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「小1の壁」を乗り越える

藤田です。 間もなく出来たてホヤホヤが届く3月号の「すくすく」は、小学校入学前後の悩み編です。答えてくれたのは、長~く小学校の先生をつとめ、いまは大学で教員志望の学生さんたちを教えている大和久勝先生です。
 小学校入学直後のわが家の娘の登校しぶりのことは、以前もちょこっとかきましたが、息子のときも少々手こずりました。
 入学間もなく、「ボク、ガッコ(学校)行きたくないよ~」(ベソベソ)が続いたある日。じっくり「なぜ行きたくないの?」「ガッコの何がいやなの?」を聞きだしてみました。息子の答えは、
「だって、だって、ガッコはまっすぐ並ぶんだもん~」(泣)
整列の練習のことを言っているらしい。あんた、まっすぐ並ぶのがそんなに辛いのか…? 
でも、よくよく考えてみると、息子にとって、“意味の分からない形式に自分を合わせる”初めての経験だったんですね。
当時、小学校の運動会が6月だったので、入学早々、毎日のように行進や整列の練習がありました。息子にしてみると、まっすぐ並んだり歩いたりすることに、なんの意味があるのかわからない。それを何度も練習させられる。その戸惑いを象徴したのが、「ガッコはまっすぐ並ぶんだもん~」だったのだろうと思います。
親にとっても発見の連続の日々でした。逆にいえば、それまでの保育園時代は、彼にとって、とても自然な生活だったんだなぁ、と。ガッコも、できるだけそうであってほしい。でも、現実には、「意味がわかんないけど、とりあえずやってみるしかない」ことが少しずつ増えていくガッコ生活。ベソかき息子も、時間をかけて少しずつそんなガッコに慣れていったような、結局慣れなかったような…。
ところで、息子の入学前に私が時々見た悪夢――。
息子が首から下げた鍵(当時は学童保育から帰宅して、自分でマンションの鍵をあける、いわゆるカギっ子でした)のヒモがからまって、窒息する~! という恐怖夢です。鍵をどこにつけたら一番安全か。ああでもない、こうでもない、と悩んだ日々でした。思えば単純な親でございます。
(結局、ビヨヨ~ンと伸びるヒモで、ランドセルにくっつけました)
いま「小1の壁」と言われます。保育園時代は共働きでなんとか乗り切ったのに、子どもの小学校入学を機に仕事が続けられなくなる――というケースがとても多いのです。
みんなで知恵を出し合いながら、「小1の壁」、乗り越えたいなぁと思います。みなさんは、子どもの小学校入学で、どんな疑問や悩みをお持ちでしょうか? 先輩ママの体験もお聞かせくださいね。
コメント
ぞぞさん、コメントありがとうございます。
わが家の息子たちの頃は(15年ほど前)、学童保育に親がお迎えに行くということはなくて、子どもが学齢期になると「お迎え人生が終わった~!!」と、解放感にひたったものでした(保育園とさよならする寂しさはあったけど)。
 子どもが1人で鍵をあけ、親が帰るまでしばらくお留守番しなくちゃいけない、というのは不安だったけれど、当時は今ほど犯罪や事故を心配することもなく、なんとかやり過ごすうちにだんだん慣れてきて…という感じでした。
今はお迎え必須の学童保育が多いと聞きます。子育て環境が厳しくなっていますよね。
ただ、小学生くらいになると、乳幼児の頃よりは、友人宅に預けたり預けられたり…が、やりやすくなりますよね。
数人のグループで、交替で当番を決めて、まとめて子どもたちを家に連れ帰って1時間ほど預かる。当番以外の親は、当番さんの家にわが子を迎えに行く――というふうにしている知人がいました。
保育園時代からのつながりがあったから、そんなこともできたのでしょうか。「ご飯作っている間、友達と遊んでいてくれる、という利点があった」と言っていました。めんどうくさいこと、トラブルも、いろいろあったみたいですが。
いろんな体験、聞いてみたいですね。
初めて投稿します。
「小1の壁」の特集、期待しています! 我が家も、長男が年中なので、1年後にはいよいよ当事者です。
 今年の年賀状で印象的だったのは、ママ友・パパ友数人から、「今年は小学生。ちょっと不安…」とか「大変なところです、学校というところは…」というようなコメントがついていたことです。そうなんだー、大変なんだー、でも何が…?とちょっと不安になっちゃいました(^^;
 年末、自分の居住地の学童について情報を集めてみたら、保育時間が延長しても6時までということが分かり、うわさには聞いていた「小1の壁」が、身に迫って感じられました。実家は遠くて頼れないし、毎日ファミリーサポートだとお金がかかりすぎるし…。みんな、どうしているんだろうと気になります。
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 あるホームページからの引用ですが、「小1の壁」というのは子どもの大きな環境の変化で戸惑うことが多いということと、親の仕事が大変ということなのかなと思って読みました。保育所だと5時、幼稚園だと2時頃まで安心して預けていたのに入学間もない頃は11時頃下校となります。そのためにも学童があるのですが。
 学校は大変な所というのはそうなんでしょうね。本当はのんびり子育て、のんびり自分育ての場であるはずなのですが。

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成績アップへ1億円支援

成績アップへ1億円支援 鳥取県が新年度予算に特別枠2009年1月30日
 鳥取県は、全国学力調査の結果を生かして小中学生の学力向上策に取り組む市町村への支援を柱にした、総額1億円の特別枠を09年度予算案に盛り込むことを決めた。
 学力調査関係では、元教員や大学生が教える放課後の「学習応援教室」、夏休みの「勉強合宿」など市町村が独自に手がける事業への助成を想定。平井伸治知事は朝日新聞の取材に対し、「基礎学力がつく市町村独自のドリルをつくってもいい」と話した。2月県議会で可決され次第、1事業200万円を上限に市町村から募集する。
 これ以外にも、朝食を食べる運動を進めるPTAの活動や、難関大合格をめざして複数の高校が開く合同勉強合宿などへの支援も始める。
 平井知事は昨年以降、全国学力調査の市町村別の結果を開示すべきだとの考えを示し、「(結果を踏まえ)地域で家庭学習の取り組みなどをするモデル的な市町村は手厚く支援していく」と話していた。同県は、全国学力調査の市町村別と学校別結果を09年度分から情報公開請求に対し開示することにしている。(井石栄司)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 分からない子をしっかり教えたり、基礎学力と言われるものを身につけさせるための基本はゆったりした授業の進め方と丁寧な指導です。ですから総額1億円の特別枠なんていらない、いるとすれば少人数クラスにするためと指導の手を増やすための教員の配置です。総額1億円あれば全県規模で少人数クラスが実現できます。 全国学力テストの弊害がここにも表れています。つまりそうした子どもに力をつける所に目がいっていなくて成績の県のレベルアップが見え見えだからです。全国学力調査の市町村別と学校別結果を09年度分から情報公開請求に対し開示するというのは、麻生首相が今給付金を出すけど、3年後に消費税を上げるよというあのトーンと同じものを感じます。

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子どもの表現を読み取り、その思いをつなげていく 

子どもの表現を読み取り、その思いをつなげていく 1月28日
       1年女子 モカをめぐって 学童指導員の事例検討会

 モカは明るく、楽しい性格で同じ1年生の男の子、女の子、誰とでも仲良くできる。甘え上手で3年生の女の子達と一緒にいることが多くかわいがられている。
父親、母親、ともに同じ勤務先。双子でモカは姉、同じ双子の妹、弟。
人なつっこくて甘えん坊の様子が6月頃から少しずつ変わってきた。片付けをせず赤ちゃんの真似をして「バブーバブー」と言ったり、腹を立てると目を合わせず聞こえないふりをする。母親の話では、家で双子の妹の方はしかられているモカの姿を見て、「あんなことすると叱られる」といろんな面で要領よく振る舞っているとか、喧嘩をしてもいつも先に泣くのはモカであることらしい。また弟の話になると普段あまり笑顔を見せない母親だが弟は可愛くて仕方がないらしく満面の笑みで話をしている。モカはよく転んでケガをする、そのたび「まった転んだか!! どんくさいわー」と呆れた口調で何度も言っていた。言われるたびにムサーイ顔をしているモカの姿を見て、モカなりにいろんな思いをしているのではと指導員も書いている。「ママはモカのこどばっかり注意するげんよ」とも。指導員が話を聞きながら「ほんとお姉ちゃんていっぱい我慢しとるよね。モカはえらいじ!! 妹や弟ってあまり怒られんしいいよねー」と言うと「そーねんてー」と大きい声で言いながら笑っていた。
 この状況からモカの捉え直しをどのようにするかということと、3年生の女の子がモカによくかかわって世話をしているがそこで必要なリーダー性について考えあった。
 大きな問題もなくどこにでもいる子、そしてもっと大変な子が高校、大学にもいることを考えると1年生のモカ、取り上げて検討するケースでもない気がするが、そこをとらえ直してみると、モカの心の重苦しさが見えて来る。そのとらえ直しがここでのポイントとも言える。
 それは上の状況から分かるように、母親や父親に自分も甘えたい、かわいがられたいとの気持ちとは裏腹にいつも注意される、転んだ時などでなじられる、弟をことさらかわいがる、これは1年生のモカにとっては大きな負担となっているのではないかというとらえ直しです。ですから、モカが赤ちゃんのように甘えたり、腹を立て貝のように口を閉ざし聞こえないふりをしたり、一見違う行動のようですが、私のことにも目を向けて、甘えたい、かまってという気持ちの同じ表現と見ることができます。そして片付けをしないという行為までも指導員に対しての気持ちのサインとも見る事ができます。そこを指導員や私達大人が気づくかどうかがポイントと思いました。
 3年生の女の子はモカが可愛いと思って世話していますが、その心のつらさまでは分かっていないようで指導員としては何かの形で伝えたり話たりしていくことがこの両者のつながりをさらに進めるためにも、また3年生がリーダー性を出し始めるためにもいると思います。今はリーダーとしての指導性をつかむ手前のつながりをつくる段階ですが、モコの心の様子を知らせることはいると思います。
 もう一つは母親に対してもモカのこの気持ちを学童であったことや話したことの報告として知らせていくことです。気持ち的には母親は分け隔て無くどの子も、と思っているようですがそこは人間です、どうしてもモカにつらくあたるようです。20代の両親、共働き、3人の子育て、ということを考えた時、理想の子育てが出来るはずがありません。
 ですから事実、モカが苦しんでいる時、それを表現から読み取り、少しでも気持ちに寄り添えることが出来るのは大人です。日々多忙な親が気づかないとすれば指導員がそのつなぎ役になることがいります。ここにもポイントがあると思いました。 レポートでは指導員はすでにそれを始めています。モカの黙るという行為は、自分はお姉ちゃんなのに要領のいい妹のせいで私ばっかり叱られてズルイ!!とか、弟のようにかわいがってほしいという思いの表れだったり、本当は言いたいことがいっぱいあるのに言葉にできなかっただけなのかとも思えた、とある所にもそれが見えます。また、モカが聞こえないふりをした時、できる限りゆっくり話ができるように場所を変えてみたり、話したがらない時は「何もしゃべらんでいいし、しばらくここに座っとろさ」と膝の上に座らせたり、ということをしている所にも見えます。若い指導員がそうした気づきでモカの思いをつなげようとしていることをみんなで学ぶ大切さをこの検討会でも感じました。

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鳥インフルエンザ:「怖い」飼育やめる学校多く

鳥インフルエンザ:「怖い」飼育やめる学校多く 専門機関が予防法を冊子に
 ◇「世話と観察が大事」
 鳥インフルエンザを恐れて、鳥たちを放置したり殺したりしないで--。家畜の衛生に関する調査・研究をする社団法人「全国家畜畜産物衛生指導協会」(全国衛指協、東京都文京区)が、学校や一般家庭で飼われている鳥類を高病原性鳥インフルエンザから守るためのパンフレットをまとめた。【田後真里】
 作製したパンフレットは、学校飼育用の鶏、チャボなどペット用の鶏、ダチョウ、アイガモの4種。A4判のカラー見開きで、それぞれの鳥の特性に合わせた病気の予防、病気の見分け方、対処法が具体的に示されている。全国衛指協は「鳥たちを避けるのではなく、毎日きちんと世話して観察することが大切」と訴え、文部科学省を通じて全国の小学校、幼稚園、保育園に配布した。
 高病原性鳥インフルエンザは世界各地で発生し、一部地域では人への感染例もある。世界保健機関(WHO)による報告では、死者はインドネシアなど世界各国で計252人(1月26日現在)に上る。
 国内では04年1月に山口県の養鶏場で79年ぶりに発生し、その後も各地で散発的に報告されている。「高病原性」とは鳥に対して感染や死亡率が高いという意味だが、「人への感染率が高い」などの誤った情報が飛び交い、多くの鳥が飼育を放棄される事態を生んだ。
 同協会と獣医などからなる全国学校飼育動物研究会によると、ペットが処分されるケース以外にも学校現場で当初、鶏舎の鳥を放置して死なせてしまうことがあった。その後は子どもに世話をさせず、教員だけで面倒を見る場合が多いという。
 しかし、国立感染症研究所(東京都新宿区)によると、鳥から人への感染は、病気にかかっている、もしくは死んだ鳥の体液や排せつ物との濃厚な接触でまれに起こるだけで、感染した人から別の人に容易に感染することはないと考えられている。
 全国衛指協の参与で農学博士の谷口稔明さん(61)は「学校現場の鳥やペットを遠ざけることは子どもたちの心の教育に逆効果なだけでなく、もしも鳥が病気になったときの発見も遅れる。感染の封じ込めもできなくなる」と話す。
 学校で飼育されている鶏類についてのパンフレットには、毎日フンを掃除して新鮮な水とエサを朝と夕の2回与える▽こまめに様子を観察する▽暑さ、寒さ対策をする▽野生の水鳥やその生活水に触れないように囲う▽飼育舎に感染媒体であるネズミが入らないようにする▽手洗い、うがいを習慣づける▽不審死、大量死した場合はすぐに家畜保健衛生所に連絡すること--などが書かれている。
 学校飼育鶏の冊子の作製に携わった西東京市の中川美穂子獣医師は「鳥たちが食欲をなくして、うずくまっているときは何らかの病気にかかっている可能性がある。日々愛情を持って接し、小さな変化にも気付いてあげて」と呼びかけている。
 問い合わせは全国衛指協(電話03・3833・3861)。
                  毎日新聞 2009年1月28日 東京朝刊
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 学校の飼育小屋から鳥がいなくなる所は顕著だと思います。小屋にはうさぎと鶏、ちゃぼ、アヒルなどがどこの学校にもいました。休み時間や生活科の時間にそこへきて抱っこしたり餌をあげたりと教科書にもあったのですが、鳥インフルエンザを恐れて、子ども達はそのそばへ行くことができなくなりました。自然と小屋に無関心になり、世話は教師と一部の担当委員の子だけになりました。生き物好きの子はたくさんいます。そして世話のうまい子もたくさんです。この生き物で癒される子も然り。風評が先走った感があります。心配なことは遠ざけて無難にすます学校の体質もあります。この記事のように偏見をなくすことが一番教育的ではないでしょうか。

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京都・洛友中の試み

 「これ食べなよ」。70代のおばあちゃんがアメを差し出す。時には野菜や手作りのチヂミ(韓国風お好み焼き)が教室に持ち込まれることもある。
 「いいです」。少年は表情を硬くしたまま、最初はしり込みしていたが、「ありがとうございます」と受け取るようになった。教員にも友達にもほとんど口を開かなかった少年は、文化祭にも積極参加し、昨春の卒業式では、卒業生代表として答辞を述べるまでになった。
 京都市立洛友中は京都府内唯一の夜間中学だ。廃校となった学校を利用しているため昼間は校舎が空いており、市教委が07年度から、不登校を理由に別の学校から転籍した中学生を受け入れる昼間部を開設した。定員10人で、現在は8人が通う。午後1時半から昼間部だけで授業を行い、5、6時間目は夜間部の生徒と一緒に、体育や家庭科などの実技を学ぶ。
 夜間部に通うのは、60~70代の在日韓国・朝鮮人が多い。口数の少ない中学生にも気さくに話しかけ、ペースに巻き込んだ。「変な気遣いもなく接するので、子どもの表情も和らぎ、会話が成立するようになった」。夜間部で国語を教える古川三枝子教諭(57)は、卒業生代表になった少年を思い起こす。
異年代で一緒に体育
 小林美貴子さん(25)は常勤講師として、年代の異なる生徒たちに体育を教える。物静かな中学生たちの意欲を引き出すのは一苦労だが、思わぬ展開になることもある。「卓球の授業で『まだやりたい』というお年寄りの押しに負けて、いつの間にか一生懸命にラケットを振る中学生もいる。夜間部の人たちの生き生きとした表情を見るのが、子どもたちも楽しいのでしょう」と話す。
 もちろん、夜間部の雰囲気になじめず、夜の教室に入ることを渋る中学生もいる。西寺正校長(59)は「毎日学校に来られない昼間部の生徒もおり、まだ手探りの日々。不登校の背景もなかなかつかみにくいが、昼と夜の生徒が一緒に笑える時間が増えれば」と願う。
孫に接するように
 洛友中はこぢんまりとした雰囲気が特徴だ。ある女子生徒(14)は前の中学で、陰口が飛び交い本音と建前が食い違う友人関係に嫌気がさして学校に通えなくなった。「本当は別の子と遊びたいのに、リーダー格の子についていき、いつもオドオドしていた。ここでは人間関係に気を使う必要もなく、1人でいても楽」と話す。
 夜間部の先輩については、「教室に入ると『こんばんは』と笑いかけてくれる。クリスマス会で人形劇をした時も励まされ、孫のように接してくれて温かさを感じる」と話した。
 京都市には約860人の不登校の中学生がいる。洛友中のほか、不登校の生徒だけを対象にした定員70人の洛風中も04年度に開校した。現在の学校に籍を置いたまま通う適応指導教室(市内5カ所)もあり、多様な受け皿がある。
教育的配慮で卒業証書、義務教育「修了」が壁に 国に入学保障を要望
 公立夜間中は、戦争や貧困で学校に通えなかった人のために1947年に誕生した。54年の87校をピークに減少が続き、今は東京や大阪、兵庫など8都府県に35校あるだけだ。
 夜間中の対象者は「義務教育未修了者」。ところが不登校生徒は、大半が教育的配慮で卒業証書を授与されているため、義務教育修了とみなされ公立夜間中に通えない。
 東京都世田谷区立三宿中の関本保孝教諭は「年に十数件、不登校だった若者たちから登校したいという打診がある。学ぶ意思のある人に門を閉ざすのは歯がゆい思いだ」と話す。三宿中は毎年、区内の中学を回り公立夜間中をアピール、不登校の生徒に進路として検討するよう呼びかけている。
 「形式卒業者」の受け皿が、ボランティアらによる自主夜間中や勉強サークルだ。昨年12月に東京都内で開かれた「全国夜間中学校研究大会」では、勉強サークル「えんぴつの会」(墨田区)が「各地から問い合わせがあり、公立夜間中から元不登校の若者が紹介されてくる。小中学校の就学率は100%とされるが、実際には学びの機会を与えられない多くの教育棄民が生まれている」と訴えた。
 東京都では80年代、都教委の柔軟対応により年100人を超える元不登校生徒を、8校の公立夜間中が受け入れていた。夜間中の教員らでつくる全国夜間中学研究会は「形式卒業者にも入学を保障してほしい」と文部科学省に要望している。
 成人式迎えて、公立夜間中に通学--卒業証書受け取らなかった、土屋裕子さん
 不登校の末、卒業証書をもらわない道を選び、公立夜間中で学んだ女性がいる。さいたま市の土屋裕子さん(29)。6年前に卒業、今は昼働き、夜は青山学院大文学部第2部に通う。挫折を乗り越えた夜間中での体験を尋ねた。
70代クラスメートに救われ/既存校に多様なクラスを
 小学校から不登校で、中学には一度も通わなかった。卒業前、「全く行かなかった学校を将来、母校として履歴書に書くのはいやだ。人生にうそをつきたくない」と、卒業証書を受け取らなかった。
 ずっと家にひきこもっていた。成人式の案内が来た時「勉強し直したい」と思った。独学で中学卒業認定試験を受けることも考えたが、英語はゼロからのスタートで、好きな理科も難しい。先生がいないとだめだと思った。
 フリースクールはお金がかかるため、公立夜間中の東京都荒川区立第九中に入学した。不登校とひきこもりのレッテルは重く、最初は「死にたい」の思いでいっぱいだった。通学中の電車に飛び込むことを考えたり、教室に入れず泣いてしまったりした。自分に自信がなく、生きる意味を感じていなかった。
 家はゴタゴタしていた。昔から大人への不信感があったが、夜間中で年代の異なる大人に触れ合い、癒やされた。
 クラスメートの70代のおじいさんと、ある時、学校でもらったプリントの話になった。「うちでは妻が『お棺に入れる』と大事に保存している」と言われて、目がさめた。私は自殺したいと思っているのに、いや応なく死が迫る人もいる。死とは求めるものではないとわかり、死にたいと思う自分を恥じた。
 私は幼稚園から休みがちだった。ドロップアウトする時期が早いほど、自分の気持ちを表現できず、自己の確立もできなかった。不登校の烙印(らくいん)を押され、片隅で生きることを余儀なくされた。
 小中の9年間は義務教育と呼ばれるが、通学の義務があると誤解されがち。本来は大人が子どもに教育を受けさせる義務のことで、私は権利教育と呼ぶことを提案したい。憲法で、子どもには教育を受ける権利があるからだ。
 いつでも学び直せるような教育機会の保障を、国には求めたい。既存の中学に、お年寄りも外国人の生徒も、ひきこもりだった人も来られるクラスを作ったらどうだろうか。午前、午後、夜の3部制にすれば、働く人も通える。今ある学校を利用して多様な学びの場を作ることは可能だと思う。 毎日新聞 2009年1月26日 東京朝刊
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 形式的な卒業のために学びたいと思う時に学べないというのは不合理です。この夜間中学の魅力が記されています。それは学びたい人が年齢に関係なく集まり、そうした異年齢が同年齢の常識的な学校とは違った楽しい雰囲気を醸し出しているからです。年配の人から受ける効果は大です。夜間中学の魅力はここでしょう。学ぶ機会をここでも開くことになることを願います。

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毎月の学童指導員検討会に参加させていただき

 毎月の学童指導員検討会に参加させていただき、学ばさせていただいているというのが実感です。若い指導員からは感性の柔らかさ、ナイーブさを、です。今、若者の働きにくさ、派遣切りが問題になっています。指導員の待遇を考えた場合、別のこととはとうてい思えません。学童のホームページから報道関係社各位(2008.6月)の資料取り出して見てみました。学童保育数は17495カ所、入所児童数は約79万人という数字はいかに学童が必要か、その役割がどれほど大きいか物語っています。それに対応した数の指導員がいるわけですから、当然その勤務条件は国の施策の範囲に入って保証されるべきです。要望として、学童保育の整備に絶対不可欠な基盤整備(施設・指導員)を早急に図ること、というのもその通りですし、量的な拡大により質が低下しないよう、全国的な一定水準の確保を図ること、とあるのもそのとおりです。また、指導員に関わる5つの課題解決が必要として、1.指導員の仕事の確率 2.「専任、常時複数、常勤」配置という配置基準の確立とその財政的保証 3.現実に指導員が安心して働き続けられるような労働条件の向上 4.指導員の力量を向上させていくための研修の充実、研修体系の確立 5.学童保育の役割を果たせる指導員が、安定的に確保されるための公的な資格制度と養成機関、ということが書いてありますがどれも納得です。学童保育がこれほど必要とされるのは、労働環境の貧困と労働に対する無策のためでもあるのではと私は思います。安定した生活ができる賃金、労働法に基づいた勤務時間の厳守、余暇や休日を権利として取得出来る体制(例えばヨーロッパの国のように1ヶ月半もの夏季休暇が取れる)などが整っていれば学童の役割はまだ小さいかもしれません。そして、学校の役割も役所的なままでいますから、保育所のように保育の面も持ち合わせればもっと学童は減るのかもしれません。しかし、17495カ所、約79万という数字は今何に手をうたないといけないのか厳に示していると言えます。若者がたくさん指導員になることはうれしいことです。若者は身勝手、刹那的、何も考えていないなどとよく言われたこともあると思うのですが、そうではないことを私は、一昨年の能登半島地震、昨年の浅野川水害でボランティアに行って感じました。地震の時は春休み、水害は夏休みだったことがあるのかもしれませんが、高校生、大学生、勤労青年がたくさん駆けつけて寒い現地や泥水の縁の下で黙々と働いていました。一緒に働いたのですが、一人で来た若者も多くいます。若いですから力はあり、私に持てないものでも動かし、頼もしさを覚えました。義務とか何かの代償を求めてではなくて、こうした自主的な行動は若者がいかに健全か教えてくれています。こうした若者から学べるのも検討会の場であり、それをうれしく思います。
 12月までの検討会で私なりに見えてきたことは、子どもと子どものつながり、子どもと指導員のつながり、はこれからも大事ということです。そのために、子ども(ケースに乗せる子)の話、思いを聞いてその子をつかむことがまず必要ですが、なかなか口を開かない子には、お手紙、交換ノート(日記)、など書かせる手もあるのではないかと思います。その子の家庭、家族の理解については本当は詳しくつかむことが大事でしょうが、まずは、よいこと見つけ作戦で学童でのちょっとしたよいことを大げさに親に伝える、連絡帳?に書く、そのことで親と話せる関係をすぐ作ることだと思います。そして、学校も同じですが、担当の子を一人で抱え込まないで複数の指導員で対応の仕方を検討することです。それぞれの学童の地域には時間があり助けてもらえる人もいます。例えばコマ回し、あやとりなどで年配の人をよんでそうした習う会、一緒に遊ぶ会などの行事も入れていくと楽しいものになるかもしれませんが、準備や段取りが大変でしょうね。でもそうした地域の人と学童が仲好しになっておくと何かあった時助かるのではと思います。

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フェリー業界に公的支援

フェリー業界に公的支援 高速1000円で打撃必至 国交省検討
 土日祝日の高速道路料金が割引されることを受けて、国土交通省がフェリー業界に対し、経営支援の検討を始めたことが25日、分かった。高速道路料金の割引によって旅客を奪われる可能性が高いとみており、港湾使用料の無料化などの支援が必要と判断している。すでに西日本に本社を置くフェリー会社9社が支援を求める要望書を国交省に提出しており、こうした動きは今後、全国に波及する可能性がある。国交省はフェリーを環境負荷の少ない輸送手段と位置づけており、公的支援によって高速料金割引による影響を最小限にとどめたい考えだ。
 国交省によると、日本各地を結ぶフェリーは現在、事業者数が約150、航路数が約170ある。だが、景気後退による観光需要の低迷や、重油価格の上昇などで経営は悪化しており、東証2部上場の関西汽船は平成20年6月中間連結決算で2億4000万円の最終赤字となったほか、昨年は沖縄、名古屋、大阪などを結ぶ航路を運営していた有村産業(那覇市)が破産に追い込まれた。
 こうしたなかで打ち出された高速道路料金の割引策に業界の危機感は大きく、昨年末には関西汽船、四国開発フェリーなど西日本に本社を置く9社の社長が連名で金子一義国交相に要望書を提出した。要望書には高速道路の大幅割引に危機感を表明、何らかの公的支援の必要性を訴えた。
高速道路料金の割引制度は、今年度第2次補正予算成立後、2年間にわたって実施されるが、実際に導入されれば、フェリー業界への影響は避けられないとみられる。今月16日に発表された料金案では「地方圏の高速道路料金を休日は上限1000円」となっており、例えば大阪から大分まで高速道路を使って乗用車で出かける場合、ガソリン代も含めて7000円かからずに済む。
 これに対し、関西汽船のカーフェリーに、普通乗用車で乗り込み、大阪港から別府港(大分県)まで移動すると、割引制度を使っても2万8140円かかり、関西汽船では「阪神-九州で3割の客がとられる」とみている。
 このため国交省は、フェリー会社への影響を最小限に抑える必要があると判断、港を管理する自治体にフェリー会社が払う港湾使用料を無料化する検討を始めた。港湾使用料が無料になれば、「運賃の値下げにも回せる」とみている。
 仮に、高速道路と競合するフェリー航路の港湾使用料を国が補助する形ですべて無料にした場合、国交省では年間10億円程度の財源が必要と試算している。21年度から道路特定財源が一般財源化されるのに伴って新設される1兆円規模の交付金の活用なども検討している。
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 高速料金の割引がこんな形で影響があるとは知りませんでした。るほどフェリーは離島や高速道路がつながっていない島にとってはなくてはいけない存在です。道路が1000円になると平行して航行するフェリーの客が減るのは理解できます。つまりフェリーの料金も安くなればいいわけで、そうするとその補助も必要ということになります。安い方に流すのではなく同等規模にしておいて選択肢を残しておくというのが常道です。新幹線と飛行機のように。その意味からもフェリーも料金を下げるように補助をする必要があると思います。子ども達がもっとフェリーの旅を楽しむためにも。

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ETC深夜割引にトラックが行列、目立つ路肩の違法駐車

ETC深夜割引にトラックが行列、目立つ路肩の違法駐車
 高速料金が半額となるETC(ノンストップ自動料金収受システム)の深夜割引を受けようと、料金所手前で時間調整しているのだという。背景には、経費を少しでも削りたい運転手の厳しい現状があった。
 19日深夜の東名高速道路上り線「海老名SA」(神奈川県海老名市)。大型車約100台の駐車スペースは満車で、駐停車が禁止されている出口の加速車線の路肩に十数台の大型トラックが列をなしていた。先頭に駐車していた運転手の男性(62)は「危ないのはわかっているけど。怒られたら出て行くよ」と語った。
 「割引開始を待っている。だいたい8時間ぐらいかな」。翌20日、同SAの駐車スペースで、茨城の運送会社に戻るという運転手の男性(55)がそう言って時計を見た。25キロ先の東京料金所で高速料金が半額になる午後11時まで1時間あまり。岐阜の得意先から茨城の運送会社まで昼間の正規料金では片道1万6950円だが、深夜割引を使えば8920円で済む。
 割引で浮かせた高速料金の50%は会社から月収30万円の給料に上乗せしてもらえる。それだけで月6~7万円。3世代8人暮らしの家計には、ばかにならない額だ。昨年秋から徐々に仕事が減り始めた。「本当は待たずにさっさと家に帰って、2人の孫と遊びたい。でも仕事があるうちに少しでも稼がないと」と言う。
 海老名SAで待機中だった運転手の男性(60)の場合、給料の中から高速料金を払うため、正規料金で走るとその分手取りが減る。男性は「一般道を使えば、節約できるけれど、睡眠時間が削られ体がもたない。深夜割引があるから運転手を続けられる」と打ち明けた。
 深夜割引を待つトラックの車列は割引率が5割に拡大された昨年10月以降、都市部周辺の高速道路で目立つ。中日本高速道路によると、東京料金所に近い海老名SAや港北パーキングエリア(PA)では、30台以上のトラックが路肩に違法駐車する「異常事態」という。
 一般のドライバーからは「本線に入るため加速しようにも、トラックで車線が狭まり、ぶつかりそうになる」と不安の声が上がる。神奈川県警は平日深夜の巡回を増やし、一晩で約60台を移動させることも。中日本高速道路の長谷川周三広報担当部長は「高速料金を削りたい気持ちはわかるが、危険な行為。事故が起きてからでは遅い」と訴える。
 一方、全日本トラック協会によると、2008年に倒産した国内の運送会社は、前年の倍以上となる333社。景気悪化の荒波にさらされる業界にとって、深夜割引を利用できる高速料金は、格好の経費削減対象になっている。
 兵庫県三木市の運送会社は昨年秋以降、運転手30人に「会社のために深夜割引を使え」と厳命している。受注は減り続けているが、月額700万円を超えていた高速料金は割引利用で約450万円まで圧縮でき、社員の給料カットを回避する一助になった。運転手60人を抱える名古屋市の運送会社は、「深夜割引が始まるまで料金所を出るな」と指示しているという。幹部は「生き延びるためには、違法駐車でも待つしかないんだ」と話した。(山田正敏)    (2009年1月25日03時10分  読売新聞)
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 全く学校教育とは関係ありませんが、でも私はこうした現実を見過ごすことはできないと思います。なぜかというと、こうした働きと稼ぎで我が子を学校に送り出している、朝登校してくる子はこうした親の働きを胸に込めながら、知っているかどうかは別として、学校に向かうと思うからです。少しでも給料に上乗せになるのなら違法ではあっても待つのは分からないでもありません。高速料金は高すぎます。深夜割引でなく、終日この割引の料金にしたらいいと思います。遠方までとても国道で行けるものではありません。日本の人々の生活は物流が支えています。その物流の高速道路をもうけの対象にしてはいけません。本当は無料があるべき姿ですが、せめて終日半額にしてこうした心配をなくしてほしいと思います。それが子どもに返るのだったら。

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最近の学校の職員室の様子を聞く機会がありました

最近の学校の職員室の様子を聞く機会がありました。校長も評価の対象になっているようで、例えば、不登校の子がゼロの学校の校長は評価がたかいとか。それで何日か休む子が出ると、神経質なまでに電話しろ、家庭訪問と騒ぎまくるとか。こうしたことは校長がさわぐことでなく担任が判断して対応するのが基本なのに。単に数値で○○学校は不登校ゼロとでるのは校長にとっては鼻が高く校長の指導力ありと出るのかもしれませんが、内実やその背景が不問とされ数値だけが一人歩きのこの様子は学校教育では許していけないことです。
 学校にはパソコンルームがあり、職員にも一台配置されます。でも時間講師は対象外です。このパソコン何年に一度は更新されます。新しいからうれしいと思うのは間違いで、不都合の連続とのこと。まずなぜみんなにパソコンが配置されるのかということ、今や連絡や指示はパソコンメールを通して降りてきます。書類作成も報告も、パソコンに限定されています。なれないパソコンに向かっている教員も少なくありません。これをややこしくしているのがセキュリティの問題です。成績や児童の名簿などのUSBメモリーカードを紛失した、盗まれたというニュースも事欠きません。そのため、学校で作成した書類は家に持ち帰れないように暗証番号か何か厳重になったとのことです。これは困ります。作成途中のものを家で続きをしたい場合それが出来ないとは。だから残って学校で仕上げていくために8時9時まで帰れません。悪循環です。勤務時間は5時、これを守ってすぐ帰るのは校長だけとか。また、すぐ帰る人も翌朝早く出勤して仕事をカバーしているようです。私もクラス便りは家で書いて朝学校で印刷していました。新しくなるのことで不都合が増すも、これが学校の実情とか、大変です。

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アワビやフカヒレ、日本一のぜいたく給食

アワビやフカヒレ、日本一のぜいたく給食…宮城・本吉町
 豪華な給食に笑顔を見せる生徒(23日、宮城県本吉町の津谷中で) 宮城県本吉町の小中学校で23日、地元特産の高級食材のアワビやフカヒレを使った豪華な給食が出された。
 全国学校給食週間に合わせ、町が「食育」の一環ととして企画した「日本一の学校給食」。町内の小中全7校の計947人に、あわびご飯、ふかひれスープ、小松菜を使ったサラダなど同じメニューが出された。津谷中では、教室に給食が運ばれると歓声が上がり、2年の宮森真貴君(13)は「毎日だったらいいのに」とあわびご飯を口いっぱいにほおばっていた。(2009年1月24日07時19分  読売新聞)
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 いいですね。たまにでもこんなメニューがあれば子ども達大喜びだと思います。
学校が楽しく明日も行きたいと思うことになるのではないでしょうか。何を贅沢な、そんな金はないと思う人がいるのかもしれませんが、そうではありません。税金の無駄使いを直せば予算はつきます。地産地消はこの地元の産業を見直し、後継者が生まれることにもつながります。大量のセンターで作った給食よりどれほどおいしいでしょう。月に1度は実施してほしいと思います。

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外で遊ばない女子

外で遊ばない女子   2009.1.23 19:53
 「昔から女の子って外で遊びませんよね」「でも運動しない子が3割って多くないか。メール交換で忙しいのかも」…。先日公表された文部科学省の全国体力テストの結果に、担当の記者と感想がやや別れました。
 体育の授業以外で1週間のうち「ほとんど運動しない(60分未満)」は男子で約1割、女子は小学5年で約2割、中学2年は約3割、11万人が運動していません。文科省の調査分析に協力したスポーツ学の準教授は「この数字はショック」と語り、同感でした。
 担当記者の言うように、無邪気に外で遊ぶ男子と違い、女子はあまり外で遊ばないかもしれません。では何をしているのか…。
 おままごとや家事の手伝いなど、女の子らしいことをしている子が増えているという話は聞きません。卓球の愛ちゃんらスポーツ少女の活躍の一方で運動する子、しない子の二極化が心配です。
 女子に限らず子供たちの体力・運動能力では気がかりなことが多くあります。
 転び方が下手な子が目立ち、まっすぐ走れない子もいるといいます。25メートル泳げない子が半数という学校もあるようです。
 一方で体力テストでは校庭が芝生の学校は体力も良好という結果が出ました。芝の手入れは学校や地域ぐるみの協力が必要で子供たちがきまりを守るモラル向上にも効果があるといいます。(辺)      産経
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 遊ぶ時間がないというのが一番の理由かもしれません。また、有名選手を企業の名を売るために企業が囲い込んで育てる、片や多数の見るだけの層、こうした二極化はスポーツの無策の表れでもあります。国民がスポーツを楽しむ、その施設やシステムが政策としてもっと充実していれば子どもがのこうした運動しないということはなくなるでしょう。みんな有料、塾ではなくて地域の誰もが使える集まれるスポーツ施策が望まれます。この結果はそうした反省こそすべきだと思います。

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新常用漢字表をよむ 

新常用漢字表をよむ 「書く」から「打つ」に対応2009年1月21日
 「新常用漢字表(仮称)」に関する試案が、16日の文化審議会国語分科会の漢字小委員会で明らかになった。漢字が「書く」ものから「打つ」ものになりつつある情報化時代への対応をめざす、平成の漢字表の世界を紹介する。
情報機器の普及で制限緩和
 「……目があつても瞳なく、瞼(まぶた)もなければ眉もない。鼻があつても頬(ほお)がない。舌があつても唇がなく、額があつても顎(あご)がない。……」 漢字制限に反対した洋画家の林武が、「当用漢字ないないづくし」という歌(竹内輝芳作)を著書(71年)で紹介している。当用漢字表で日常的な漢字がもれているのを、痛烈に皮肉ったものだ。
 林が試案を見たら、ほんの少し首肯するかもしれない。「瞳」や「頬」「顎」が入り、岡山の「岡」さえなくて「これで果(はた)して教育できるのか」と憤った都道府県名も、すべて常用漢字で書けるから。
 漢字を教育や文化、社会生活の発展を妨げるものとして、制限すべきだとする主張は、幕末までさかのぼれる。敗戦後、同様の声が高まり、当用漢字表(46年)は「漢字の制限」をうたった。
 その後、「漢字使用の目安」とされた常用漢字表(81年)を経て、10年秋に内閣告示をめざす新常用漢字表へと、漢字制限を緩和する流れは強まっている。今回、「怪しい」と「妖(あや)しい」、「恐れる」と「畏(おそ)れる」、「作る」「造る」と「創(つく)る」といった使い分けができるようになるのも、その表れだろう。
日常生活を重視
 試案では新常用漢字表は2131字。05年秋から審議する小委員会では、情報機器が普及して多くの漢字が扱えるのに対応して、常用漢字をもっと増やすことも検討した時期があった。総字数がかなり多くなった場合、常用漢字と別に準常用漢字、つまり、必ずしも手書きできなくても、情報機器を利用して書ければよい漢字を設けることも視野に入れていた。
 準常用漢字とは、戦時中に国語審議会(国語分科会の前身)が答申した標準漢字表(2528字)に出てくる名称だ。この漢字表は(1)常用漢字(2)準常用漢字(3)特別漢字という構成だったが、反対があって3分類はやめた。
 小委員会は結局、なるべく単純明快な漢字表をめざすことにした。「総字数が3000になったりしたら、学校教育への影響が心配だ」「今でもどれが常用漢字なのかわかりにくいのに、二つに分けたら国民が混乱する」。そんな声が強かったからだ。
 追加予定の191字の中で、手書きできない漢字の代名詞のような「鬱(うつ)」などの選定には、準常用漢字的な発想がうかがえる。
 現行の常用漢字の音訓の見直しも、私たちの生活にとって重要だ。追加されるのは「育(はぐく)む」「応(こた)える」「関(かか)わる」「旬(しゅん)」「要(かなめ)」など32例。削除される「疲(つか)らす」は漱石の「吾輩(わがはい)は猫である」に登場するような古い言葉だった。
 「私」の訓「わたくし」に「わたし」が追加されるのは意外だった。「わたし」の方が実際にはよく使われているから。二つの訓の入れ替えも検討されたが、現状では難しく、併記することにした。
 「世界中」とか「町中」と言う時の「中」の音「ジュウ」は、実は常用漢字表になかったので追加される。
 「十」の音も「ジュウ」と「ジッ」だけで、「ジュッ」はなかった。常用漢字表の約束事だけに従えば、「十回」は「ジュッカイ」とは読めないわけだ。新常用漢字表では「ジュッ」という音も認めることを備考欄に注記する。
 当用漢字(1850字)の音訓3122(音2006・訓1116)、常用漢字(1945字)の音訓4087(音2187・訓1900)に対して、新常用漢字の音訓は現時点で4385(音2352・訓2033)になる。
 常用漢字表は告示以来28年間、改定されていない。試案では、見直しが遅れたことの反省などから、今後、漢字表を定期的に見直して、必要があれば改定する、と明記している点も見逃せない。
「広場の言葉」へ
 新しい漢字表の名称について小委員会ではまだ具体的な議論はない。昨年5月から追加字種、音訓、最も厄介な字体の審議が続き、余裕はなかった。漢字の専門家によるワーキンググループ内では「標準漢字表」「通用漢字表」といった名称が挙がっている。
 当用漢字表の「当用」には「さしあたって用いる」という意味合いがある。漢字節減論の立場で今後さらに漢字を減らすのだ、という意思が感じられる。一方、常用漢字表の「常用」はあいまいだ。日常性をうたいながら実際には、追加される「頃」や「誰」のような字が入っていなかった。
 小委員会では、新漢字表の基本的な性格を表現するのに「広場の言葉」がよく使われている。みんながわかる漢字の集合。共通して使える漢字の土俵。そんなニュアンスが伝わる名称を期待したい。(編集委員・白石明彦)
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「書く」から「打つ」に対応というのは今の時代、そうなのだなあと思います。本当にペンで書く機会が減っています。漢字の書きも訓読みも日常的に使っているのになんでこれがないのとおもうものもあります。「十」の音も「ジュウ」と「ジッ」だけで、「ジュッ」はなかったのもその一つ、1年生が10月頃ならう漢字にこれが出てきます。「十本」を「ジッポン」と読むよりも、「ジュッポン」と読むことが多く自然なのにテストでは、この読み方は×になります。どうも不都合でした。
「育(はぐく)む」も必要でしょう。それだけ漢字は難しいと同時に、一律にこうして表にして規制するのでなく、いろいろな使い方読み方を認める方向はどうでしょう。誕生時の名字がいろいろ認められていると同じように。こまめに見直しもいると思います。漢字を大切にする風潮も大事です。

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私の出会った先生

  鈍感な大人にならないで 石坂 啓「漫画家」
 息子が中学に入ってすぐのころだ。いつもゴキゲンで帰ってくる彼がめすらしくプンスコプンに怒っている。
 「ママ、きいて! あの先生すっげーひどいんだよ」
 何をそんなに腹を立てているのかよくわからなかったのだが、どうやらその日は習字の授業があったらしい。道具を持っていったものの彼は教科書を忘れてしまった。拒当の先生は忘れ物に厳しい方らしく、新聞紙でも墨汁でも忘れ物をした生徒にはその日は書道をやらせない。翌日までの宿題として、その授業の1時間は400字詰めの原稿用紙に書けるだけの漢字を書かせていたというのだ。
 「ひどいよー、漢字ばっかで手は疲れるしさー」お手本1枚書いてやれば習字はできたのにナーとか思わないでもなかったけど、これからは忘れ物に気をつけなさいねと軽くうながしておいた。息子はまだ釈然としないらしくプンプンしている。
 ところが、見落とさなくてよかったとあとから冷や汗ものだったのだが、翌日彼のカバンから出てきたその原稿用紙をみつけて私は鳥肌が立った。てっきり漢字の書き取り練習だと思っていたのだが、400字詰めの3枚に、最初から最後までびっちりと、その日の書道の課題だった「大地」という漢字2文字をくり返し書かされていたのである。1200字もの「大地大地大地大地大地…」。
 ヤケになっているのか、息子の字は途中からキレそうに書き殴られている。当然だろう。先生アタマ大丈夫かと思った。何を考えてこんな怖いことをやらせているのだろう。さらに信じられなかったのは、3枚めの一番最後に「よくできました」のハンコがポカンと押されていたことだ。どういう神経でこれを「ホメて」くれたのだろう。
 私はあわてて、息子にまずあやまった。こんなことをされていたとは知らなかった、ゴメン、君が怒るのはあたりまえだ、いやむしろ、もし君が腹も立てずにおとなしく言うことをきいていたとしたら、私が君を叱っただろう、こんなバカなことをされて何も感じないのか、と。息子は少しホッとした顔をしていた。
 私は担当の先生に手紙を書いた。インギンブレイな、抗議文だ。
どういうおつもりで子どもたちにこういうことをさせたのか。字がうまくなるとお考えでしょうか。反省して二度と忘れ物をしない大人になるとお考えなのでしょうか。単なるいやがらせなのではないでしょうか、と。
 子どもが学校に不信感を持つようになる、大人に心を閉ざすようになる理由はいろいろあるだろうけど、まちがいなく言える大きな要因のひとつは、「近くにいる大人が鈍感であること」だと思う。
私はコラエ性のない性格ではあるけれど、変なことはイヤだとまだ言える。もし思春期の子どもにそんなおかしな重圧を加えて、その周囲の大人たちがみんなそれを当然だとして接しているとしたら・…
 学校はそういうところで、先生も生徒もがまんするのがあたりまえだとみんな動いているのだとしたら。マトモな感性を持っている子どもは「壊れて」しまうに決まってるじゃないか。
 私は性格が悪い。担当教師への手紙には未使用の原稿用紙を3枚添えて、「もし先生が子どもの気持ちがわからないようでしたら、1時間みっちり『大地』でも『学校』でもいいですから漢字を書いてみてください。私が『よくできました』のハンコを用意しておきます」と結んだ。反省していただかないと困る。子どもに二度とおかしなことをしてくれるなという自衛のつもりである。
 大好きだった先生は何人もいる。そういう方は学校の外でお目にかかっても、やっぱり尊敬に値する人格者だ。しかしどう思い出しても、あのときのあの先生はいったい何だったんだろうと沸々と気持ちがムカついてくる光景もある。名古屋小身の私にとって、ちょうど学校の「管理強化」が要求されている時代、体罰教師としかいえない先生にもずいぶんあたった。軍隊式に怒声をあびせられ、ひたすら行進する体育の授業、女子生徒の髪型を見て「パンパンみたい!」と平気で無神経なことばを放つ女教師、・…相手が自分より立場の弱い子どもだからこそゴーマンにふるまえていた教師たちのことを、どうしても忘れることができない。
 息子には塾や習い事、スポーツ教室にもいろいろ通わせたけど、それはいろんな先生、魅力的な大人たちにたくさん出会ってほしかったからだ。まもなく高校を卒業する年齢になるが、幸いなことに担任の先生にも学校長にも恵まれて、学校でも楽しい思い出がいっぱいできたようである。
 もしかしたら保護者の大人だちよりも、子どもにとって近くて大きい存在の先生たち。子どもの笑顔をいちばん楽しめて、大きな思い出を共有できる立場の先生たち。そのメリットを最大級に生かしてほしいものだと思う。                いしざか・けい

1956年生まれ/故手塚治虫氏に師事し、漫画家デビュー。著書に『赤ちゃんが来た』(朝日文庫)、『正
しい戦争 石坂啓反戦まんが傑作集』(集英行、ヤングジャンプコミックス)、『ひみつの箱』(小学館、ビッグコミックススペシャル)ほか多数。山中垣氏と組んでの児童文学作品も多い。『週刊金曜日』編集委員。                 クレスコ 2009.1月号
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 たまたまこの人がこんな人(著名な漫画家、そしてコラエ性のない性格と自認している)だからこうした対応をしたのかも知れませんが、しかし考えてみる素材ありの記事です。まず子どもの人権について、忘れ物が常習だったとしても罰はいけないと思います。その子の家庭の様子生活をつかんで個別の対策をたてることが先決です。この記事のように手本の字を先生が書いてあげればすむことです。同じ字を原稿用紙に書かせたことは意味が無く嫌がらせです。その意味で子どもの人権を侵害しています。母親が気づいて子どもに謝ったのは正解です。そして先生の抗議文も当然です。言われたようにその先生が1時間かけて同じ字を書いてつらさを知るとすれば、はじめからそんな罰を科してはいなかったはずです。教師は間違いを犯す者です。でもそれに気づいた時は、子どもにすぐ謝る、そして直す、これも教師のとる道です。でも、学校ではそれすら気づかない教師がいることも事実です。モンスターではありませんが、こうして気づかせてあげることもいるでしょう。タイトルにあるように弱い立場の子どもに対してあぐらをかいて鈍感になっていること、その警鐘をこの記事から読み取りたいと思いました。

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大学中退し、自信失う息子

大学中退し、自信失う息子
【相談】
 1浪して昨年、大学に入学した息子が「友人ができない」「授業中、学生がうるさい」
「大学全体の雰囲気が嫌」などと言って、前期試験もほとんど受けず、夏休みの後に大
学を辞めました。
 夏休みの頃は、他の大学を受け直すと言っていたのに、部屋にこもり、パソコンばか
りやっています。家族との会話もほとんどなく、将来の考えを聞いても「何もやる気が
しない」と言い放ち、悲観的です。暗い性格ではなかったのですが、自信を失い、やる
気をなくした息子を前向きにするにはどうしたらいいでしょうか。
     ────千葉県 主婦・52
【回答】
NPO法人教育ネットワーク・ニコラ理事長 馬場 章
 ずいぶん前から多数の不登校の大学生がいると言われていました。現在、全大学生の
約5%ほどが相当するとも言います。
 以前、定期的に「引きこもりの青年の広場」を開催していた頃、県内トップの高校生
や都内の有名大学の学生たちが出席者の過半数を占めていました。彼らはみな「どうし
てこんな素直でいい子なの?」と思うくらい、親や周囲の期待を体現した子供たちでし
た。不登校にせよ引きこもりにせよ、教育システムからこぼれ落ちる人だけでなく、学
力的にレベルの高いこういう人たちも意外なほど多いのです。
 これは「勉強さえできればいい」「周りはみんな敵と思え」というような浅薄な受験
志向が作り上げたものでしょうか。一様にプライドが高く、自分に必要以上に高いハー
ドルを設け、それを越えられない自分をダメ人間と決め付けて苦しんでいることもあり
ます。
 しかし一方では、リンゴの皮も満足にむけないほど社会的スキルに乏しい人や、対人
関係能力が低い人も多く見られます。でも、それは育ってきた中で培われたもので、一
概に本人のせいとは言えません。息子さんの場合も何かと理由を外部に求めていますが、
親にさえも弱い自分を見せたくない、そういう自分を自分でも直視したくないように見
えます。
 息子さんはまもなく成人ですね。親としては心配で歯がゆくて見ていられない状態で
しょう。でも、彼はすでに独立した人格を持ち自分で決断し行動する年齢なのです。そ
の過程で自分の弱さを見つめたり道草を食ったり、彼なりの仕方で内省する時間も必要
でしょう。
 親としては息子さんの動じないサポーターに徹してはどうでしょう。軽挙は禁物です。
精根尽き果て親が全てを放棄したら子供が動き出したということもあります。

回答者 ばば・あきら 月刊教育誌「ニコラ」発行。フリースクール「ぱいでぃあ」主
宰。著書に「行ってみないかこんな『学校』」(ハート出版)。
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 一浪して大学に入ったのに、気が抜けたのでしょうか、目標が消えたようにも見えます。ここで少し道草がいるのかもしれません。親の我が子への接し方の見直しの時でもあります。受験勉強だけを求めてきた関係、その点で親も努力してきた関係から方向をかえる時です。事情が許せば一人暮らしを始めるのも選択肢ですし、これでしばらく親の顔を見ないことで次の道が見えてくるかもしれません。親子であっても大人どうしの会話も必要でしょう。困った息子でなくて、親の生き方、接し方を問う時でもあるのだと思います。

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教員免許更新制の廃止、09年度からの実施凍結を!

教員免許更新制の廃止、09年度からの実施凍結を!全国代表者会議を開催!
年度末のとりくみの強化めざし意思統一!
全教は1月16日、教員免許更新制の廃止、09年度からの実施凍結を求める年度末のとりくみを強化するために全国代表者会議を緊急に開催し、年度末に向けたとりくみの強化を意思統一しました。
■ 父母・国民向けビラを活用し、大きく運動と世論を広げよう! 
 米浦正全教委員長は、開会あいさつで「本日の代表者会議は教員免許更新制の問題にしぼって行う。この問題については、制度の廃止、当面09年度からの実施凍結が全教の要求・方針でありそれは明確だ。そのとりくみを強化するために年度末に向ってどのようにたたかいをすすめるのか、その意思統一を図ることがこの会議の目的だ」と述べ、全教として制度の廃止、09年度からの実施凍結を求める運動を重視し、全力をあげる姿勢を強調しました。
 また、「多くの保護者・父母、国民は学校の教育力の向上と教職員の教育的力量の向上を求めている。そのことからこの制度が良いものではないかとの考え方がある」と述べ、「この点を打破し、克服するためにも制度の廃止、当面の中止を言うだけではなく、教員はどのようにして教育的力量を身につけていくべきか、このことをしっかりと訴えていく必要がある」とし、父母・国民向けビラを活用し、大きく運動と世論を広げようと呼びかけました。
■ 受講料の全額自己負担はほぼ確実に! 
 山口隆全教副委員長は、教員免許更新制についての予算をめぐる政府・文科省のこの間の動向について述べる中で、「文科省が9月18日に全教に対して行った予算概算要求(文科省が教員免許更新制にかかわって47億円を計上)についての説明会で、『47億円は講座開設者への補助』と述べたことに対して、全教が『最終的には大学側が受講料を決めるということだが、(この予算によって)受講料が0円ということもあり得るのか』と質した。それに対して文科省は『あり得る』と回答していた」と述べ、「形の上では『講座開設者への補助』ではあるが、教員免許更新制に関する付帯決議にもあったように、自己負担の軽減ということも含んでいた」ことを示しました。
 しかし、昨年末12月24日に決定された09年度政府予算案では、「文部科学省が概算要求していた47億円がバッサリと削られて10億円になっており、しかも、山間へき地での講習開設への支援、障害のある受講者対応の支援等に限定した予算となっている」と指摘し、このことは「免許更新講習の受講料が全額自己負担となることがほぼ確実になったことを意味する」と強調。
 「09年度予算がどうなるかについては、政治をめぐる激動の情勢のもとで、なお不透明な部分を含んでいるが、この予算措置は現場との矛盾をさらに広げ、都道府県教育委員会や講座開設大学等との矛盾をも広げることになる」と述べました。
 また、13日に文科省が行った開設講座にかかわっての記者会見で「全国83大学法人で1693講師を認定した」と発表したことを示し、「これは人数にすれば2万5000人分。更新講習の対象教員は10万人を超えている。開設講座は4分の1しかないということだ。文科省は『受け皿はできる』と言っているが、申請と認定のやり方はその時になってみないと分からない状況だ。講座への申し込みは2月には始まり、2万5000人分しかない講座に10万人が殺到することになる」と指摘。「これらは一つの大学、一つの講座の問題にとどまらない。それぞれの地域で見れば、東京はかなり多くの大学が認定されているようだが、今の時点で1校しかない都道府県もあり、対象教員は地元で受講できる見込みがほとんどない」ことなど、数々の問題などを示して「このまま実施したら大混乱になる」と文科省を強く批判。
 教員免許更新制の廃止、09年度からの実施凍結に向けた年度末のとりくみについて以下を提起し、全国各地で全力をあげてとりくむことを全国代表者会議として確認しました。
① 都道府県教育委員会に対して、文部科学省に対する09年度からの実施凍結の意見表明を求めるとりくみを強化する
② 各支部・単組から、市町村教育委員会に対しても同様に、09年度から実施凍結の意見表明を求めるとりくみをすすめる
③ 地元選出国会議員に対して、文部科学省に09年度からの実施凍結を働きかける要請を行う
④ 職場教職員に教員免許更新制をめぐるこの間のとりくみや政府予算案等の動向について知らせ、引き続き09年度からの実施凍結を求める職場世論を広げる
⑤ 署名用紙、父母むけチラシを活用し、父母・国民の世論を広げる
                                                全教ホームページより
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 教員免許更新制度が4月からスタートします。35才、45才、55才の教員に年間30日間の講習を課し、更新しようというものです。この講習で新たな教師としての学びがあるのならともかく、ほとんど期待できない上に講習実施の主体となる大学もどんな内容で計画を汲むか四苦八苦です。もちろんこの受講料も県内であふれて受講できない場合は都市へ出かける旅費も宿泊費も自前です。09年度からの実施凍結しかありません。このことを広く知ってもらうのは同感です。

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非常勤保育士足りない 

◎非常勤保育士足りない 白山市の保育所 離職、後絶たず 
「モンスター」増加、低賃金
 全国的に雇用情勢が悪化する中、白山市立保育所で非常勤保育士の退職が相次ぎ、法定配置数を割り、新年度の園児受け入れに支障を来す可能性のあることが十七日、分かった。保護者との人間関係に悩んだり、賃金への不満から園を離れるケースも多いという。保育士の不足数は今年度末で三十人に達する見込みだが、新年度採用への応募は同日現在で十人にとどまっており、市側は対応に頭を悩ませている。
 市によると、市立保育所(園)二十二施設に勤務する職員約五百人のうち、非常勤は約三百五十人で七割を占める。白山市内の保育所は私立が九施設で、金沢市などに比べると公立の割合が高い。
 近年は、園児が軽いけがを負っても保護者が職員を詰問するなどのトラブルが頻発し、「常にピリピリしながら保育している」(保育所関係者)のが現状で、「モンスターペアレント」の増加が非常勤職員の退職続出の一因とみる向きもある。市側は「退職は個人的理由がほとんどで詳細は明確に分からない」とした上で、保護者との関係に疲れて辞める職員が少なくないとみている。
 育児など家庭の事情や「少しでも収入が高いほうがいい」と転職する保育士も多い。非常勤職員の賃金(手取り額)は十二、十三万円。正規職員の給与は所長クラスで三十万円(同)を超え、「同一職場内の賃金格差」が一因との見方もある。
 市子育て支援課によると、四月までに必要な保育士数が確保できない場合、一歳未満の乳児や三歳未満の幼児受け入れに支障が出る。保育士の配置数は児童福祉法で乳児三人に一人以上などと定められているためで、市側は「入園予定児を受け入れないわけにはいかない。是が非でも保育士を確保したい」としている。
 白山市では非常勤職員の任用は一年更新で最長五年と規定。しかし、新年度から保育士などの専門的な職種は年限を定めずに任用を更新できるよう待遇改善の検討に着手した。 市側は二月末の非常勤職員の募集期限後も保育士が不足しているようなら、これを補う方策を検討する予定で「最終的には定年退職した園長経験者にお願いするか、保育補助員を雇用して人員を確保したい」(子育て支援課)としている。 北国新聞
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 こうした保育士や福祉士は同じ労働なのに非常勤が7割を占め賃金も低いのが現実です。こうした現状を放置してきた政策こそが問題です。学童指導員もそうですが、目立たない所で頑張っているこうした人達にこそ優遇措置を講ずるべきです。モンスターとありますが、学校では問題視され(本当は問題視することは正しくないのですが)対策をとった学校もあります。しかし幼稚園保育所についてはあまり取り上げられていません。3歳から6歳の小さい子を扱うが故に学校と違ってよけい苦労も多く気を遣うだろうと思います。ですからそれに見合った賃金を支払わなくてはいけません。非常勤もなくし正規雇用とするためには、自治体の財政も赤字の所が多いので国の援助が必要です。2兆円はこんな所にこそ遣うべきです。

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「夢」の教職 さらに一歩

 「保護者と良い関係を築くために必要なことは?」「いじめへの対応で、特定の児童をえこひいきしているように見られるかもしれない。どうすればよいか」
 奈良県立平城高校(奈良市)「教育コース」の3年生が、教師のような質問を投げかけた。昨年11月末に開かれた、事実上、締めくくりとなる授業は、教員養成課程を持つ京都市の佛教大、京都女子大と、奈良教育大から教員を招いて意見交換会になった。質問に答える大学教員は、生徒の成長ぶりに驚きを隠さない。
 1期生の3年生41人は、大学教員の指導を受けながら、「学級崩壊を止めるには」「『学力低下』の実態」といったテーマを自分で決めてリポートにまとめた。生徒を小学生に見立てた授業も経験した。近隣の小学校で行事を手伝ったり、教師に張り付いて授業の補助役もやった。そんな体験も報告書にまとめて発表した。
 教育コース主任の岩崎俊哉教諭(50)は「現実を見てきたから、必要なことをもっと学びたいと思うようになったようだ」と目を細める。
 同時期に教育コースを設けた県立高田高校(大和高田市)の1期生39人も同じだ。
 「教職は『夢』だった。でも、教師の仕事を実際に見て大変さを知った。自分の意見を子供たちにしっかり伝えて信頼関係を作ることが大切だとわかった」と大阪教育大に推薦入学が決まった藤本志帆さん(18)。担任の吉田祥子教諭(50)は「最初は『あこがれ』だった意識を、どう変えて持続させるかが課題だった」というが、生徒の意識は着実に高くなっている。
 両校1期生の進路が決まろうとしている。すでに80人中25人が教育系大学に推薦で合格した。高田高は全員が教員志望。平城高は10人が他の進路を選ぶことになりそうだ。
 両校の1期生は、3月実施の一般コースとは別に、2月入試で入学した。それだけに、平城高の谷垣康校長(53)は「教職にこだわらずに平城高を目指す生徒が、教育コースを受験したことも影響したのではないか」と見る。
 だが、「教職とのミスマッチ(不釣り合い)を防ぐ意味もある。教員コースで身につける人との接し方やコミュニケーション能力は、どの世界でも必要な能力で、生徒にはプラスだ」。
 「確かに『教員は自分に向いていないのでは』と訴える生徒もいた。高校段階で教師の仕事を真剣に考える経験を積むこと自体、意味がある」と3年間、出張講義も担当してきた京都女子大発達教育学部の田井康雄教授(58)。
 平城高の教育コースから推薦で4人を受け入れる佛教大教育学部の原清治教授(48)も「教員養成課程の大学が、高校と協力して良い教師を育てていく、そのモデルの基礎はできたと思う」と評価する。
 バトンを受け取る大学に注目が集まろうとしている。(安田幸一)
                        (2009年1月9日  読売新聞)
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高校生の時から教職について夢を持ち、仕事の中身を知ることは大事でしょう。
 でもそれを知識やハウツーや理論として学ぶよりは、実際子どもと遊ぶ、活動する、授業に参加することを通して、子どもと一緒にいることの楽しさ、教育の魅力を体感したほうがより効果的だと思います。 教師の仕事を実際に見て、とありますがそれよりも、近隣の小学校で行事を手伝ったり、教師に張り付いて授業の補助役もやった、あるようにこの方がいいと思います。理論はあとで自分で学べるのですから。

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小中学校の教材購入 2460億円お助け

小中学校の教材購入 2460億円お助け 文科省案2009年1月14日 朝日
 小学生向けの英単語カード、剣道の竹刀……。小中学校の授業で必要なものを買いそろえてもらうため、文部科学省は教材整備の「緊急3カ年計画案」を作った。「ゆとり」路線から転換した学習指導要領の改訂で教える内容がより多彩になることを受けたもので、新年度から3年間で約2460億円を投入したい考えだ。
 新しい指導要領は11年度以降に本格実施されるが、授業時間と内容が増える算数・数学と理科は今春から前倒しで始まる。話題を呼んだ小学校高学年での英語学習も今春から各校の判断で実施できるようになり、実際に多くの学校が計画している。多額の予算措置はこうした変化に対応するためで、内容を最終調整中だ。
 文科省が「緊急計画」で購入を想定している教材は、小学校で英単語を教えるための絵が描かれたカード▽12年度から女子も含めて必修となる体育の「武道」で使う用具▽すでに必修だが教材不足の和楽器――などだ。
 一方、理数の教材については法律に半額補助の規定があり、新年度予算案ではこの枠組みですでに20億円が認められている。小3の理科で新たに加わる「風やゴムの働き」の単元で使う送風機、中2の「電流」で使用する誘導コイル、放電管などの購入費用として考えられている。
 ただ、財政難に苦しむ市町村が教材購入に積極的に動くかどうかは不透明だ。文科省の担当者は「自治体は子どもたちの学習環境の向上に努めてほしい」と呼びかける。(上野創)
 予算措置で想定される教材、例えば…… 〈武道〉 剣道の竹刀、こて・面などの防具、柔道などで使う畳、相撲の簡易まわし 〈和楽器〉 箏(こと)、三味線、尺八、太鼓
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   お助けというのはおかしいでしょう。いかにも予算をつけてあげるありがたく思えという権威が見え見えです。前倒しを決めたのですから当然の措置です。
  送風機や誘導コイルなどはこの単元でこの教材を扱わなくてはいけないと決めているためで、その単元が終わればあと1年間ほとんど使われずに眠っているはずです。全国一律に教える内容まで規定しているための弊害でもあります。学校によってこれは教えよう、この教材を扱おうということになればこんな無駄は生じません。全国の子どもが習わない教材があるとする心配は無用です。何を習ったでなくて、どんな知識と考え方の学びをしたかです。
  竹刀、こて・面、相撲の簡易まわし、箏(こと)、三味線、尺八、太鼓などもこうした学びを子ども達は望んでいるのでしょうか。意欲のない所から学びは生まれません。まわしなんて使い回しができるとは思えません。箏(こと)、三味線、尺八、太鼓もレンタルする手もあります。どうも無駄があるような気がします。こんな発想をする役人は自分の家の家計も同じような扱いをしているとはとうてい思えません。心のこもりが感じられないのです。

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トヨタ部長級2200人が新車購入

トヨタ部長級2200人が新車購入 業績回復へ“自主的”行動2009.1.14 01:24
 世界的な新車販売の低迷を受け、トヨタ自動車の部長級約2200人が3月末までに自社の新車を購入する取り組みを始めたことが13日、分かった。部長職の自主的な行動からスタートしたが、一部の役員も同調している。業績悪化に歯止めをかけるための異例の取り組みだ。
 9日に開いた部長会の総会で決定した。トヨタには部長級に相当する基幹職1級と2級、理事が計約2200人いるが、それぞれが「強制ではなく、あくまで自主的」にトヨタ車を購入するという。車種や価格などの制限は設けない。
 この取り組みに常務役員以上の一部経営幹部らも賛同し、すでに複数の役員が昨年11月に発売した超小型車「iQ」や小型車「ヴィッツ」などを注文。中には2台の新車購入を予定している幹部もいるという。
 世界的な自動車不況が続くなか、トヨタは今期、連結ベースで初の営業赤字に転落する見通しだ。昨年12月の新車販売台数も主力の米国市場や日本国内で大きく落ち込んでおり、回復の兆しは見えない。
 ある幹部は「自ら買って乗らなければ、その良さがわからず、人にもすすめられない」と話し、販売回復の一助を担う意味合いを強調するが、全社的に危機意識を共有化する狙いもありそうだ。
 自社製品を購入する取り組みは、経営不振に陥った三洋電機が平成16年12月から4カ月間、全役員・社員を対象に実施したケースがあるが、自動車では極めて異例だ。
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 これを見ると不況がいかに深刻かわかります。しかし、トヨタも内部留保は莫大です。ワークシャアリングでは、企業はなんな痛みを感じることもなく、一律の賃金を減らして非正規の人にまで平均化しようというものです。こんな企業の勝手が許されるのが日本の現実です。いかに大企業に甘いか、その企業の言い分を聞いて今の教育行政もあります。

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ガザ地区への攻撃を直ちに停止することを要請する

『ガザ地区への攻撃を直ちに停止することを要請する』
 新年早々、イスラエルはガザ地区への攻撃をエスカレートさせ、3日には地上軍による侵攻を行いました。人口密集地への大規模な攻撃によって、多くの子どもをはじめ、罪のない市民が殺され、傷ついています。
 7日、こうした暴挙に抗議するとともに一刻も早い攻撃停止を求め、イスラエル大使館への抗議・要請緊急行動が行われました。この行動は、安保破棄中央実行委員会が呼びかけたもので、緊急の呼びかけにも係わらず、労働組合、市民団体から約50人が参加。全教、日高教、都教組本部からも多数が参加し、イスラエル大使館に対し、抗議の声を届け、攻撃の即時停止を求めシュプレヒコールを行いました。
 全教は、ガザ地区への攻撃を即時停止を求める要請文をイスラエル大使館に届けました。

2009年 1月 7日
駐日イスラエル特命全権大使
ニシム・ベンシトリット 様
  
全日本教職員組合
中央執行委員長 米浦 正

ガザ地区への攻撃を直ちに停止することを要請する
 報道によれば、パレスチナ自治区ガザに侵攻したイスラエル軍は、国連が運営する学校3カ所を砲撃し、少なくとも45人が死亡した。また、空爆開始からの犠牲者数は592人に達し、そのうち160人以上が子どもと伝えられている。
 子どもたちに命の大切さを教え、すこやかな成長を願い教育活動に携わる教職員として、この事態は看過できない。私たちは、子どもたち、民間人に被害が拡大することを憂慮し、ガザ地区への攻撃を歯止めなく拡大するイスラエル政府を厳しく糾弾するものである。
 国連のホルムズ人道問題調整官(事務次長)は、ガザ地区で市民生活が危機的事態に陥っていることを指摘し、即時停戦を訴えた。私たちも、これに賛同し、イスラエル政府がガザ地区への攻撃を直ちに停止することを要請する。
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 今どんな状況でどんな理由があるにせよ、学校を攻撃して子どもの犠牲者を出すのはもってのほかです。子どもに罪はないし関わりはありません。そのイスラエルの攻撃をアメリカは黙認しているとか、世界をリードする大国として、せめてこの学校の攻撃は止めよと声を上げてほしいと思います。そのアメリカの軍事方針を日本政府は何も考えずに支持しているのですからよけい心が痛みます。イラクの戦争惨禍もそうですが、ロシアのガス供給停止での厳寒のつらさもそうですが、世界で子どもも犠牲になっています。世界平和に尽力するのが日本であり、日本の政治のはずです。政府も何らかの声明と支援行動を起こしてほしいと思います。

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子どもと教育 政治をただし希望ともす年に

主張 子どもと教育 政治をただし希望ともす年に
 今年は総選挙がある年です。教育の面からみても、自民党政治の根本からの転換が、いまほど切実に求められる時はありません。
 国民生活を危機に陥れている「ルールなき資本主義」は、教育の土台をも壊しています。昨年末解雇された父親は「娘の学費が払えない。このままでは高校退学になる」と声をつまらせました。
深刻な子どもの貧困
 日本の子どもの貧困率は14%、ヨーロッパ諸国の二倍、三倍です。貧困は子育て環境を悪化させる大きな要因です。ところが日本の家族向けの予算は極端に少なく、しかも奨学金の取り立ての強化、母子家庭支援の後退など「弱きをくじく」方向です。このままでは、日本の教育の底が抜けることになりかねません。
 教育政策に目を転じれば、自公政権は教育基本法を改悪し、教育への競争原理の導入や国家統制をつよめてきました。しかし、それらは今、深刻な矛盾に直面しています。
 全国いっせい学力テストは順位だけに関心を集める雰囲気を浸透させ、学力形成に「百害あって一利なし」でした。文部科学省は「学校ごとの結果公表禁止」を建前としたものの、公表する自治体がうまれています。建前からみても、中止しかありません。
 学校間の競争を組織する学校選択制は、地域で子どもを育てるという公立学校の良さを壊すなど弊害があらわになり、昨年ついに東京・江東区、群馬・前橋市で見直し、中止となりました。
 国家統制の矛先は何より教職員にむかいました。
 教員は職員会議の形がい化で、子どものことを真剣に話し合って教育を進めることが禁じられたり、管理職の言いなりになるような教員評価にさらされたりしています。
 専門職として尊重されるべき教員が、その誇りを奪われ、心身をすりへらされる。こんなことで教育がよくなるはずがありません。昨年秋、国際機関は日本の教員評価にたいして異例の是正勧告をするに至っています。
 日本の教育予算は先進国を中心にしたOECD(経済協力開発機構)諸国で最低です。あまりの少なさに文科省すら予算増を求めましたが、予算編成の過程で完全に黙殺されました。
 その結果、文科省が必要だとした施策すら手当てできないありさまです。たとえば学習指導要領の改定は授業時数を三十年ぶりに増やし、教員増は必須でした。ところが増員はほとんどなく、今後の混乱は目に見えています。
日本国憲法に沿う教育を
 日本の教育を立て直すには政治を変えることがどうしても必要です。その中身は、▽子どもの貧困の解決、経済的理由で進学をあきらめる若者をなくす▽過度な競争をやめ、人間的成長を教育の中心にすえる▽教育の自主性を保障し、学校の自主的運営を保障する▽教育予算の引き上げ、三十人学級の条件整備―などです。
 これらは、日本国憲法の原則、子どもの権利条約など国際的ルールに沿った教育の実現です。日々の教育の営みに力を注ぐとともに、政治の転換によって日本の教育に希望をともす年にしようではありませんか。  13日 赤旗
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 学校教育にかかわることが上の記事では羅列的に書かれていますが、問題点だけでもこんなに多くあります。子どもにとってとりわけ深刻なのは貧困の問題です。派遣村が今、怒りのニュースになっていますが、子供を持つ親がこうした立場に転落する心配は多くの人にあります。そして深刻なのが教師の労働環境です。長時間勤務なのに子どものことを話し合う時間が持てず、一人で悩んで孤立している現実です。以下はそれに関係した資料です。
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新採教員の思い 人間的な関わりを大切にした学校と職員室をつくりたい
 4月に教員になり、毎日子どもたちと一緒に勉強をしています。僕に真っ直ぐに向き合ってくれる子どもたちから、元気と勇気をもらいながら学校生活を送っています。
 ただ、教育委員会の研修と校内での研修がたくさんあり、毎日毎日そのレポートを書くため、なかなか教材研究ができないことが悩みのIつです。
 そして何より一番つらいのは、今年1年間は「条件付採用」であるということです。僕たちは心の底で、「いつ首を切られるかわからない」という思いを抱えながら、学校で生活しています。
 本来教職員は、みな同じ立場で、目の前の子どもに一緒に責任を負っているはずです。しかし僕たち初任者は、自分が本当に考えていることや、「こうしたほうがいいのにな」と感じていることを、先輩の先生や管理職の先生に話すことが難しくなっています。僕たちはなかなか教育活動の主人公になれず、それが結果として教育の質の低下にもつながっているのではないかと感じています。
 また、初任者を中心とした、若い世代の長時間労働の実態も深刻です。
同じ初任の仲間の中には、男女問わず学校に泊まっている人もいます。
また、「~をするのは若い人の仕事」と先輩の先生に言われて、時間外の労働を半ば強制的に強いられている人もいます。このような学校では、教員同士でお互いに感じていることや悩みを、年配の先生も含めて率直に出し合う雰囲気がないそうです。
そのようなしわ寄せが、立場の弱い初任者や若手の教員にきています。
 このような矛盾は、「期限付任用」の人たちにも強く表れています。I年間しかいられない職場で、自分の本当の思いを出すことはとても困難です。僕の友だちで「期限付任用」になった人は、「自分かきつく指導されていることが、私のことを思って言ってくれているのか、それとも期限付だからなのかわからない」と悩んでいました。毎年多くの「期限付」をとり、不安定雇用に身を置か
せ、本来感じる必要のない悩みを多くの若者に感じさせるのではなく、正規の教職員をきちんと採用することが、何よりも大切ではないかと感じます。
 そして、教職員同士が自分の思っていることや悩みを率直に出し合い、子どもに対する思いや教育に対する思いを交流する中で、教育はよりよいものになっていくと感じています。
今こそ、お互いの人間的な関わりを大切にした、「人間らしい」学校と職員室をつくっていくことが求められていると感じています。(だにがわ・さとる)           クレスコ2008.11号
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 学校に泊まるなんてなんという現実でしょうか。方向は見えています。職場で子どものことを話し合う時間と仲間、これは同僚性です。そして組合などの若手教師の学習会で悩みを出すこと、そうした会を組織することです。組合、しっかりして。

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地方国立大 「出張入試」に力 

 少子化が進む中、優秀な学生を幅広く集めようと、地方の国立大が近年、地元以外にも試験会場を設ける「出張入試」に力を入れている。
 狙い通りに志願者を増やせた大学もあればそうでない大学もあり、専門家は、会場の増設だけではなく、大学の魅力を明確に打ち出すことを重視すべきだと指摘する。
 出張入試の効果があったとするのは室蘭工業大だ。同大は2007年、札幌市と仙台市に入試会場を作り、昨年は名古屋市にも増設。ここ数年900人前後で推移していた志願者数は、昨年1074人に増加した。入試課の担当者は「もともと一定の志願者がいる地域に進出し、高校や予備校にアピールしてきた成果が出たのでは」と話す。
 今年から兵庫県西宮市で出張入試を始める香川大は、関西地方で志願者の掘り起こしをはかる。
 同大が昨年の志願者の出身地を分析したところ、四国地方47%、中国地方32%に対し、関西地方は11%だった。かつては、関西地方が20%以上を占めていたことや、受験世代の子供を持つ同大OBが比較的多く住んでいることから狙いをつけたという。入試グループの山田三千夫リーダーは「受験しやすい環境を作れば香川大に目が向くはず」と話す。
 大手予備校「代々木ゼミナール」によると、今年、出張入試を行うのは18校。07年11校、08年17校と増加している。しかし、現実にはこの手でたやすく志願者を増やせるわけではないようだ。
 東海地方の志願者を取り込もうと、昨年から工、理学部が名古屋市に入試会場をつくった富山大。工学部の志願者は前年から180人ほど増やしたが、反対に理学部は100人近く減らした。名古屋市には、福井大や山梨大なども進出し競合が激しいという。富山大の入試担当者は「受験生の動向を分析しきれない」と困惑気味。また、長崎大は卒業生が首都圏で教員になるケースがあることから昨年、教育学部の一部コースについて、横浜市で試験を行った。しかし「受験生へのアピール不足」(入試課)がたたり、横浜会場の志願者はゼロという結果だった。
 教育評論家の和田秀樹さんは「地方の国立大は知名度が不足しているので、出張入試をする地域の高校や予備校に対し、事前に大学の魅力をしっかり売り込まないといけない。そうしないと、期待した成果は得られないだろう」と指摘している。(渡辺光彦)
(2009年1月9日  読売新聞)
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 各県(地方)には国立大があります。これは戦後の文部行政のせいもあるのですが、地域の学問文化の拠点としての存在は大きなものがあります。それを独立法人化して国は予算を大きくけずりなし崩しにしていますが、それでもこうした大学は大事です。不況のせいもあって地元の国立を志願する高校生も増えているとか。地方にはその地域のよさがあります。都会からの受験生がこうした地方で生活し大学生活を送りそこで就職すれば都市集中からの分散にもつながり地方活性化にもなります。
  「出張入試」はその一つの試みでしょう。各地のよさを知ることが私は大事と思いました。

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多様な成長 支えあう フリースクール大会開く

 不登校の子どもなどが通うフリースクールの関係者による第一回日本フリースクール大会が十一日、東京都内で始まり、全国から約二百五十人が参加しました。
 主催者を代表して、フリースクール全国ネットワーク代表理事の奥地圭子さんが、子どもが自分に合った成長を安心してできることの大切さとそれを支えるフリースクールの役割について話しました。
 パネルディスカッションで、子どもの権利条約ネットワーク代表の喜多明人さんは、子どもの自己肯定感が低下しているなかで、「自分を周りに合わせる」のでなく自己肯定感を高めていく点で公教育はフリースクールの経験を学ぶ必要があると語りました。
 現在フリースクールに通っている二人から、いじめや点数主義の教育がいやで学校に行かなくなったけれどフリースクールでは、異なる年齢の人がいて学びあいができること、今では好きな音楽を公園で演奏したりするまで元気になったことが話されました。
 フリースクール出身の若者は、フリースクールで学んで社会に出て、今はスクールの仲間と会社を立ち上げ頑張っている経験を紹介しました。
 埼玉県のフリースクール理事長の増田良枝さんは、子どもとスタッフと保護者が一緒に運営するのが大切で、ミーティングの持ち方を工夫していると語りました。
 白梅学園大学学長の汐見稔幸さんが記念講演、各地のフリースクールの実践報告が行われました。大会は十二日まで行われます。 12日 赤旗
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 全国から約二百五十人が参加ということに、今の学校がいかに硬直しているか、規則づくめと管理強化、点数主義で登校づらくなっている子の多さを感じます。不登校の子だけでなく、学校へ行きづらく思っている子も含めると膨大な数になるのではないでしょうか。
そんな時、こうした全国集会が開かれたことは意義があると思います。『自分を周りに合わせる」のでなく自己肯定感を高めていく点で公教育はフリースクールの経験を学ぶ必要がある』と述べた部分がありますが、まさにその通りだと思います。つらい思いをしている子が全国にたくさんいます。こうした子ども達の声に耳を傾け、学校がのびのびして何でも競争ではなく楽しい雰囲気で学べる場となる必要をいつも感じます。

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成人の日―荒海のなかへ船出する君

成人の日―荒海のなかへ船出する君 「ついてないよな。大変な時代におとなになってしまったもんだ」
 成人の日を迎えた君たち若者の胸の中に、こんな思いが膨らんではいないだろうか。
 まさに津波のような経済危機のまっただ中だ。景気はどんどん悪くなる。勤め先が倒産した。採用の内定を取り消された。そんな話を知り合いや先輩から聞けば、自分はどうなるかと不安や焦りも募るだろう。
 昭和から平成へと変わるころに生まれた世代である。ものごころがつくころにはバブルがはじけ、右肩上がりの時代を知らない。若いヒルズ族やIT長者がもてはやされたのも、いっときのことだった。
 これから先に待っているのは少子高齢化の社会だ。多くのお年寄りを、少ない働き手で支えなければならない。老後の年金は、いまのお年寄りほど手厚くない。それなのに、国が背負う借金のツケをしっかり回されるのだ。
 目を世界に転じれば、グローバル化の大波が、強者と弱者、金持ちと貧乏人などさまざまな格差を生んできた。資源やエネルギーの浪費は、地球の温暖化をもたらした。
 こうしてみると、巡り合わせの悪い世代といえるかもしれない。
 しかし、嘆いてばかりでは、その若さが泣こうというものだ。
 一筋縄ではいかない世の中だからこそ、あきらめず、逃げ出さずに現実と向き合ってほしい。
 時代を変えるのは若者の力だ。
 若者たちは過去を知らない。経験もあまりない。だからこそ、いままでのやり方にとらわれない自由な発想ができる。新たな視点は、思いもよらぬ解決へのカギになることもある。
 そんな若者の新しいやり方や価値観を、いまの世の中をつくったおとなたちが、真剣に受けとめられないとしたら情けない話だ。
 今年はちょうどいいチャンスだ。衆議院の選挙がある。
 選挙は世の中を動かすきっかけとなる。
 とりわけ今回は日本の政治の姿が大変わりする可能性があるのだ。
 数は力、という。ただでさえ人数の少ない若者の声は、なかなか世の中へ届きにくい。おまけにこの国の政治家は、年配の人ばかりに顔を向ける習性がある。選挙で投票に行くことが期待できるからだ。
 傍観者のままでいると、若者が抱える問題は置き去りにされかねない。
 楽に暮らせる時代ではないからこそ、だまっていてはいけない。
 せっかくおとなになったのだ。ちょっと投票所に行ってみよう。若者の一票一票を積み上げてみよう。
 荒海に乗り出す船は、若いこぎ手を求めている。  12日 朝日社説
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 荒海のなかへ船出する君と題したわりにはちょっと寂しい内容ですが、でも今や将来への不安をいっぱい抱えた新成人であることは変わりません。こんなに仕事への不安はかってなかったことです。若者の半数を超える人が非正規雇用、そして突然の解雇、また正社員も景気の悪化で賃金カット、リストラの不安を常にかかえながらの新成人です。一頃、会社に就職すれば定年まで安泰、給料も経験年に比例して上がっていく、そのお金で車を買ったり海外旅行も、こうした生活はもう過去のものになったのでしょうか。成人式会場でのインタビューで、お金がないから結婚できない、進学をあきらめて働いている、などと言っているのをみるにつけ、着物の華やかさに目を奪われがちですが、こうした厳しさを思うと情けない気持ちが先行します。彼らがこうした世の中を作ったのではないが故に。でもやはり贈る言葉は、時代を変えるのは若者の力だ、ということになります。希望もすててはいけません。そして私達が心すべき事は、若者たちともっと語ることでしょうね。そのことで若者をもっと知ることが出来る、若者からすれば年配者の経験を聞くことが出来ます。そうした交流のスタートの場に、成人の日にこんなことを思いました。

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理科の指導力養い、苦手意識なくそう 

新教育の森:理科の指導力養い、苦手意識なくそう 学生、教員向けに大学が実践講座
 理科教育の充実を掲げた新学習指導要領が、09年度から小学校で先行実施される。文部科学省は09年度予算案に理科支援員の配置などを盛り込んだが、要の教員側に理科の苦手意識は強い。大学を中心に苦手克服へ向けた取り組みも始まっている。【三木陽介】
 教員養成で長い歴史を持つ東京学芸大(東京都小金井市)が、文科省の補助金を受けて07年度から展開している事業「確かな理科授業力のある小学校教員の養成」が注目を集めている。学生の段階で実験・観察への苦手意識を摘み取ろうというのが狙いだ。
 事業の中で2年生を対象に新設されたのが「小学校現場で活(い)きる実験観察トレーニング」。1班6人の計9班が順に実験・観察を取り入れた模擬授業を披露し、他の班や講師に講評してもらう。模擬授業の2週間前ぐらいから学生が自分たちで準備を進め、指導案を作成して本番に臨む。
 昨年12月の模擬授業。先生役の高橋紘一さん(21)は、小学校教員か中高の数学教師を目指している。授業内容は小6の「ものの燃え方と空気」。冒頭、高橋さんは児童役の6人の学生に「火をおこしたことはある?」と投げかけた。飯ごう炊さんや焼き芋のエピソードを引き出し、滑り出しは上々だ。
 実験に取りかかった。火をつけたろうそくをそれぞれ、ふたがあるガラス瓶とない瓶に入れる。ふたがある方は10秒ほどで消えてしまった。今度は、ふたがある別の瓶にろうそくを入れ、消えそうになったところでふたを取った。炎が大きくなり、教室から「おー」と歓声。実験の手順も「児童」の反応も悪くない。
 狙いはよく燃える時の条件を考えさせることだ。高橋さんは核心となる質問をした。「よく燃えた時の共通点は何か分かる?」。児童役の一人が「空気をあげる」。想定通りの答えに満足そうにうなずく高橋さん。しかし、別の一人が「涼しくなるところ」と答えた途端、しまったという表情を浮かべ、返答に窮して言葉に詰まってしまった。
 模擬授業後の討論で、高橋さんは「実は『涼しくなる』という意見は予想はしたが、どう対応すればいいのか分からなかったので、出ないような流れで授業をやろうと考えてしまった」と反省の弁。他の班からは「不都合な意見を出さないようにするより、その意見をどう拾い上げるか考えた方がいいと思う」「部屋で空気の入れ替えをすると涼しくなるよね、と説明したらどうか」などの意見が出された。
 最後に授業担当教員の中西史(ふみ)講師が「燃え続けるには新鮮な空気が必要になる→なぜ必要か→空気の組成が変化するのでは、という展開に持っていくといいかもしれませんね」と締めくくった。
 ◇公立小教員、5割が苦手 指導法の知識の低さも自覚
 科学技術振興機構(JST)などが昨年8月に全国の公立小の教員545人を対象に行った調査によると、理科の指導が「苦手」「やや苦手」と答えた教員は合わせて約5割にも上る。自身の指導法に関する知識・技能についても「低い」「やや低い」と感じているのは計約7割。苦手意識は10年未満の若い教員ほど高い傾向がみられた。8割以上が「大学時代にもっと学んでおいた方が良かった」との認識を持っている。
 中西講師は「教員の苦手意識が児童に広がっていくことが『理科離れ』問題の深刻な部分。養成段階で全学生に、確かな理科教育を実践できる力量をつけさせるカリキュラムに改革していかなければいけない」と大学が果たす役割の重要性を強調する。
 学芸大は10年度から理科を専攻していない学生を対象に、実験・観察を中心にした講座の開設を検討している。
 ◇現役先生にノウハウ伝授、工学院大が無料で 少ない研修、参加しやすい方策を現職教員への対策はどうか。
 昨年8月のJSTなどの調査では、約5割の教員が身近に理科教育をサポートしてくれる場の設定や充実を「大変期待している」と答えた。しかし、現状は厳しい。同じ調査で、理科の校内研修・研究会が年に1度も行われていない学校が約3分の2を占め、約7割の教員が他の教員の理科の授業を見る機会がない実態も明らかになった。
 そこでニーズが高まっているのが、先生のための「寺子屋」だ。工学院大が昨年、東京都八王子市内の小学校教員を対象に計15回開いた「スーパーサイエンスティーチャー養成講座」には延べ約200人が参加した。94年から毎年夏休みに子ども向けの理科教室を開いていたが、「教員向けにもノウハウを教えてほしい」との要望が高まり、新たに始めた。
 参加しやすいよう土曜日の午後に開き、参加費は無料。材料費は大学が負担し、場所は付属高の実験室を使った。講師は市教委の協力で市内の理科教師らが務めた。市外の教員からも開催を希望する声が寄せられており、同大の担当者は「今年は都内全域に対象を広げたい」と話す。
 教員向けの理科の勉強会は各地で広がりつつある。有志による自主的な会も少なくない。しかし、参加は関心が高い一部の教員に限られているのが実態だ。
 元公立小校長で東京学芸大の理科教育推進専門研究員、中部喜和さんは「多忙」を原因に挙げる。「平日の放課後は書類や保護者の対応などに追われ、まず時間が取れない。土日もPTAや部活動などで参加しにくい」という。解消策として、中部さんは「教育委員会や学校がこうした勉強会を『公式の研修』として認める方策を講じてくれれば参加しやすくなるはず」と指摘している。毎日新聞 2009年1月12日 
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新年度からは理科も時間数が増え重点化が図られます。そのわけが学力テストでの力が劣っていたということですから陳腐さを感じます。理科の指導が苦手な教員が多いとありますがそうではなくて、理科ほど授業の準備や教材の整備が必要な教科はなく、理科室を見て明日の授業で使う薬品が不足している場合もあります。そんな時は自分で薬局へ買いに行くことになりますがそんな時間もない、みょうばんとか炭酸カルシウムなどだったと思います。高校では実習助手がいて、そうした準備や授業での補助をしてくれるのですが、小学校ではすべて一人です。理科が嫌いとか関心がないのではなくてこうしたことから指導が苦手になります。それで大きな学校では理科専科が配置されます。本当は理科は大事なのに国語や算数から見れば軽く扱われてきました。その結果がこうした事態を招いたとも言えます。ですから臨時講師の人を専科にあてるとか、かっての理科教師が怒っていることもありました。4月から退職者を理科支援講師としてたくさん採用すると言われています。補助要員になるのでしょうが、とりあえずこうした人も増やして理科に子ども達が目をむくようにすることが先決というところでしょうか。

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注目!フィンランド方式

注目!フィンランド方式 読書法、作文や算数ドリルが日本にも普及
 日本の子供の学力低下が懸念される中、世界トップ級の学力を生み出すフィンランドの学習法に関心が高まっている。「フィンランドメソッド(方式)」をうたう読書法や作文の書き方、算数ドリルといった学習関連本が相次いで出版され、教育関係者ばかりではなく、一般家庭にも普及し始めた。知識詰め込み型の学習法から脱却しようとしている日本にとって、自ら問題を発見して、自分の言葉で表現し、考える力を身につけるフィンランド式は大いに参考になりそうだ。(中島幸恵)
 OECD(経済協力開発機構)の学習到達度調査(2006年、15歳対象)によると、57カ国・地域の中で、フィンランドは「数学的応用力」2位(日本10位)▽「科学的応用力」1位(同6位)▽「読解力」2位(同15位)-と調査対象の3項目すべてでトップクラス。一方、日本の子供は、読解力が不足していることに加え、初めて目にする問題に対し、知識を応用して解くのが苦手なことが明らかになった。
 昨秋刊行された『フィンランドの教育力』『リッカ先生のたのしい算数 たし算 ひき算』(いずれも学習研究社)の著者で、フィンランドで10年間、小学校教師をしていたリッカ・パッカラさん(39)=都内在住=は、祖国の教育について、「フィンランドでは、母国語をとても大切にしています。新聞や本をよく読み、家族で社会のいろいろな問題について語り合う機会が多い」と説明する。
 また、小学校教師時代のパッカラさんは、例えば算数の問題を解かせる際には、「おもちゃ屋さんに車の模型が15台あり、このうち6台を友達のプレゼントに買うと、お店に残るのはいくつ?」といった具合に、日常生活の中で扱えるよう指導していたという。
 「勉強は強制ではなく、楽しんで身につけるもの。そのためには、教師も子供のレベルに合わせてさまざまな方面から教えられるようトレーニングを怠りません」とパッカラさんは語る。
 読解力を養い、国際社会で通用するコミュニケーション能力を高める訓練法としても、フィンランド式学習法は有効だとされる。3年前、いち早くフィンランドの小学校で使われている国語の教科書を翻訳し、教育現場で実際に行われている手法を参考にして、コミュニケーション力を養成しようと、平成17年に刊行された『フィンランド・メソッド』シリーズ(経済界)は累計30万部を売り上げた。
 同社の編集担当者は「現地には『フィンランドメソッド』と呼ばれるような特別な教育法はなく、ふだんの生活から生きる力を身につけられるように、自分で考え、理由をはっきりさせて相手に分かりやすく伝えることを習慣化させている」と説明する。
 作文や読書感想文を書くときも書きっぱなしにせず、音読しながら、どうしてそうなるのか、筋が通っているか、相手が理解できるような言い方をしているか、といった点を改めて確認することで、発想力や論理力、表現力などを鍛えられるのだという。
 日本で、こうしたフィンランド式学習法が定着するか、ブームで終わるか-。それは、日本人の学び、学ばせる意欲しだいといえそうだ。
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 フィンランドの成績がよいからよい所は見習おうというのはやや短絡的との思いがあります。そのやり方や方法だけ切り離して持ってくることは、形だけの真似になりかねないからです。国情や風土も違います。日本では、根本的に見直す必要があるのは暗記中心の受験勉強です。暗記力知識力で高得点がとれ成績優秀となり有名大学に進学できるというシステムの見直しです。そこをさわらないで真似しても意味がないのではないでしょうか。
ただ、フィンランドでは、母国語をとても大切にしていて、新聞や本をよく読み、家族で社会のいろいろな問題について語り合う機会が多いとか、勉強は強制ではなく、楽しんで身につけるもの、などは参考とすべきでしょう。

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左義長、町会の新年会がありました

今日11日は、私の町会では、左義長、町会の新年会がありました。その新年会に遅れて来た人は成人式に行ってきたとか。今日1日で3つもの行事があったのかと思いました。季節の伝統行事は子ども達にも受け継がれていってほしいものです。左義長は、玄関の注連飾りを火にくべるだけでほっとします。これで今年も厄除けができたと。ゴミに出すよりもはるかに気持ちがすっきりします。書き初めを燃やすと高くあがることで字がうまくなると、言われます。焼いたお餅を食べると無病息災とか。起舟祭が能登であったとか、これも正月明けの漁の安全を祈るものです。正月が終わり、こうした伝統行事が多くあります。今は季節は厳寒ですが、こうして1年の幸を祈るものが多くあります。
 中国では今からが春節とか、本当の正月です。

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今朝の登校時、晴れました

今朝の登校時、晴れました。その分寒さが身にしみます。風が冷たくやっぱり寒の入りです。低学年の子が大きな袋に空き箱を入れて歩いていました。そんなに重くはないと思うのですが、かさばるので歩きにくそうです。この時期、思い出してみると、これを使うのは算数での形の勉強です。四角、三角、丸の認識の1年生の学習です。お菓子やティシュなどいろいろな空き箱が入っています。こうした空き箱、それからトレイ、空き缶などの材料は学習にとっていろいろ役に立ちます。つまりこうしたものがいつもあると学習活動にとっては助かるということです。そうしたコーナーを作って日頃から集めておくのも手だと思います。段ボールはかさばるのですが、これをつないで、中をくりぬきトンネルを作ったり、積み上げて家を作ったりする活動では子ども達大喜びです。小さな段ボールを置いておくと、その中に入ってお風呂のようにしている、これが子どもです。 
 さて、正月あけは、たこ揚げ、はねつきに関係して、コマ、あやとりなどが生活科でも取り上げられます。手っ取り早いのはあやとりです。でもこれも奥が深く、おばあちゃんに習ったりして本人の意欲もあり上達がみごとです。本を見ながら練習する子もいて意欲十分です。毛糸一つでこんなに楽しめるなんていいですね。

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当地では今日から新学期

 当地では今日から新学期、ではなくて後期の途中ですから新年明けというところでしょうか。ややこしいですね、やはり3学期制の方がいいです。ぐっと冷えたせいもあるのですが、登校する子ども達の顔も少し輝いて見えます。子どもはいつも夢や期待を持つものです。新しい年への期待を持って歩く子も多くいたのではないでしょうか。初日のこの日、恒例の持ち物の多さです。おおきな紙バックを両腕で抱えて歩く子もいます。3年生以上でしょうか、どの子も手に持っていたのが習字セットです。最近のはスマートな大きさ、そして軽そうには見えるのですが。今日は書き初めの日、登校したあと書き初め会があります。正月二日に書き初めをすると字がうまくなると言われます。家でも練習したようですが、二日に書いた子もいるでしょうか。今日の書き初めの後、左義長へ持って行って燃やすことになりますが、一連の正月の行事は雪の中が定説、でも今朝は晴れて積雪はありません。今日からの登校は1月いっぱいが寒さとの勝負です。朝6時半を過ぎるとあたりが明るくなり始めものが見えるようになります。日の出は7時すぎ、この暗さで起き出すのも勝負です。マスクの子もいます。風邪もこれからが用心、元気で終業式まで登校してほしいものです。さきほどの書き初めですが、パソコン、携帯の浸透で、ペンで字を書く機会が自分を振り返っても減りました。まして、筆を持って書くという大人も、その機会もへっているのではないでしょうか。そうした折り、この書き初めは小学校の体験として大事なのだろうと思います。以前まで算数の時間にそろばんがあったように。ちなみにこのそろばんを使う大人はもっと少なく、計算機が主流のはずです。頭を使う点ではそろばんは有効だとは思いますが。持ち物の重さのせいか、前のめりで転んで歯をぶつけ痛いといっている子を連れて学校まで歩いた今朝のことでした。

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野宿者と貧困、身近に引き寄せ 現実どう教えるか

新教育の森:野宿者と貧困、身近に引き寄せ 現実どう教えるか…襲撃事件なくすために
 少年たちによる野宿者襲撃がなくならない。事件を防ぐため、学校現場に何ができるのか。広がる貧困や雇用の現実をどう教えればいいのか。教職員や支援者による授業づくりの全国ネットが発足し、取り組みが広がり始めた。【磯崎由美】
 「今日は椅子取りゲームをやります」。杉浦真理(しんり)教諭(45)のかけ声で、生徒たちが教室の中央に椅子を集めた。
 京都府宇治市の立命館宇治中学校・高等学校。昨年12月、高校2年の政治・経済でワークショップ形式の授業があった。生徒たちは既に毎日新聞くらしナビ面の連載「働けど ’08蟹工船」を読み、格差について学んだ。何が始まるか察した子も多いようだ。
 まずは男女各10人が並べた椅子の周りに立つ。椅子は14個だが、半分に「男性専用」の張り紙がある。教諭が音楽を流し、ストップ。男子は全員座れ、女子6人が脱落した。「ずるいよこのゲーム」「女性専用はないの?」。女子からブーイングが上がる。
 教諭「この椅子は今の社会の、何だろう?」
 男子生徒「雇用でしょ」
 教諭「男性だけ募集するのは法律違反だよね。でも現実がこうなのはなぜ?」
 女子生徒「面接で決まるから……かな」
 「次は一見公平なゲームをするよ」。教諭が「男性専用」の紙をはがした。生徒22人で椅子は17個。教諭が就職した21年前の就職状況を反映した数だ。初戦で5人があぶれ、「悔しい」と苦笑い。2回戦。教諭は「これを07年バージョンにします」と、さらに7個椅子を減らす。「えー、少な!」と驚く女子に「まあこんなもんやろ」と男子。
 消えた椅子はどこへ行ったのか。「派遣社員のところ」「会社が危ないからリストラされた」「外国人が取った?」。いろんな疑問が出たところで、授業は講義へ。
 ◆支援団体の教材利用
 経済界の要請で派遣労働の規制緩和が進み、人件費削減で椅子取りゲームが厳しくなった。その結果、野宿になる人が増えていく。では、住所も蓄えもなくした人が一気に野宿を抜け出せるのか--。生徒たちと問答を重ねる。
 杉浦教諭は前任校で福祉を担当し、「障害者や高齢者福祉は教えても、野宿者問題は抜け落ちている」と感じた。でも、どう教えればいいのか。悩んでいた時、大阪で野宿問題の授業づくりに取り組む支援団体「野宿者ネットワーク」の生田武志さん(44)を知り、昨年度から授業を始めた。この日のゲームは生田さんの教材をアレンジした。
 どうすれば椅子を増やせるのか。授業の最後、生徒たちからこんな案が出た。「新しい公共事業」「政策で企業に採用人数の枠を決める」「派遣社員を正社員にする」「2人で座る」
 次の授業では、九つの野宿者対策を挙げ、重要度をランク付けしてもらった。生徒たちが1位に選んだのは「住居」ではなく「仕事」。杉浦教諭は「彼らの中にまだ『野宿者イコール働かない人』という意識が強いことの表れ」と感じた。「来年度は人権にどう踏み込むかが課題です」
 ◇授業づくり全国ネット発足 取り組み事例や情報を共有
 少年たちの野宿者襲撃は、82~83年に横浜で起きた中学生による連続襲撃事件で社会問題となった。不況で野宿者が増えると事件も顕在化する。08年にも東京や名古屋で寝ている人が突然殴られたり、テントへの放火とみられる事件が続いた。12月には福岡で13~18歳の少年7人が万引きした生卵を野宿者に投げつけ、暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕されている。
 「人間のクズだから死んでもいいと思った」「やらないと仲間はずれになる」。少年たちの供述からは、野宿者への偏見と、暴力によって自尊感情を取り戻そうとする姿が浮かぶ。「多くは集団で暴力に走る。結束を確かめるため弱者をおとしめる。周囲に同調して自分の存在を確認する。生徒間のいじめと同じです」と生田さんは指摘する。
 ◆教職員にもある偏見
 7年前に授業作りを始めた生田さんは、学校に講師として招かれることも増えた。それでもなかなか広がらないのは、「教職員に野宿者への偏見があるため」と感じるという。そこで有志が呼びかけ昨年11月、「ホームレス問題の授業づくり全国ネットワーク」を発足。教職員や支援者、ジャーナリストら約230人が集まり、メーリングリストで情報や意見を交換している。▽教室に野宿者を招き話を聞く▽事件から少年たちの心を考える▽支援活動に参加する--など、バラエティーに富む授業例が集まってきた。
 教育委員会の取り組みでは川崎市が進んでいる。95~96年に少年たちが野宿者にロケット花火を撃ち込む事件が相次ぎ、野宿者人権教育の指導事例を作り、全市立校に配布した。夏休みに野宿者と生徒が一緒にトンネルに絵を描いた学校もある。東京都教委も人権教育プログラムで触れているが、「実施するかは各校の判断」で、現状は不明という。全国ネットは今後、行政にも教材づくりや授業の実施を要望していく予定だ。
 ◇人ごとでないと感じて
 派遣切りや内定取り消し。10代にも人ごとではない事態が進む中、大阪府立三島高の松井克行教諭(45)は3年生の政治・経済で、今の不況に踏み込む授業に挑戦した。
 松井教諭は6年前、前任校で貧困層の生徒たちとかかわった。高卒の就職状況は悪く、地域では襲撃も起きていた。そこで生徒たちに安いアルミ缶集めで苦労する野宿者のドキュメンタリー番組を見てもらった。ある生徒が「働くことの大切さを教えられた」と言ったことが記憶に残る。
 今年度は生田さんの教材を基に、サブプライム問題など世界の出来事と日本の貧困の結びつきを講義した。日々のニュースが自分たちともかかわり、ネットカフェ難民や野宿者の問題も身近なことと感じてもらうためだ。
 計6時間の授業を終えた生徒たちに感想を聞いた。ある男子生徒は「こういう時代で自分もホームレスになるかもしれない。大人になったら株でもうけようと思っていたのに、怖くなった」。女子生徒は「ホームレスって自業自得と思っていたけれど、社会にも原因があるんやなあ」。
 格差解消のために自分に何ができるのかという質問には、「ちゃんと税金を納める」(男子生徒)▽「多分何もできない」(同)▽「とりあえず、自分は関係ないとは思わない」(同)▽「ボランティア活動で貧困者を助けたい」(女子生徒)--などの答えが返ってきた。
 「貧困を対等なまなざしで見られる人になってほしい」。松井教諭から生徒たちへのメッセージだ。
 ◆大阪でセミナー開催--2月と3月
 「ホームレス問題の授業づくり全国ネットワーク」は2月8日と3月1日、大阪市浪速区の大阪人権博物館リバティおおさかで、講義とワークショップを織り交ぜたセミナーを開く。先着40人。参加費は一般1200円、高校生または18歳以下200円、中学生以下無料。申し込み・問い合わせは野宿者ネットワーク(090・8795・9499)へ。
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 「野宿者ネットワーク」のような存在はあっていいと思うし、授業で取り上げ生徒達に考えさせるのも必要だと思います。教職員にもある偏見とあるように子ども達が何も知らないのと同様に教師までもが正しい情報と認識を持ち合わせているとは思えず、そうした学習がまず必要というところでしょうか。
以下の記事も関連がありそうです。
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広大が失業者採用 非常勤20人、あすから受け付け(広島)
 広島大(東広島市鏡山)は5日、最近の経済情勢の悪化で職を失った人を対象に、非常勤職員20人を採用すると発表した。7~9日に申し込みを受け付ける。大学がこうした形で職員を採用するのは全国的にも珍しいという。
 雇用期間は19日から3月末までの2か月余り。職種は東広島と霞(広島市南区)の両キャンパスでの図書整理や、霞キャンパスの大学病院の清掃業務など。時給900円で、勤務時間は平日の午前9時から午後5時まで。
 応募資格は、最近の雇用情勢悪化に伴って雇用主の都合で解雇された県内在住の人で、ハローワークを通じて休職中であること。年齢は問わないが、離職証明書などが必要。面接は13、14両日に広島市中区の東千田キャンパスで行う。申し込みの際に面接の日時を指定する。
 広島大総務室人事グループでは「大学として地域のために貢献したいと考えた」としている。問い合わせは、同グループ(082・424・6026)。
(2009年1月6日  読売新聞)
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 日本の国が安心して住める世の中(憲法二五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する)にすることが2009年の最大の緊急課題です。

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スポーツの変  スポ少年団の母

スポーツの変  スポ少年団の母 負担と疲労の週末
布団から飛び出した細い腕が、携帯電話のアラームを止めた。
 午前五時半。岐阜県内の新興住宅地に住む主婦(三四)は、名残を惜しむ間もなくベッドのぬくもりから抜け出した。小学4年生の長男(一〇)を、学校に送り出さなくてもいい週末。
だが、野球のスポーツ少年団の存在が朝寝を許さなかった。
 息子を起こすと、弁当のおにぎりと朝食の準備。前夜に洗ったばかりで半乾きのユニホームをバッグに詰め込み、慌ただしく家を出た。この日は車当番。助手席と後ろ2列の席に団員を詰め込み、練習試合の会場へ運はなければならない。
 よその子を乗せての運転は緊張を強いられる。ただこの日は師走という時節柄のせいか、ふと物思いにふけった。われに返った、というのが正解かもしれない。
 「息子には、近所の友達と野球を楽しんでほしいだけ。必ずプロにしたいわけじゃない。なのに、私は何をしているの」
 近所の公園で、三角ベースをするのにも困る少子化時代。少年団は 「普通の野球」に接する最初の扉にすぎないはずだった。数千円の月謝は確かに安い。ただ、それ以外の家族の負担は想像を超えていた。
  こうして車を出すだけでも、家計には痛い。ガソリン代が自分持ちなのは当然。車の買い替えにも神経を使う。「5、6人の子と野球用具、お茶を運べないと迷惑をかける。小型車を買うのが許されない雰囲気がある」
  昨夏には、家の冷蔵庫を新調した。月一回巡ってくるお茶当番のためだ。「夏場ならI日10㍑を冷やす。おしぼりや熱射病対策の氷、アイシング用の保冷剤もいる」。テントを管理する当番もある。一戸建てのわが家はいいが、マンションやアパート住まいの人はどこに置くのだろう。
 父親も毎回、コーチに駆り出される。周りには、単身赴任先から駆けつける人も。慣れぬ運動で腰を痛め、仕事に差し支えた人もいる。
 考えるうちに球場に善いた。試合が始まったが、ゆっくり見られない。各家庭から持ち寄ったポットからコーヒーを注いで監督とコーチ、審判のもとへ。イチョウの枯れ葉を踏み散らしながらベンチ脇を行き交う母親らは、守備位置で打球を待つ子たちより忙しいように見える。
 試合が終わると、ミーティングの間に親たちがグラウンドにトンボをかけた。子ども自らが、鍛錬の場に感謝の意を示すべきだという考え方は、もう古いのだろうか。
 帰りの道中。シートでまどろむ子らを横目に内省を続けた。
 少年団が息子だけでなく、自らの生活に張りをもたらしていることは間違いない。「野球を通じて、近所とつながりを得られたのもありがたかった」。しかし、家族ら週末は確実に奪われる。今年は家族旅行にほとんど行けなかった。 同級生の親には、入団前に説明を聞いただけで音を上げた者もいた。
 「ひとり親であるばかりに、子どもの野球への熱意に応えてあげられなかった人もいた」
 わが家も、そんなに余裕があるわけではない。ただ自分が手を抜けば、息子のチームでの立場に影響があるかもしれない。途中で辞めれば、団に残った子と学校で気まずくなるとも聞いた。
 子ども好きな夫でさえ、時々ぼやく。「白分が少年野球をしていた頃は練習はもちろん、公式戦でも親の姿はあまり見なかったけどなあ」。
 「ただいま」と帰ってきた子の声と顔色から活躍のほどを察し、食卓で土産話を待つ。もう、そんな時代ではないのか。  
 息子以外の団員を車から降ろすころには、日がとっぷり沈んでいた。
自宅の玄関に転がり込んだ瞬間。後から聞こえた邪気のない声が、疲れに追い打ちをかけた。
 「ああ、おなかすいた。早くご飯作ってよ」          1月3日中日新聞
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 これは以前から気になっていた内容です。土日はスポーツ少年団の活躍の時、試合がない場合でも練習試合や練習で土日、学校の玄関はいくつもの団が交叉して大賑わいです。学校が集合場所、ここから車を乗り合わせて出かけます。見ると、記事にあるように、母親が大忙しです。ポットやシート、椅子などを持って慌ただしく動いています。夏の暑い日は終わった後でバーベキューなどの懇親会もあるとか。好きな人はそれでいいのですが、この時にも準備と世話がいります。こうしたつながりで親同士の仲好しができるのはいいと思いますが、たまに休みたい時もあるのでしょうね。子どもにしても月から金まで学校で疲れ切って勉強しているのに土日こうした団の活動はどうなのでしょうか。間違いなく分かるのは、月曜日、だらんとした疲れた顔で登校する子ども達です。こうした日程を巧みにクリアする子もいるのでみんな同じではないのですが。我が子のためにこれも試練なのでしょうか。どうもそうではないように思えてなりません。軽減の道はどこにあるのでしょうか。

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新しい年が明けました。

箱根マラソンからは晴れの美しい天気が映っていますが、この天気で気持ちの持ちようがこんなにも違うのかと思うくらいです。29日あたりはこちらもいい天気でした。こうした天気は楽しくなりうれしくなります。南向きのテラスで日だまりの中にいると気持ちよく暖房もいらないようです。でもこちらは元日は雪、2日も小雨でした。その朝、初詣マラソンに出かけました。10カ所の寺社を回ってお祈りします。「今年の健康と皆さん自身の願い事をお祈りしましょう。お祈りとは、頼みごとでなく、自らの行動指針を表明することです。」と中央走ろう会のホームページにはあります。10回もお祈りすればさぞかし満願成就となるのではないでしょうか。今年は仕事始めが5日、それまで寝る家もない人が派遣切りで急増とのニュースが流れていますが、いかに日だまりが暖かくても、夜の野宿は体にこたえます。最低の文化的な生活も保障されない日本の国が新年を迎えた2009年は大変な年になる気がします。そうした貧困は子どもにも迫っています。折しも年明けからは受験シーズン、力があり行きたい学校があっても貧困(親のリストラ、賃金カットなどという意味)のせいで心を痛めている子、生徒も多いはずです。そうした心配をしなくてもいい世の中にならないかなということもお祈りしました。そして実態が広く知られていない教員の勤務態様です。年明けは、3月の学年末に向かっての仕事になりますが、体と心を壊さないで乗り切りたいものです。
 昨年、学習会に参加して、あるいは本を読んで分かったことが一つあります。朝早くから、夜9時10時まで勤務する教員、驚くことに学校に寝泊まりする人もいるとか、そうした重苦しい教員の実態ですが、子ども達と父母とのつながりや実践で素敵な楽しい明るい展望のもてるものがいくつもあったことです。しかも、どんなに行政が通達などで教員を縛ろうとしても、この3者の絆には易々と入ることはできない、これも心強いことです。
このことも心に刻んでお祈りしました。展望は持てるのだと新春に思ったことです。

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