になりました。子どもとふれあう時や会話を大切にすごしていきたいです。ありがとうございました。

 2歳の娘がいます。最近「やーなん!!やーなん!!」と反抗するようになって、イラッとしてしまっていました。先生のお話をお聞きして、土台の部分が育ってきたからだなあと分かり、自分にも自信が持てました。ハッピーアドバイスの本、日めくりカレンダー(先生のサイン入り)は、我が家の宝物です。お忙しい毎日、お身体に気をつけて下さい。

 2人の子ども(大人)のことを思いながら聞いていました。子育ては反省ばかりなのですが『一生懸命生きている心の痛みを解ることによって生きる力を育んでいくことができる』との言葉を頼りに、子どもへの接し方というよりは、心を理解していくことを大事にしたいと思います。今まであまり我が子のことを考えなくて話を聞くことはなかったのですが。

 明橋先生のお話は夏の養護教諭の研修会に一度お聞きしていましたが、今日もう一度お聞きでき、本当によかったです。つい、2~3日まえ、3年生の子がぐあいが悪くて熱は微熱だけど、心も体もゆっくり休ませてあげたいと早退にしました。その連絡票でおうちの方から「学校は神経質にならないでください。対応が間違っているように思います。」とお返事が来て少なからずショックでした。大人の前ではいい子になっている子で、春以来気になっていた子です。ああ、やっぱり甘えられないんだ、という思い、大人(親御さん)も頑張って頑張って仕事、子育てで大変なのだろうと思い直し、「今度一度ゆっくり話をしませんか」とおたよりしました。今日、明橋先生のお話をお聞きし、私自身の自己肯定感を支えていただいたような気もします。本当にありがとうございました。

 『依存と自立の行ったりきたり』このことをこれからの孫の子育てにまわりの親たちの子育てに生かしていきたいと思いました。これまで自分の子育てで何となく大事かなと思ってきたことが、きちんと理論づけて話していただき、自信にもなりました。『相手のことばを通す』『ありがとう』のことば、忘れずにいたいと思います。

 日本の子育てでネグレクトを含めた虐待が多いのは、ワークライフバランスの問題が背景にあると思われるが、この文科省調査を見るとそうばかりも言えないのかとも思います。この差の原因は何なのでしょうか。やはり大人たちの心の持ちようなのでしょうか。

 大人も子どもも自己肯定感を育むことが大切だとよく分かりました。今の日本のキーワードですもの、一つ一つ納得して聞き入りました。次は教師に照準を当てた話を聞きたいです。

 明橋先生の優しさは、私自身にも安心感をくださいました。『優しいな』と思ってくれれば子ども達も大人も心を開いてくれるものですね。基本的に大人としての心のありようをもう一度自覚させられました。くまのこうちょうせんせいもジーンとしました。明日からこの話を保護者の方にも伝えながら頑張ろうって勇気がわきました。ありがとうございました。

 6年前に本屋さんで本を見つけてから開橋先生のおっしゃっていることを心にしっかり入れながら子どもに接したいなと思っている小学校の教員です。4年前に美川文化会館でお話を聞いてとてもよかったので今回もぜひお聞きしたいと思ってまいりました。私のクラスの子ども達の中にも素直に表現出来ない子がいて、やはり強く叱るとうまくいきません。そんな時は失敗したと反省をし、明橋先生のおっしゃっていたことを思い出しながら対応していきます。最近ポツポツとその子が私に自分の思いを話してくれるようになりとてもうれしく思っています。今日は先生のフアンである母と一緒に聞かせていただきました。ありがとうございました。

 大切なことを教えられました。『ありがとう』の言葉を我が子にも、教室の子、学校の子にもシャワーのように伝えたいと思いました。

 0~3歳までの子育ては、私達の親、それ以前の親達が無意識にしてきた子育て流で良いのだと思った。寝る時間も親の傍(子ども部屋などなかった)、お乳は泣いた時にあげた(時間を決めての授乳、泣いても放っておく等は戦後の育児法則みたい)など基本的に赤ちゃんの欲求に応じてきたと思う。充分に甘えさせてこそ自立できることだと分かった。甘えてきたら年齢が高くてもおそくない、受けてあげてといいたい。

 小学3年生の担任を15年ぶりにしました。5.6年生のこだから成長過程の中で「どうせだめだし、、、」というのだと思っていましたが、久しぶりの3年生の口から「どうせだめだもの」の言葉を連発する子がクラスに2人も(24人中)いるのに驚いてしまいました。4月当初、「お話聞くの上手だね」「字がきれいだね」と言っても「どうせうそやろ、、、」と言われてしまい、どうしてなのと思いました。自己評価の低さからなのかと思います。ひたすら彼ら2人の話を聞く、ほめてやる、の2点を続けていますがやや不安でしたが今回の講演を聞いてちょっと安心です。
 
 子どもは依存しながら自立していく、というのを聞いて納得しました。でも甘えさせる限度は、甘えの中身は、、、といろいろ考えさせられました。

 子どもを否定的にしか見ない大人、、、怒らないようにしよう、ほめてあげよう、と思いながらいつい口やかましくなってしまう自分に反省しきりでした。0~3才の間に自己肯定感を育てあげなければいけないことがよく分かりました。それは人間が成長していく上でいくつになっても必要なのだということが分かって本当によかったです。ありがとうございました。

 本日はお忙しい中講演もして下さり本当にありがとうございました。子どもの自己肯定感が低くなっているのではないかな、と感じたことは多々ありますが、子どもだけではなく、私自身も自己肯定感を低く持ってしまうこともあるなあと感じました。子ども達が一人一人しっかりとした土台を築けるよう、今日の講演で教えていただいたことを少しずつでも実践していこうと思います。ありがとうございました。

 近頃、本講演の趣旨のような話をよく聞く機会があります。でも今日の話は格別でした。世の中の出来事や情報を無駄なものも含めてあまりにも多く聞き、しかも断片的に聞いて、あたかも十分に知って理解してしまったように錯覚していることに愕然とさせられました。一人の人間、ひとつの出来事、ひとつの言葉の持つ価値や意味するものにはすその広い背景があります。その背景を十分知り、理解すること、そのヒントを今日の講演で教えていただきました。ありがとうございました。
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 この講演を聞いて、手のかからないいい子にももっと目を向けていく必要を感じました。

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国語のおはなし一冊に

 「くじらぐも」など40年間の20作品2008年12月1日
 1965(昭和40)年からの40年間に、国語の教科書に掲載された20の物語を集めた「くじらぐもからチックタックまで」(税別1400円)が出版された。子どもの頃、おはなしが大好きだったという出版社代表の石川文子さん(47)がまとめた。子どもはもちろん、大人にも少年少女時代を思い出して読んでほしいという。
 教科書会社勤務などを経て、友だちと2人でフロネーシス桜蔭社(東京都三鷹市)を立ち上げた石川さんは6年前、65年からの全教科書を閲覧できる教育研究施設に通い、国語の教科書の変遷を調べた。「ゆとり教育」で薄くなった教科書の代わりに、おはなしを集めた副読本のようなものを出せないかと考えた。1~4年生用はすべて、5~6年生用も含めると約800冊を読み、作品の採用頻度などを調べた。
 それをもとに、3~4年生用の作品を集めた「おとなを休もう」を03年に出版。第2弾の今回は1~2年生用で採用頻度の高かった4作品と、前回の読者カードで「もう一度読みたい」という声が多かった11作品を収録した。
 リクエスト第1位は、先生と子どもたちがクジラの形の雲に乗って空を飛ぶ「くじらぐも」。採用頻度では、みんなでカブを引っ張る「おおきなかぶ」がトップだった。
 このほか、5~6年生用の教科書でリクエストの多かった「最後の授業」(アルフォンス・ドーデ)、「やまなし」(宮沢賢治)など5作品も掲載した。
 全作品に石川さんが解説をつけた。「くじらぐも」では、作者の中川李枝子さんに取材して聞いた「制作秘話」も収められている。
 石川さんは「読書によって子どもは自分とは違う世界を認め、他者を受け入れる心の訓練をする。えりすぐりのおはなしが並ぶ教科書は格好の案内役になる」と話す。大人が読んで得られるものも懐かしさだけではないという。「子どもの頃はわからなかった奥深さに気づき、思わず涙することもあるんです」(松村康史)
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 なつかしいタイトルが並びました。「くじらぐも」「最後の授業」「やまなし」などはとても懐かしく覚えているのではないでしょうか。私はこの他に「ごんぎつね」「手ぶくろをかいに」「大造じいさんとガン」「一つだけの花」などいろいろ覚えています。とても好きでした。『読書によって子どもは自分とは違う世界を認め、他者を受け入れる心の訓練をする』にも納得です。そして今大人が読む意味として『子どもの頃はわからなかった奥深さに気づき、思わず涙することもあるんです』ということもその通りだと思います。

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若者の夢を台無しにするな

社説:内定取り消し 若者の夢を台無しにするな
 大学4年の男子学生(23)が採用内定の取り消しを電話で通告されたのは2週間前だ。「君たちを受け入れる財力がなくなった」。内定をもらった他の6社を断って選んだ会社だった。10月の内定式で社長は「不況だが、うちは大丈夫」と言っていたのに裏切られた思いが募る。再び就職活動を始めたが、「だめなら留年も」と心は焦る。
 マンション分譲の日本綜合地所はこの学生も含め、いったん採用を決めた大学生53人全員の内定を取り消した。経済情勢の悪化を受け、業績予想を大幅に下方修正したばかり。「やむを得ない措置」と強調する。
 来春卒業予定の大学生や高校生らの内定取り消しが急増している。厚生労働省の緊急調査では、その数は11月25日現在、87社で計331人。年度途中にもかかわらず、金融破綻(はたん)が相次いだ97年度の1077人、就職氷河期が続いていた01年度の380人に次ぐ多さだ。今春の大学卒業者の就職率が96.9%と最高水準の「売り手市場」だったのに、米国発の金融危機が風景を一変させてしまった。
 内定通知を受けた学生は通常、他社への就職活動をやめ、その会社に入る準備をしながら社会人となる日を心待ちにする。人生の門出を目前に、希望を突然断ち切られる衝撃と心痛は計り知れない。企業のご都合主義で若者の夢を踏みにじることは許されない。
 採用内定は企業と学生との労働契約に当たり、取り消しは合理的理由があると認められる場合に限られるとの最高裁判例がある。地裁レベルでは、企業が経営上の理由で内定を取り消すには、正社員の整理解雇と同様▽どうしても人員削減が必要▽努力しても他に方法がない--などの厳格な要件が必要だとの判断も示されている。要は、よほどのケースでない限り、取り消しは認められないことを企業は肝に銘じるべきだ。
 経営破綻ならともかく、経営悪化を理由にした内定取り消しが331人中212人に上る。安易な取り消しはないか、厚労省は速やかに実態を調査し、適切な指導を行う必要がある。学生も泣き寝入りせずに、学校やハローワーク、労働組合などに相談し、企業に十分な補償などを求めてしかるべきだ。同時に企業はその学生の新たな就職先探しに最大限の努力を払う責務がある。ハローワークなどの支援も欠かせない。
 来春までに契約が打ち切られる派遣や期間工ら非正規労働者は厚労省の調査で3万人を超える。10月の有効求人倍率は0.80倍と4年前の低い水準に落ち込んだ。雇用情勢は悪化の道をたどる。
 90年代~00年代前半の就職氷河期は多くの年長フリーターらを生み出し、今なお正社員になれずに苦しむ人も多い。就職氷河期の再来を招かぬよう、政府は直ちに抜本的な雇用対策を打ち出さなければならない。 (毎日)
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 働くことは権利であり、社会の活性化にもつながり、生活の糧です。きちんとした収入があり購買力もあがれば景気もよくなります。こうした経済の原則がアメリカの不況のもろの影響で内定取り消しとしう事態まで来ています。ここに書いてあるように企業の身勝手は許されるものではありません。同時に投機マネーなる怪しげなもので市場や経済が振り回されることがないようにしなくてはいけません。8月頃はガソリン高騰で騒いでいました。こうした不安をあおるような社会ではなくいつも安定した暮らしができる社会は誰もが望みます。内定取り消しもそうした不安がないよう行政指導として強力なものが発動されていいのではと思います。小中高大と勉強を続けてきて、この段で取り消しとはひどすぎます。

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図書館 連日児童の列

  図書館 連日児童の列 松江市立城北小(島根)
 松江市東奥谷町、市立城北小(錦織明校長、574人)では毎朝、本を手にした児童が図書館の貸し出しカウンターに列を作るほど読書が盛んになっている。2001年、図書館に常駐する学校司書の竹中庸子さん(43)が着任し、話題の本や怪談の本を増やしたほか、畳やソファを置くなどくつろげる雰囲気作りを進めたのが功を奏したとみられ、年間貸し出し冊数は着任前の約4・5倍に増えたという。
 司書教諭は授業と図書館管理を兼務しなければならないのに対し、学校司書は図書館に常駐して書籍の仕入れなど管理に専念できる。竹中さんが最初に手がけたのは温かく親しみやすい雰囲気作り。お薦めの本を目立つように平積みにし、本棚の上にぬいぐるみや観葉植物を置いた。さらにソファ二つ、畳6枚を置いてくつろぎながら読めるように工夫した。
 購入する本の種類にも気を配った。児童に人気の怪談を増やし、映画にもなった「ハリーポッター」など話題の本や漫画をそろえた。「まずは本に興味を持ってもらうことが大事」と竹中さん。年間300冊を購入し、蔵書は現在約9000冊となった。
 こうした改革の結果、図書館に通う児童が増え、今では朝から畳に寝ころんで本を読む姿が見られる。貸出数は01年度に約1万冊だったのが、翌年には倍増し、昨年度は約4万4500冊に達した。
 ボランティアも陰で支えている。城北小の卒業生や保護者約35人でつくる「もくもくの会」は週1回、本棚の整理や本のカバーかけをし、児童に読み聞かせをしている。会員の松江市大輪町、主婦橋本桂子さん(41)は「カバー掛けは子どもたちにきれいな本を読んでほしいと思って続けています」と言う。
 さらに城北小では、児童が物語を創作する図書コンクールなどを毎年実施するほか、昨年度からは本を携帯できるように児童に本袋を持たせ、読書記録帳を兼ねたしおりを配った。4年昌子拓海君(10)は「字の多い本が好き。読書のおかげでいろんな漢字を読めるようになった」と話す。
 松江市教委によると、学校司書がいるのは小学校33校中21校で、来年度には全校に配置する方針。竹中さんは「物語をはじめ、伝記や科学物など様々な本を読むことで興味の範囲が広がります。もっと配置されれば、学校間の資料交換もやりやすくなり、より図書館を充実できます」と話している。  (2008年12月1日  読売新聞)
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 一人の学校司書がいるだけでこんなに違うんだなあと思います。常駐しているといろいろなことが頭に入り本の並べ方や部屋の配置まで見えて来る。ソファや寝ても読めるくつろぎもいいですね、あそこはいい、図書館へ行こうという気持ちにさせます。これだけ違うのだったら学校司書をどこでも配置してほしいと誰でも思います。それくらいの予算は出せるでしょう。ボランティアの本の整理や読み聞かせも大きな力です。いまこうした読み聞かせのグループが各地で広がり活躍しています。一人の学校司書からこうした広がりも期待できます。全国の学校に学校司書を。

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