学童クラブの施設と環境
用事があって隣接の町の学童クラブを訪ねました。平日の午前なので子どもは学校へ行っていて誰もいません。素敵だなあと思ったのは、施設の環境でした。学校の隣、同じ土地にあります。その学校はと言えば広い玄関前の敷地です。駐車場というより玄関前広場ですね。その横に学童があります。下は町の人が使うコミュニティ施設その上が学童の部屋です。入ってみて広い部屋と明るい間取り、作品や飾りもいっぱいあってこれなら学校から近いし、ただいま、と元気に学童に帰ってこれるしいい環境だなあと思いました。学校の体育館や運動場も遊びに使えるそうです。最高ですね。学校に隣接して学童があり、施設も立派であることは大事なことだと思いました。そこで指導員の報告がありました。愛は1年生、3年のお兄ちゃんと2人兄妹。そのお兄ちゃんは行動面で衝動性があり他児とのコミュニケーションが取りにくいとのことで虐められていると母親は見ていて、そのお兄ちゃんに手がかかって、愛はほおっておきぼりの様子もあるとのこと。その愛、自分の思いがかなわないと、そのまましゃがみ込み、「私のこと嫌いなんやろ」「もう一生遊ばん」と動かなくなる。他方では、運動も好きで1年女児10人の中では進んで遊びを進めたりするリーダー的な所もある。でもいじけた時の顔の暗さが気になるという。「私のこと嫌いねんろ」の裏には「嫌いにならないで」と伝えているように感じた、と指導員は述べている。そして、いじけていなければ愛の居場所がないのかもしれない、愛の寂しさを感じた、とも。6月のこと、遊ぶ相手が2人ずつそれぞれ決まったのに愛の相手はいない。そこで指導員は「あら愛ちゃん、あのね、私も遊ぶ人が今日いないんや。どうや、一緒にあそばんけ。」と伝えた。愛は目を丸くびっくりしていた。それでもうれしそうな顔になっていた。「何してあそぼうか。」と聞くとよほどびっくりしたのか、言葉がでてこない。「よーし、抱っこユラユラ」と抱き上げてみた。愛はほっとしたらしく「どっかいこう。」と言った。砂遊びを始めると同級生が来て「なにしとらん。」「砂遊びや。」と得意げに言い、「まぜて」「いいよ」と和やかに遊び始めた。この報告の流れからしても、愛の寂しい気持ちに寄り添う所から指導が始まると思いました。「よーし、抱っこユラユラ」なんてお母さんにしてもらったことがない様子ですし、この実践は素敵ですね。この子の寂しさ、甘えたい気持ちをお母さんに伝えることもいります。リーダー性があり運動が得意な愛ちゃん、その素敵さを日々お母さんに報告しながら、自然な形で愛ちゃんの寂しさも伝えていけば、と思いました。
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