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離任式

離任式の場に入れてもらうことが出来ました。3月から4月にかけては離任、新任の時です。転任は宿命とは言え、慣れ親しんだ子ども達や学校との別れは悲しいものです。廊下に手紙が落ちていました。1年生の子が担任の先生が異動するので、書いて今日持ってきた手紙のようです。その教室へ行くと、元気な声がして一人の子が手紙を集めていました。この子達ももうすぐ2年生です。どことなく頼りない感じの1年前とは違います。たった1年でこれだけしっかりするものかと思いました。離任式では卒業生も参加していました。6年から1年の在任期間の職員のお別れでしたが、1年でこれだけ成長する子達ですから、たった1年間の先生も別れの悲しさは同じです。新しい学校で元気で仕事されるようにと思いました。

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15の君へ、手紙

15の君へ、手紙、タイトルが違うかもしれませんがこのテレビを見ました。アンジェラ・アキの作曲のこの歌はコンクールの課題曲にもなって全国の中学生に歌われています。卒業式でも歌う所もあり、涙のシーンが出ていました。アンジェラ・アキが手紙を書いた各地の中学校を訪れる内容ですが、登場するのは女子です。男の子が出てこないのですが、この見方は正しくないのかもしれませんが、以下は私見です。悩むのは女子、男子はそれほどでもということになりますが、簡単には色分けできないとは思います。でも小学校1年からかいがいしく手のかかる子の世話をしたりそうしたことに気づいてすぐ行動を取るのはどちらかと言うと女子、高学年でも児童会や各種委員会のリーダーや世話役の中心はやはり女子です。授業でも考えた発言は女子にも目立ちます。片や、男子はへなへなしていて頼りない、いつも騒いで落ち着かないということも折々に耳にします。誕生からの生育で家庭で男子はちやほやされて来たのでしょうか。少し前、あるお母さんと話していて、男の子の育て方が分からないともらしていたのを覚えています。その場では周りにいた他のお母さんもうなずいていました。この場合は子育ては母一人、父が不在ということになりますが、まあそれは置いておいて、話を戻すと、自分の悩みを綴った手紙を読んでいるのは女子でした。多いのは友達関係です。辛くなって登校できなくなった人もいます。そうした多感な複雑な気持ちを持ち、でもつらさを乗り越えていくのが15なんだと改めて思いました。

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半世紀で1700万点 ベルマーク運動

半世紀で1700万点 ベルマーク運動、全国トップ走る郡山一中 福島2009年3月26 学校で使う教育機器や備品の購入に生かされる「ベルマーク運動」で、郡山第一中学校(郡山市菜根2丁目、953人)が集めたベルマークの累積点数が1700万点に達した。1976年以来、全国の小中学校のトップを走り続ける。生徒自らが主導する全校あげての取り組みと、地域の人たちの協力が「伝統」を支える。(日高敏景)
 同校の取り組みの特徴の一つは、生徒会のベルマーク専門委員会を中心にすべて生徒の手で進めている点だ。毎月末の4日間が収集日で、各クラスに3人いるベルマーク委員が生徒一人ひとりに封筒と集計表を配り、クラスごとに回収して点数を集計。さらに「ベルマーク室」に集め、種類ごとに仕分けする。毎年7月には全校生徒が参加して仕分けや集計をする日もある。
 地域のバックアップも見逃せない。卒業生やその保護者、地域の人たちからベルマークが郵送されるほか、近くのスーパーには店側の協力で収集箱を置かせてもらっている。学校の敷地隣の歩道付近にはベルマーク教育助成財団(東京)から贈られた「ベルマークポスト」もあり、散歩中に入れる人もいる。
 昨年10月から専門委員長で2年生の松本侑君は「みんなで集めたベルマークが形になり、学校生活に役立ってうれしい。集計作業は大変だけど、地域の人たちが協力してくれるのでやる気にもなるし『ちゃんとやらなければ』という責任感もあります」。
 同校はベルマーク運動が始まった翌年の61年から参加。76年に累積300万点を達成して小中学校で全国一、2002年には1600万点を突破した。これまでに購入した備品はグランドピアノやキーボード、テレビなどさまざまで、この冬は生徒の要望が多かった加湿器38台を買って各教室に設置した。担当の馬場康之教諭(36)は「おかげで、この冬はかぜやインフルエンザになる生徒が少なかったようです」と振り返った。
〈ベルマーク運動〉「へき地などでも等しい義務教育を」との全国へき地教育研究連盟の要請を受け、朝日新聞社の創刊80周年記念事業として始まった。ベルマークは協賛会社の商品に付けられ、1点が1円に換算される。学校の備品購入に充てられるほか、購入代金の10%がへき地校や被災した学校、海外の教育支援などに生かされる。現在、幼稚園から大学まで全国の2万8500校が参加する。      朝日
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 ベルマークでいろんな物が買えるから便利です。学校で使うドッチボールや一輪車も買うことが出来ました。ただこの集計がやっかいでこの記事のように中学生だと自分で出来るのですが、小学1年生の教室でクラスごとにベルマークの分類は大変です。学校によってはベルマーク委員としてお母さんが来て仕分けをする所もあるようですが。地域の人が買ったいろんな所にベルマークがあります。ですからその気になれば結構集めることが出来ます。グランドピアノやキーボード、テレビ、加湿器といった備品は本来は教育予算でそろえるのが筋で、ベルマークに頼ること自体に違和感を持つのも事実ですが。

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大阪の公立高夜間課程で167人不合格

大阪の公立高夜間課程で167人不合格 不況で志願者増 2009.3.27  産経
 大阪府教育委員会は27日、平成21年度公立高校入試の2次試験の合格者を発表した。2次試験が始まった15年度入試以降、受験者と合格者が同数だった夜間課程で167人が初めて不合格となり、府教委は同日、4月以降に補欠募集などを実施するよう各高校に求めた。
 ここ数年、夜間課程はほとんど定員割れだったが、今回は入学志願者が募集人員を大幅に上回ったためで、府教委は「深刻な不況の影響で夜間課程を志願する受験生が急増した」と分析。綛山(かせやま)哲男教育長は「補欠募集により、できる限り多くの子供の進路実現につなげたい。志願状況を詳細に検証し、次年度以降の生徒収容のあり方について検討する」とのコメントを発表した。
 2次試験は全日制5校のほか、夜間課程の定時制16校と多部制単位制III部3校を対象に25日に実施。定時制には650人、多部制III部には106人が受験し、それぞれ136人、31人が不合格になった。
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 不況の影がここにまで押し寄せています。昼間仕事をして夜間学校で勉強するのは簡単ではありません。そしてやめないで卒業まで続けるのも至難です。でも志願者が増えているのは親に頼れない、働いて稼がないと高校に行けない深刻さの現れです。同時に夜間課程は、該当年齢の生徒が学ぶ他に、広い年齢層にも開かれていると思います。年配の人でも学ぶ意欲があればその機会を作ることが出来る、そのための夜間高校です。それはまた夜間中学にも言えることです。中学は廃止が続きましたが、学ぶ場として残しておいてほしい、そう思います。

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貸し出し、1人年100冊超

貸し出し、1人年100冊超 山形県鶴岡市立朝暘第一小図書館
 学校図書館の児童一人あたりの年間平均貸出数が、ゆうに100冊を超える小学校が山形県鶴岡市にある。市立朝暘(ちょうよう)第一小(難波信昭校長、児童616人)。昨年度まで10年連続で「100冊超え」を達成し、今年度は150冊にも達しようかという勢いだという。
 同小の朝は、図書館の貸し出しカウンターに行列ができることから始まる。午前7時45分の開館と同時に、児童らが一気になだれ込み、われ先にと本を借りていく。6年生の白幡美菜子さん(12)は「1年間に200冊ぐらい読みます。6年間で読んだ本は、たぶん1000冊以上。読書は、現実ではあり得ないことが体験できるから好き」。
 図書館の活用に力を入れ始めたのは、平均貸出数が年50冊程度だった1995年度からだ。「レストランのような図書館に」を合言葉に、人形を置き、窓にフリルのカーテンをかけて親しみやすい空間に仕立て、翌96年度には、校舎の外れにあった図書館を昇降口近くに移し、児童が気軽に来られるようにした。保護者にも、読み聞かせなどのボランティアへの参加を呼びかけ、本への関心を家庭でも共有できるよう工夫したという。
 さらに、日常の授業では、図書館の蔵書を使った「調べ学習」を積極的に導入。専任の司書教諭が、市から派遣された学校司書と協力して授業で使える図書や資料を準備し、各クラスの担任教諭をサポートする。
 「まず児童に読書の習慣をつけさせ、読書力を磨く。次に調べ学習の際などに、図書館の本を使って課題を自分で解決させるようにしています」と司書教諭の宮島昭子さん。
 読書量の増加は、児童に様々な影響を与えているという。語彙(ごい)が増え、表現力が増す。読書の時間を捻出(ねんしゅつ)するために、時間の使い方もうまくなるという。
 難波校長は「ここの児童は、読み聞かせの効果もあり、人の話を上手に聞ける。さらに、何事にも意欲を持って取り組む。それは読書をきっかけに、様々なことに興味を持つようになったからだろう」と話している。(村田雅幸)
                     (2009年3月26日  読売新聞)
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  図書館の魅力って本当に大きいと思います。そしてここでも効果的なのは専任の司書教諭がいることです。そして市から派遣された学校司書と協力して授業で使える図書や資料を準備し、各クラスの担任教諭をサポートする、という体制は担任にも力強い味方になるし、子どもにとっても助っ人です。読書の効果は校長の言っている通りです。子どもはお話好き、本好きです。この事例は特別のことではなく、体制をとって子どもにすすめるとこのような結果になり効果も大、ということでしょう。パソコンでの調べ学習と平行して図書の調べ学習も大いに賛成です。

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幼・保と小学一貫教育

幼・保と小学一貫教育 品川区、22年度の導入検討 2009.3.26 23:52 産経
 小学校に入学したばかりの児童が落ち着いて授業を受けられない「小1プロブレム」に対応するため、東京都品川区教育委員会が、幼稚園・保育園と小学校の一貫教育のカリキュラムを作成し、平成22年度の導入を検討していることが26日、分かった。
 小学校入学前から集団生活のルールや、初歩的な読み書き、計算を教えるというもので、自治体として本格的な導入は異例という。
 同区教委によると、区立・私立の幼稚園長や保育園長のほか、区立小学校長、学識経験者からなる「修学前教育推進委員会(仮称)」を今年5月に設置し、カリキュラムを作成。区内の小学校と幼稚園・保育園の交流を拡大し、ドッジボールや、合奏などを通じて集団生活のルールなどを教える。
 また、小学校の教員が幼稚園などに出向き、入学前から、ひらがなの読み書きを教えたり、すごろくを使って一ケタの足し算、引き算などを学ばせたりすることも想定。保育士や幼稚園の教員もこうした内容を教えられるよう、独自の認定制度を設けることも検討する。
 自宅で育児をしている家庭には、幼稚園などに来てもらって無償で同様の教育をしたいとしている。
 同区の21年度予算案に「乳幼児教育の充実」として盛り込まれた。
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 導入の発想が「小1プロブレム」に対応するためというのは場当たり的です。そうした心配や不安がなくなり落ち着いて座っていてくれればいいという形からの導入では意味がありません。また小学校入学前から集団生活のルールや、初歩的な読み書き、計算を教えるというのは学校入学の新鮮さを失いその堅苦しさは学校入学の魅力を奪います。幼・保から小学校への入学は子どもにとって劇的な環境の変化です。でも子どもはしなやかにそれに対応する力を持っています。学校にはあまりにも形式的、詰め込み的、管理的なものが多いからプロブレムになるのであって、このような姑息な発想の一貫教育なるものでは進展はしないでしょう。新聞のコーナーに毎日連載されています。学校に入ったら、漢字を習いたい、友達を増やしたい、かけっこをしたい、お姉ちゃんと一緒に早く学校に行きたい、など期待いっぱいのこの子達にこたえるのは、暖かい雰囲気とゆったり進む学校の生活です。

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春休みに入りました

春休みに入りました。教職員の異動発表もあり、学校では新学期、入学式の準備に入っています。新聞での異動発表を見て、新採教員の多さにびっくりしました。新採といっても卒業したての人ばかりでなく、長年講師を続けて晴れて採用となった人も多いと思います。日々教壇に立ち、そして採用試験に向けての勉強も続けたわけでその苦労は小さくありません。晴れて採用になっても今年1年、がんじがらめの初任研修が待っています。しようと思うことが出来ないもどかしさはこれも試練でしょうか。子どもにとっては春休みですが、教職員は連日入学式始業式まで分刻みの多忙が続きます。打ち合わせ、新年度のクラス分け、入学式準備、そして平行して今年度の要録などの資料作成、教室の整理、と続きます。異動で学校が変わる人は自分の荷物の整理もあります。
 一方、子ども達はクラスの1年をどのように終えたのでしょうか。多くの場合4月から進級の時、新しいクラス分けになります。それぞれ思い出のこもった終業式を迎えたことと思います。場合によっては引っ越しで友達とさよならの子もいるでしょう。寂しい気持ち、うれしい気持ち、いろいろ混じった複雑な思いが交錯する3月末です。それは同時に4月への期待へと変わる思い、でもあります。外は雪が屋根にうっすらと白くなっていますが、子ども達の心の中は期待のつぼみが大きくなっていると思います。それは一昨日までの登校時の子ども達の顔を見ても分かります。

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文集「山びこ学校」の中学、62年の歴史に幕

文集「山びこ学校」の中学、62年の歴史に幕 山形2009年3月22日
 戦後、山村の子供たちが生活記録をつづり、ベストセラーとなった文集「山びこ学校」で知られる山形県上山市の市立山元中学校が22日、閉校し、62年の歴史に幕を下ろした。近年は過疎、少子化が進み、今年の卒業生は3人だった。
 この日、「休校式」があり、卒業生、地区住人ら300人が出席。事実上、閉校した学校の思い出を語り合い、別れを惜しんだ。15日に卒業したばかりの田代耕大君(15)は「まだ実感はないけれど、母校がなくなるのは悲しい」。「山びこ学校」に「私たちが大きくなったとき」と題し、将来の農村の発展についてつづった横戸惣重さん(73)は「当時はこんな風になるとは思っていなかった。なんでこんなに寂しい地区になったのか。世の中が移り変わり、仕方がないのかもしれない」と寂しそうだった。
 「山びこ学校」は48年、同校に着任した青年教師、無着成恭さんと43人の教え子がつづった文集。51年に出版され、農村の子供たちが生活のありのままをつづり、「戦後民主主義教育」の実践と評価された。60年代前半、同校には150人を超える生徒がいたが、00年以降は、十数人から数人に減っていた。併設の小学校は05年度限りで閉校した。(高田正幸)
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 年配の方は「山びこ学校」と聞くと懐かしい思いをされるのではないでしょうか。私も生活綴方のすばらしさと大事さを実感したものでした。3人の卒業生に300人の地区住民が出席、当時綴った人が73才、当時は150人を超える生徒がいた、これらの数字はどれも驚きです。学校が消えることは地域が消えることです。人口が減って過疎化が進むのは、第一次産業が衰退するからです。この山元中学校の地域ももっと農林業が大切にされ、それらの仕事でこの地に住み続ける人が残っていれば閉校にはならなかったでしょう。

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昨日、学校の玄関にいていつもとは違う気配を感じました。

昨日、学校の玄関にいていつもとは違う気配を感じました。手に連絡袋を持っている子を何人も目にしたからです。それは友達のであったり、兄弟のであったりで、風邪の欠席の連絡が書かれていることはすぐ分かります。聞くと低学年の子のが多い、中には封筒を持っている子もいました。同じ風邪の連絡のようです。学校の玄関について以後入ってくる子達の中にも連絡袋を持った子がいつもと比べてその多さが異様です。後で1年生、2年生を主に今日明日学級閉鎖になったことを知りました。折しも今日は卒業式、6年生や高学年は大丈夫なのでしょうか。今まで寒い冬を乗り切ってきたのにここへ来て風邪(インフルエンザ)の流行とは皮肉です。9時前、ある幼稚園の前を通ったら、園児の送りの車で狭い玄関の道、渋滞です。送迎のバスもあるようですが、やはり親が我が子を乗せて来るのが多いのですね。周りを見ると子ども達もう下校です。卒業式にでない低中学年の子が帰るところです。朝の雨もやんで暖かな日になりました。明日は高校の合格発表、本当の春がやってきました。3月4月は子ども達にとって別れと希望の大きな節目の月です。

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岩手・麦生小中で最後の卒業式 町中で支えた

岩手・麦生小中で最後の卒業式 町中で支えた132年2009年3月15日
 岩手県久慈市侍浜町の麦生小中学校が今春、132年の歴史に幕を下ろす。小中あわせて1520人の卒業生を送り出してきた同校で14日、最後の卒業式があり、小学生2人と中学生2人が旅立った。
 会場には、同校に通う子のいない住民らもたくさん集まってくれた。雪かきや桜の木の剪定(せんてい)、学芸会に運動会。全校生徒わずか9人で、いつも地域住民に温かく支えられてきた。昨年5月の運動会はも、60~80代の地域の人たちも総参加し、リレーや玉入れなどで一緒に汗を流した。
 式では9人が一緒に「出発(たびだち)の詩(うた)」を披露。家族や先生、先輩・後輩、地域の人たちへの感謝を表現。小学6年の坂本香生さんと森岩遼さんは中学での抱負を語り、「最後までやり抜く力を思い出し、何にでも取り組みたい」「部活で目標をたてて続けたい」。中学3年の本波淳美さんと三上広平さんは「少ない人数での学校生活は、たくさんの価値観を与えてくれた。これからは僕が家族や地域を支えたい」などとスピーチした。
 会場で見守った舛森藤蔵さん(71)は「みんな立派になって、涙が出た。地域一丸となって学校をもり立ててきたので、閉校には寂しさを感じる」と話した。
 4月から、小学生3人は平山小で、麦生小を卒業した2人を含む中学生4人は夏井中か侍浜中で学ぶ。
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 この記事を見ると、学校は地域、村の希望の存在であることをしみじみ思います。子どもがいなくても学校は地域の貴重な存在です。地域に学校があることで高齢者も元気づくこともあります。数人の児童でも学校や分校存続は地域にとっても大事なことと思いました。

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性教育判決―創意つぶす「不当な支配」

性教育判決―創意つぶす「不当な支配」 教育は、不当な支配に服してはならない。
 教育基本法にこう、うたわれているのは「忠君愛国」でゆがめられた戦前の教育への反省からだ。その意味を改めてかみしめる司法判断が示された。
 東京都内の養護学校で、性教育を視察した都議3人が教員を非難した。教員らが起こした訴訟で東京地裁は、その内容が「不当な支配」にあたると認め、都とともに賠償を命じた。
 3都議は03年、都教育委員会職員らとともに学校を訪れた。性器がついた人形などの教材を見て、性教育の方法が不適切だと決めつけた。女性教員2人に高圧的な態度で「こういう教材を使うのはおかしいと思いませんか」「感覚が麻痺(まひ)している」と難じた。
 これは穏当な視察ではない。都議らは「政治的な主義、信条」にもとづいて学校教育に介入、干渉しようとした。教育の自主性を害する危険な行為で「不当な支配」にあたる。判決の言うところは、そういうことだ。
 きわめて妥当な判断である。教育に対する政治の介入への大きな警鐘といえる。都議らだけでなく、すべての政治家が教訓とすべきだ。
 傍観していた都教委の職員らについては、判決は「不当な支配」から教師を守る義務に反した、と指摘した。都教委が「学習指導要領に反する」として教諭らを厳重注意としたことも、「裁量権の乱用だ」と批判した。
 外部の不当な介入から教育の現場を守るべき教育委員会が、逆に介入の共犯だと指摘されたに等しい。
 知的障害をもつ子どもたちが、性犯罪の被害者にも加害者にもならないためにどうしたらいいか。現場の教員らは日々悩みながら工夫を重ねていた。やり玉にあげられた人形は、自分のからだの部位を把握することも難しい子どもたちに、わかりやすいようにと考えた末の結果だ。
 都教委自体、問題視される前はこの学校の教員を講師に招く研修会を共催していたほどだ。議会で追及された途端に手のひらを返すとはあきれる。
 都教委からの厳重注意の後、性教育への取り組みが各地で低調になるなど、現場への影響も小さくなかった。
 これだけでなく、日の丸・君が代をめぐる起立と斉唱を義務づけ、大量の教職員を処分してきた石原都政下の都教委では、現場の自主性を害するような政策が続いてきた。
 教育基本法は06年に改正された。「不当な支配に服することなく」の後の「国民全体に対し直接に責任を負う」というくだりが、「この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきもの」と変わった。
 行政の権限が強まった感は否めない。それだけに、管理強化で教育現場の萎縮(いしゅく)を招いてはならない。
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阿部内閣の時に教育基本法が改悪され、第10条の不当な支配条項が削除されました。国の権力を持って教育内容に関与してはいけないのは教育の原則です。たまたま学校に来てぱっとまわって性器がついた人形を見て過激だと言っても、どういう計画でどんな子どもと日々向き合い、学校の置かれた状況や指導理念がどうなっているのか、それらをふまえないと何も言及できないはずです。いばる、権力を笠に着るとはこんなことを言います。正しい性知識は子ども達にはほとんど与えられておらず、間違った興味本位のものが氾濫して多くの子どもが被害者になっています。今回の判決は妥当ですが、こと性教育にとどまらず、不当な支配そのものの問題性を広く知ってもらうことがより大切と見ました。

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小学校の飼育 獣医師が指導

小学校の飼育 獣医師が指導…消毒方法も万全
 「温かくて、めっちゃかわいい」。大阪府高槻市の市立若松小学校で、飼育当番の児童がチャボを抱き上げて歓声を上げた。水の交換や餌やりの前後に、消毒液入りの水で靴底をすすぎ、薬用せっけんで手を洗う。鳥インフルエンザ対策として、獣医師の指導で取り入れた消毒方法だ。
 地元の獣医師会では2002年度から、小学校の飼育相談を無料で行い、割安での診療にも応じている。同小では、3年生以上の児童全員が交代で鳥の世話をするなどして、命の尊さを学んできた。06年にメスのアイガモ「ガァちゃん」が高齢のために失明した際には、集めたアルミ缶を換金して小屋の設置費を工面した。体が弱ると仲間からいじめられるため、別に暮らす小屋が必要になったためだ。1年前、ガァちゃんが死んだ時は、児童たちが校内の小屋近くに埋葬した。岩崎律雄校長は「獣医師のサポートで必要以上に感染症を恐れずに済む」と話す。
 獣医師や教師でつくる全国学校飼育動物研究会によると、08年8月現在、25都道府県と15政令市、120市区町村で獣医師会と連携する体制にあるという。きっかけは、鳥インフルエンザ問題。飼育中の鳥類を処分するなど過剰反応が見られたため、安全で正しい飼育方法を普及させようと、手を結ぶようになった。
 群馬県教委は06年度から、学校単位で「学校獣医師」を指定。大阪府教委では、獣医師による出前講座に取り組んでいる。6日には大阪府和泉市の市立緑ヶ丘小に、北新秀一(きたしんひでかず)さん(40)ら獣医師4人がイヌを連れて訪問。児童らは聴診器を当ててイヌの心音に耳を澄ませ、目を輝かせた。北新さんは「君たちと同じように生きているよ」と語りかけた。同研究会の中川美穂子事務局長は「動物は子どもの心を豊かにする。学校は近くの獣医師に協力を求めて」と呼びかけている。(宮原洋)
(2009年3月13日  読売新聞)
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 これも妥当な取り組みだと思います。
今まで不思議と思ったことの一つが、動物、生き物に対する学校の関わり度です。これだけ家庭では犬、猫などの生き物が生き甲斐となり、家族同様に暮らしているのに、学校ではそれらを持ち込み禁止とか、学校で生き物を飼ってはいけません、というのが定説でした。依然、どこかの教室で山羊を飼っていて、すぐ横の外に小屋があるテレビを見たことがありましたが、こういう寛大な校長(学校)は今はありません。環境とか福祉とかを学校で考えさせることは華やかですが、この生き物について学ぶことは横に置かれています。鳥インフルエンザももちろん用心しなくてはいけませんが、学校にふれあえる生き物がいたらどれだけ元気になる子が増えるでしょう。そのためにも獣医との連携は歓迎です。

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女子中高生の6割「給付金に経済効果なし」

女子中高生の6割「給付金に経済効果なし」 親に取られる懸念も?
 18歳以下に2万円が支給される定額給付金について、女子中高生の6割が「経済効果なし」と考え、4人に1人が「親にあげる・とられる」と考えていることが11日、インターネット関連会社「ピーネスト」の調査で分かった。
 調査によると、「給付金で日本経済が豊かになるか」の質問に「とてもそう思う」「そう思う」と答えたのが女子高校生が11・8%、女子中学生が12・2%。逆に「あまりそう思わない」「全くそう思わない」はそれぞれ65・1%、63・8%に上り、定額給付金に否定的な意見が過半数を占めた。
 使い方については、支給が決定していなかった1月末時点の調査では「貯金する」が高校生36・3%、中学生29・0%と多数を占めていたが、支給が始まった後の今回の調査では「親にあげる・とられる」(高26・0%、中24・8%)が最も多くなり、「遊びに使う」(高17・0%、中20・7%)が2位に。逆に「貯金する」(高16・6%、中18・5%)の割合は半減して3位に後退するなど、漠然とした「貯金」という選択肢から、現実的な使い方へ回答が変化する傾向がみられた。
 また、今回の調査では「生活費の足しにする」(高11・3%、中7・9%)や、「学費の足しにする」(高8・1%、中6・8%)も4位、5位となっており、子供が親の厳しい経済状況を冷静に見ている状況もうかがわれた。
 調査は3月6~7日、携帯電話で同社サイトにアクセスし、女子中学生、女子高校生と申告した人を対象に行い各1001人から回答を得た。
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 定額給付金は子どもには2万円があたるとか。そうするとそのお金は本当はその子が使う、そのことで地域の経済が活況になるというのが趣旨ですが、そううまくは行かないようです。家計が大変です。教育費や子どもにかける費用は大変です。リストラで高校や大学に行けない子もいます。その補填に使う家庭もあると思います。そんな意味では、女子中高生の6割「給付金に経済効果なし」はあっているのかもしれません。親の生活の苦しさが子どもの学校の勉強にも押し寄せています。

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春が

登校の子達がなにやら楽しそうです。見るとバックのすみのポケットにツクシが入っていました。かわいいツクシが顔を見せています。今朝、ここへ来るときヒバリの鳴き声を聞いたと思いました。もう春です。先日の山登りで昼食の時まわってきて頂いたのがふきのとうの和え物でした。ほろ苦いあの春の味です。今日は高校入試、また学校では卒業式の練習も佳境のようです。いつの間にか春がきたのですね。あの可愛かった1年生達もそういえばどこかたくましさが見えています。どう見ても可愛い1年生より一回り大きくなっています。もう1年がたとうとしているのですね。学校では、新1年生のクラス分けに大忙しとか、着々と春の準備が進んでいます。あと3週間もすれば桜も開花する予報が出ています。ラジオでも花の名前を挙げて開花したという知らせが全国から寄せられています。暗いニュースが多い毎日ですが、春は確実に人の心を和ませ、期待を大きくしてくれます。

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全小中学生対象に村営の無料英会話教室

全小中学生対象に村営の無料英会話教室 和歌山・北山村2009年3月7日
 和歌山県北山村は、村内の全小中学生約30人を対象にした無料英会語教室を4月に開設する。学習塾がなく、外国人も住んでいない山村の子どもたちに国際感覚を身につけてもらうのが狙いだ。
 奈良、三重両県に挟まれた「飛び地」の村で人口510人。三重県熊野市の塾に通う子もおり、親から「村内に英語を学ぶところがほしい」との要望があったという。昨年4月に月2千円の授業料で村営英会話教室を始めたところ、小中学生の8割近くが利用する人気となり、全員対象の無料化に踏み切った。
 隣接する和歌山県新宮市で英会話を教えるアイルランド人を講師に招き、村民会館で週1回、放課後の50分間を利用する。講師は村内の小学校で英会話授業も受け持つ予定で、村はこれらの経費として09年度予算案に約240万円を盛り込んだ。村教委の担当者は「経済的余裕のない家庭の子にも勉強の機会を提供し、教育格差を解消したい」と話す。(渡辺秀行)
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 村営の無料英会話教室が妥当かどうかは別にして、こうしたことがすぐ可能になるところに心惹かれました。それは少ない児童数、少ない村の人口で現場や子どもや親の様子をじかにすぐつかむことができ、臨機応変の政策対応ができるからだと思います。つまり学校教育では小規模少人数の教育が効果的なことが多いとも思います。給食もその学校で作れば地産地消になるし、少人数学級も可能になります。それを過疎だといって学校を統廃合したり、大きな給食センターを作って何校もの給食を配送しているのは政策の逆行です。

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学童保育でけが、3割増

学童保育でけが、3割増 入所者増え過密化が原因か2009年3月8日
 共働き家庭の児童らが放課後を過ごす学童保育所で、子どもがけがをしたと市区町村に報告された件数は、07年度分で1万2832件に上った。国民生活センターの調査でわかった。初めて調べた06年度分と比べて3割増えた。
 増加理由について、センターは、入所者の増加で施設内の過密化が進んでいることを挙げている。また、子どもの人数が多い施設ほど、入院日数が長いなどの大きなけがが起きやすい傾向がみられたという。このため、指導員の適切な配置を提言している。
 センターは、08年8~9月に全1811市区町村を対象に報告件数を調査し、1133団体から回答を得た。
 けがのうち、骨折や脱臼などで入院したのは179件。うち死亡も1件あった。ただ、大半は遊具で遊んでいたり、ふざけていたりして打撲や切り傷などの小さなけがをするケースだという。けがをした児童の多くは低学年の男児だった。
 センターの渡辺多加子主任研究員は「適正な人数の見直しや施設の増設を進める必要がある」と話している。(上田学)
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 学校と同じように、児童数に見合った学童施設の広さと指導員の確保は緊急です。世の中が働かないと生きていけない深刻さ、それに伴って学童の必要性も高まっています。子ども集団は一定の広さで生活し遊ばないと落ち着きません。これは大人も同じだと思います。狭い部屋で子どもがぎゅうぎゅうではストレスがたまり、それが喧嘩の原因になることは学校での様子も見ていて分かることがありました。行政の援助が求められます。

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7割が無欠席で高校卒業

7割が無欠席で高校卒業 長崎・平戸、先輩の偉業に続き2009年3月2日
 長崎県平戸市の平戸高校では、卒業生86人のうち、7割近くの57人が3年間無欠席で1日、卒業した。入学直前の06年3月に巣立った当時の3年生91人が、最後の1年間を全員無欠席で過ごし、6割強が高校3年間を無欠席で卒業したことから、「先輩たちに負けるな」を合言葉に支え合ってきた。(吉田啓)
 3年の学年主任、池田祐三子教諭は、今春の卒業生が新入生として入学してきた06年4月に「先輩たちのように、みんなも休まずに学校にくれば良いことがあるよ」と話しかけた。生徒の約半数は卒業後の進路として就職を希望するが、無欠席の生徒は就職試験時に高い評価を受けるからだ。
 「高校全体が『学校は休まない』という雰囲気に包まれていた。同級生もみんな『僕たちもやってやろう』という気持ちになった」と、1日に卒業した川上栄作君は振り返る。
 前川美穂さんは、39度の熱が出ても登校した。「学校に行きたい気持ちが強かった」と話す。岩崎匡浩君は、毎朝8時前に登校していた。だが、昨年12月に盲腸を患った。「入院期間に休んだことが、高校生活で一番残念だった」と悔しがる。 なぜ、みんな、そんなに学校に行きたがったのだろうか。小学校から12年間の皆勤を達成した赤木千枝さんは「いじめなんかなくて、みんなで支え合っていた。友達に会いたくて、朝起きると登校するのが待ちきれなかった」と語った。休まず学校に通って得た「良いこと」とは、かけがえのない友情だった。
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 一昔は皆勤賞(皆出席)というのがありました。それをめあてに登校した子もいました。それ自体は立派なことですし、よっほどの事情がなければ休まなかった当時の意識も左右していたのでしょう。今は、いろんな要因、登校しずらい要因がはるかに多くなっています。それだけ登校するのは大変なことです。また、学校が楽しくない、友達が意地悪するなどがあるのに機械的に欠席しないのも不合理です。でも、平戸高校は先輩のからの伝統、友達の励ましがあったことと思います。勉強とは別の次元で誇っていいことと言えます。
 

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「総合学習」時間減少、現場から戸惑う声

「総合学習」時間減少、現場から戸惑う声 教研集会2009年3月2日
日教組の教育研究集会で3日間にわたって議論された総合学習の分科会=広島市
 全国の教員が日ごろの実践を発表する日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会が2月21~23日に広島市であった。分科会のテーマの一つが総合学習。11年度からの新しい学習指導要領で、小中学校の「総合的な学習の時間」は週3回から2回程度に減る。4月から前倒しで実施する学校もある。「時間が足りない」「内容の見直しが必要になる」。現場からはこんな声が上がった。
学ぶ内容変更も
 新潟県長岡市立川崎小の相澤勇弥教諭は、前年度まで勤務していた同市立山古志小で、4年生の総合学習の時間に「中山隧道(ずいどう)」を取り上げた。旧山古志村と隣村を結ぶトンネルで全長877メートル。手掘りでは日本一長いとされる。峠越えの苦労を解消するため、小松倉という地区の住民が1933年から16年かけ掘った。
 子どもたちは資料を読んだり体験者の話を聞いたりしてどんどん調べを進め、隧道に詳しくなる。ただ、その時代、その地区の人たちがすごかったという理解にとどまっている気がした。
 もっと身近に引きつけてとらえてもらおう。相澤教諭は、子どもたちに1枚の地図を見せた。山古志の各地区に残る手掘りトンネルの位置を示している。自分が住むそばにもトンネルがあったと知り、子どもたちは目を輝かせた。
 仮設住宅の雪下ろしをしたり、山に残された牛を助けたりと、地震に苦しみながらも負けない地域の人たちの写真も見せた。子どもたちは、隧道を掘った当時と同じたくましさが今の山古志の人たちにも残っていると気づいた。
 まとめにつくった劇では、最後に、子どもたち一人ずつの語りを入れた。「わたしたちも、隧道を掘っていた人たちや、お父さんやお母さんのようにがんばります」と締めくくった。
 相澤教諭は「総合学習には、子どもたちが考えたり、迷ったり、回り道したりというのを待つ時間が必要。回数が減ってしまうことで、それがなくなってしまうのでは」と心配する。
 北海道興部町立沙留中では、1年生が総合学習の時間に酪農と漁業を学ぶ。地元の産業の二つの柱だ。酪農家や漁協の協力もあり、子牛の世話やバター作り、底引き網漁、サケの加工などを体験して自分たちが住む地域のことを考える。
 担当の植野真樹教諭は「来年度から1年生だけ1時間減ることになった。全員が酪農と漁業の両方を学ぶという今のやり方は難しくなるかもしれない」と話す。
「教える側次第」
 香川県さぬき市立志度小末分校は全校児童14人。創立136年の歴史があるが、この春、本校に統合される。地元の人たちの要望もあり、最後となる今年度の総合学習の時間で、3、4年生は地域の歴史を調べた。
 テーマを決めるのは子どもたち。古い物を調べる4人のグループが見つけてきたのは、「天神さん」と呼ばれて子どもの遊び場にもなっている菅原神社だった。神社に上がる階段が鳥居に対し斜めにずれ、境内は円形の台地になっている。「古墳みたい」と、子どもたちは不思議に思った。
 実際に行ったり、地図を確認したりすると、神社の南東に約2キロの距離で弧を描くような川が見つかった。子どもたちは、古墳時代に行われた川の流れを変える治水工事の基点が神社だったという仮説を立て、正多角形を描く方法を利用した測量のやり方を考えた。分度器の代わりに使ったのではと銅鏡を調べたりして、学習はどんどん広がっていった。
 「こういうものが総合学習だと思っています」と言う担当の石原清貴教諭は、時間が減ることを必ずしも悲観はしていない。「すべての教科を総合学習にしていけばいい。そう教える側が思い切れば、十分できるはずです」と話す。(星賀亨弘)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 当初、総合が導入された時、低学年の生活科みたいだとか、何をしていいか分からないという見方もあったようです。そして学校行事の練習時間(卒業式や6年生を送る会など)に振り替えたこともあったと思います。でも、現場の教師の努力で素晴らしい実践があちこちで生まれました。地域を子どもと共に調べる、地域の人と交流を持つ学習は生きた学びになります。その総合がまた時間が減ります。ころころ変わる文科省行政は大変な罪悪ですが、それでも全国で地道な実践が日々行われています。

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環境モデル校返上 他校にクーラー「格差出る」

八幡市立男山第二中、環境モデル校返上 他校にクーラー「格差出る」 京都
 京都府八幡市は、環境省が地球温暖化対策の一環で進める「学校エコ改修事業」のモデル校に指定された市立男山第二中学校について、モデル校指定を返上することを決めた。他の中学校にクーラーを設置するため、エコ改修で得られる冷却効果だけでは夏場の学習環境に格差がつくと判断した。同省によると、全国18校のモデル校で同事業を中止するのは初めてという。
 同省によると、エコ改修は環境に配慮した設備整備を進め、環境教育を推進して二酸化炭素(CO2)の排出削減などをめざす3カ年事業。モデル校には毎年、1億円を上限に補助金が出る。05~08年度に18校を指定し、すでに改修が完了した学校もある。
 07年度に指定校となった同校は、校舎3棟のうち2棟のエコ改修を計画。校舎の外壁を二重にして壁の間に空気を循環させ、屋上に太陽光発電装置を設置することで、CO2の排出を抑制しながら教室内の気温を2~3度下げる構想だった。
 市は07~08年度に設計内容などを決め、早ければ10年秋の完成を見込んでいた。総事業費6億円のうち、設計費など4250万円をすでに支出している。
 しかし、同校が指定を受けた後、保護者らからの強い要望で市内の全市立中にクーラーを設置することが決定。このため市は、男山第二中がエコ改修を行っても、クーラーのある他校と学習環境に格差が出てしまうと判断。モデル校の返上を決めた。
 明田功市長は「教室にクーラーがあるのが当たり前の時代になった。環境教育はこれまで通り続けていく」と話す。ただ、環境省が支出済みの補助金の返還を市に求める可能性もあり、市と同省で折衝している。(伊藤武)
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 地球温暖化対策としての「学校エコ改修事業」というのは初めて知りました。上限で1億円の補助も。外壁を二重にして壁の間に空気を循環させるというのも。校舎の建設だけでも膨大なお金がかかるのに、こうした改修の費用を全国の学校に適用したらこれまた膨大な金額になります。非現実的だと思うのですが。そうした構想は進める必要はありますが、なんとも非現実的です。今、教室にもエアコンはあって当たり前の時代です。温暖化対策、エコ対策は進めるとしても、エアコン設置はと切り離して考えた方がいいと思います。環境省のこのモデル校の構想が何かおかしいのではと思いました。

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子どもを観る大切さ

 こうたろうは2年生、着替え、片付けに対してこうたろうがルーズになってきたのは1年生の後半くらいだったろうか。もちろん他の子も生活に慣れてきて億劫になっているのだが。こうたろうはどんな手も通用しないのだ。私が考えられるだけの方法をいろいろと試してみた。学校から帰ってくるとすぐに本棚前に直行して、本を読んでいるこうたろうは、おやつになっても着替え、片付けはおろか、最近はおやつさえ食べず本を読み続けている。声かけするが「う~ん」と言いながらも一向に動かない。はい終わりと読んでいる本を取り上げた。するとおやつの机の所には行かず、ロッカー前に行って着替えだし、おやつを食べずにまた本を読み出す。 そういえば最近こうたろうと遊んでいなかったなと思い、遊びに誘っておもいっきり遊んでみた。楽しい時ならいけるかもと、「これ終わったら着替えておやつにしよう」と声を掛けてみた。「うん、分かった」のとの笑顔にうれしくなるが、結局遊び終わるといつも通り本を読み始めてしまう。なーんでと私だけがイライラしていて、こうたろうは知らん顔。からかわれているだけなのかと思う。このことで大人の話を聞き入れず、反抗しているかのような態度のこうたろうが気になり、まずこうたろうを知ることから始めようと思った。
 最近、お迎えの時に母が「こうたろうまた着替えてないじ~」と困った顔をするようになった。「へへっ」と言うだけで動かない。母は「も~」と言いながら兄の方に「だい~帰ろ~」と言った。私は「お母さん待っとるよ」とこうたろうに言うが、「うん」と返事だけ。しつこく「準備せんが?」と声をかけると「だって名前呼ばれてないし」と言った。そういえば私がこうたろうに声をかける時は、決まって何かしてほしい時や、母のように「また着替えてない。片付けしていない。」そんなことばかりだった。気づくと本棚の前にいるこうたろえに「おかえり」の一言すらかけていなかった。心のどこかで、ここまでしているのになぜこんな反抗的なの? という思いがあったのだろう。こうたろうにすれば、わざと着替えてみたのだって、私を怒らせたかったのではなく、見てほしかったのではないか。観ているつもりで見ていただけだったのか。それからはこうたろうが帰ってきたら必ず「おかえり~」と声をかける。こうたろうは「ただいま」と言い、いつもの通りそのまま本棚へ直行し本を読む。そんな声かけから始まってしばらくたつと、すぐに本棚にはいかず「今日学校で、、、」と話をしてくれたり、「ちょっと音読聞いて」と隣で宿題をしてから本を読みに行くようになった。そんなある日、おやつ時間がせまってくるといつも通り気になってこうたろうを探すがいない。あれっ?と思っていると、着替えたこうたろうがおやつを配る準備をし、出しっぱなしのブロックを見て、「お~い、ブロックしたやつ片付けろ」と声をかけている。突然のことにびっくりしながらも見ていると、最後までおやつ配りをして、自分もおやつを食べている。着替え、片付けをしなかったのは、こうたろうの「気づいて」のサインだったのだろうと思う。「見る」ではなく「観る」ことをしていかなければいけないと、私はこうたろうに気づかされた。
これが報告の概要です。当初、何故指導員は着替え、片付け、おやつにこだわるのだろうと思いました。いろんな子がいるからおやつを食べなくても、また着替えをせずに本を読み始めてもそんなにこだわらなくてもいいのではと思いました。こうたろうは本が好きみたいだしハリーポッターなどを2年生ながら熱心に読んでいるようで、その内容を聞くと驚くくらい詳しく話し出すそうです。またリーダーの一面もあり、ものの見方もちゃんと出来ている。「だって名前呼ばれてないし」なんてみごとですね。でも今日の検討会でいくつか意見が出て、学童の規模、敷地面積に話が及びました。66人という児童数はこの施設ではぎゅうぎゅうのようです。肩をくっつけ合ってのおやつ、着替え、片付けだったらこうたろうのように億劫になったのかもしれません。仲間作りのためにも適正規模は必要です。こうたろうもそんなに目立つ子ではありませんが、こうした子もよく観ていこうとする指導員の姿勢にはいつも感心します。こうたろうにどんな指導をするか指導員での話し合いもいります。本が好きなこうたろうもいい所を持っていると思います。でもこの子も自分に目を向けてほしい、声かけしてほしいとの気持ちが感じられます。今までに検討してきた子の多くが心の中にこの気持ちを持っていることを改めて考えさせられましたが、これは贅沢なのか、あるいは甘えたい気持ちが満足できないのは我儘なのかふと思ってしまいました。そうではなくてどの子にも生きづらさがを抱えているからこそ、自分を肯定できるもの、自信などを指導員に求めているのではと思います。一見幸せそうな家庭でも親の言動から限りなく寂しさを覚えている子がいるのもびっくりですが、指導員はそのことにも気づき、よく観る大事さを改めてこの報告は教えているように思いました。

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